山形の森 保守醒論

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アドリブの利かないドジョウ倶楽部(野田佳彦)

2011-10-04 14:07:58 | Weblog
お笑いタレントのダチョウ倶楽部(上島竜兵)が、早速、野田首相の物まねを始めた。
トリオの掛合い、視聴者の反応を窺いながら笑いを誘う商売だから、シナリオを越えたアドリブ無しでは生対応できない。
とっさのギャグで切り替えできるかが、タレントとしての能力を問われるところでもある。
対して、ドジョウ倶楽部(野田佳彦)はアドリブの利かないイモ芸人のようだ。
片山善博前総務相は、(10.2)フジテレビ「新報道2001」で、野田佳彦首相の「財務省依存」の実態を“暴露”した。
片山は政府税制調査会の審議中、当時財務相だった野田ら政治家に対し、「もう(官僚の作文を)読むのを止めましょう。これだけ政治家が集まっているのだから議論しましょう。」と呼びかけたものの、改善されなかったという。 呆れた、民主党のペテン政治主導である。
なまじ「(官僚主導から)政治主導」などと、声高らかに叫ぶから余計に民主党の愚かさが見えてくる。
政治家が官僚に伍する見識と能力を持てれば、その結果として自ずと「政治家主導」になるもの。
結局、「政治(家)主導」が図れるかどうかは、政治家個々の器量能力の有る無しに掛かるものである。
数ヶ月前になるが、Y紙のH室長に会った折り、「K大臣は、役所から評判いいって言うじゃないですか」と問われ、「あなたも(霞ヶ関・永田町を)よく知っているでしょう。役所から評判いいって言われることは、役所の言いなりに出来る(手の内のお客さん)大臣って言うことでもあるんですよ。」と返した。
糸の切れた鳩、官僚を使えない菅、などは問題外であるのだが、官僚の作文(シナリオ)頼りでは、とても政治主導など覚束ない。
答弁書(プロンプターに)、頼ってしまうから、考えようともしなくなる。 ますますスパイラルに陥り、官僚に洗脳されてゆくことになる。
大臣に限らず、国会議員ともなれば、各方面からアンケート、質問、要望が数多く舞い込む。
返信が必要なものについては、それぞれ処理をするのだが、一応議員個人の考えを確認して回答するものもある。
政治理念、国家観、歴史観が日頃から確たるものを持ち合わせていれば、ことは容易だが、政党移動してカメレオンのように変わる政治家が多すぎるから厄介だ。
野田佳彦とてその類い、それが政治家の生残り処世術と考えれば、個別政策とて深入りせずに、頭カラッポで官僚任せがいいと思っているのだろう。
官僚からすれば(真っ当な政策)知見を表明できない政治家は、都合よいアヤツリ人形でしかない。ぶら下がり会見すら拒否し続ける、
アドリブの利かないドジョウ倶楽部(野田佳彦)。 想定外の質問に答えられない泥沼のドジュウ政権はダイコン役者揃いと言える。
公務員宿舎朝霞住宅(埼玉県朝霞市)にしても、仕分けで凍結、(震災復興の予算審議)代表選最中に解除発注、批判を受けて首相の現地視察で再び建設凍結、と財務省に操られた閣僚たちが、国民を前にして「子どもの使い」を演じている始末。
政治家としての矜持もなく、自浄能力も無い民主党お粗末政権の第3幕はただいま公演中。
あらゆる質問に「(官僚から)聞いてないよォ」「訴えてやる!」 と逃げるようでは国民の政治家たりえない。

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