キノコの先生といえば 小川真センセ 新刊出ました。
って、去年の8月に出版。で、出ましたではなくて、私メが読みました。
相変わらず、おっしゃることと行動が一致して ハンパないです。
日本の国土の森林面積が広く保たれているのは 戦後(現在もだけど)日本の木材を使わないで、輸入に頼ってきたから。 エネルギー源が薪炭から石油・石炭に変わったのもあるけど。
その分、木材を日本に輸出してきた国は森林面積が減っている。
地球温暖化の原因のCO2を減らすためにも 確実な手段としての植林は必要です。
もちろん もう日本には木を植える場所なんてありません。 大分だってないぞー
だから、日本が木材を輸入してはげ山にしてきた国に木を植えるのは当然。
と、当たり前のように書かれている。
で、センセは世界中の山を渡り歩く。ロシア、アマゾン、ボルネオ、中国、、、、
そこで、センセの専門 菌根菌と炭を駆使して。
アタシはキノコも森林も専門家ではないから 上手く説明できないのですが
(本を読んでくだされ)
現地にあった樹木でも 植えれば簡単に活着するわけではないのです。
とくにいっぺん はげ山になったり、一斉林にしたところは。
菌根菌と炭を使った方法は 自然の仕組みを上手く引き出した方法。
”ここ半世紀ほどの間に、化石燃料を使えば使うほど、人間が山野から離れれば離れるほど、森林化が進むのを目の当たりにしてきた。これこそ、人類が陥った「大いなる矛盾」
なのである。”
と、書かれています。世界の森林を見つめ、森林再生をされてきての言葉です。
世界の森林を見たり感じたりすることは無理にしても
身近な森林を 循環していく森林にしてみたいものだと思うのです。