森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

森林づくりボランティア支援センター通信 2月号

2012年01月30日 | 通信4コママンガ
大寒を過ぎまして 少しは寒さが緩んだか ということはなくて
又寒くなるらしいです。 


子どものころも 今も氷やつららは貴重品。 冷蔵庫に入れたりしたもんです。

昨日まで鹿児島に行っていました。 もう土手にはフキノトウがたくさん出てました。

アライグマ ミーティング

2012年01月26日 | 自然
大分県と大分市と環境省主催の
「アライグマ防除対策講習会及び生物多様性地域別ミーティング」に参加してきました。
    (なんて長いタイトルだ。)

もう、みんなで攻防戦をはらんと 大変なことになるゾ という話です。

アライグマがいると確認された場所が 黄緑色に塗られたところ。
福岡・佐賀・長崎は うようよおるらしい。 大分もセンサーカメラに写っています。

で、アライグマは ありとあらゆる困った事を引き起こすので問題になっているのです。
鹿の被害も問題になっているけど、鹿は希少野生動物を食べたり、住宅に住み着いて
柱を傷つけたりおしっこを引っかけたりしない。
畑の作物は食べ荒らすし、凶暴で人に噛みついたりもする。
で、日本には天敵がいないので どんどん増えているのです。

 そりゃあ連れて来たのは人間ですが

そこは 口をぬぐって  捕獲用の箱ワナです。
餌は キャラメルコーンとかふすま。 畑の野菜や果物はNGです。この味を覚えたら
困りますから。

で、檻の横にある箱が 「安楽死」用の道具。この中に箱ワナごと入れて
炭酸ガスで 窒息死させるのだそうです。 麻酔や注射は獣医さんしかできませんから。


自然を守ることの一つが 外来生物を捕まえて殺処分することなのです。
そのとおりで あります。

 鹿やイノシシを食べて生きてきております。
 殺すことを食べるからと言って、正当化しているのだろうか。
 鹿も安楽死させて欲しいとか思うのだろうか。
 鹿による森林・自然破壊はスゴイもんがありますから、
 今年の冬の様に寒波が強いと 昨年産まれた子鹿は冬を越せないだろうなあと
 思ってみたりもしています。

待ちぼうけ

2012年01月24日 | カエル
待っておりました。 去年からずっと、、。
やっと来てくれたのね。  ウレシイ。

アタシが掘った ちっこい水たまりに 卵が生まれています。

こっちにも! 下判田の里山には 11塊の産卵がありました。
全部 私が 土木工事をした池にです。
 ま、自然のままの池にしか産卵しないというような方ではないと知ってたけどね。
 来年は もっともっと池を掘ろうではないの。

んで、下判田がこの様子ですので 陣屋の村はもっとスゴイ

数えるのが大変なくらいあちこちに産んでます。
ここはまだ産卵中だったようで ヤマアカガエルたちがたくさん鳴いていました。
私がドスドス近づいたので皆鳴き止んでしまい、トポントポンと池の泥の中に
潜ってしまいました。

、、、へたりこんで待つこと 30分。

ぽこ ぽこ とヤマアカガエルが泥の中から顔を出してきました。

でもまだ鳴き始めません。  
お嫁さんを呼ぶんでしょ。 黙ってないで鳴きなさいよっ 待ちぼうけのままよっ

 と、ぶつぶつ つぶやいておりましたら、

言われてしまいました。
 
    「カメラを構えた変なおばさんが 帰るのを待っておる。」

ゲッチョ先生 講演会!

2012年01月22日 | 講演会
大分にあの「ゲッチョ先生」がやって来る! 
 呼んで下さったのは「児童文学と科学読み物の会」のみなさん 感謝!!

  ゲッチョ先生とは 「盛口 満 氏」 生き物に関する著作がたくさんあります。
 
  我々生き物大好き人間にとっては あこがれのヒト

会場は 高崎山自然動物園 おさる館
タイトルは「身近な自然の見つけ方・楽しみ方」 サブタイトルに行商博物館と
あるではありませんか。これは槍が降っても行かなくてはっ


そのとおり! 講演しながら 出るはでるは 次から次へと

  骨やら 種やら 剥製やら、、瞬く間に机の上はいっぱいです。

身近にいながら見ることのない動物の「頭蓋骨」やら「足の骨」。その骨の作りから見ていく動物の進化と分化。 

植物の話ではどんぐりや木の実の試食もありで、植物の子孫の残し方について。でっかいモダマのさやや種も見せてもらいました。 ほ、欲しい!

これは沖縄にある 種のあるバナナを切ったところ。オクラのようですが臭いはたしかに
バナナでした。子どもも大人も引きつけられっぱなしの2時間でした。

どうやったら 子ども達を引きつけることができるか というお話は
自然観察会を開催する私たちにも大切なこと。
いい勉強をさせてもらいました。

  ゲッチョ先生 ありがとうございます。  

    とっても気さくな先生で サインしてもらいました。へへ 

菌と世界の森林再生  -小川 真-

2012年01月19日 | 書籍紹介
キノコの先生といえば 小川真センセ  新刊出ました。

 って、去年の8月に出版。で、出ましたではなくて、私メが読みました。


相変わらず、おっしゃることと行動が一致して ハンパないです。

日本の国土の森林面積が広く保たれているのは 戦後(現在もだけど)日本の木材を使わないで、輸入に頼ってきたから。  エネルギー源が薪炭から石油・石炭に変わったのもあるけど。

その分、木材を日本に輸出してきた国は森林面積が減っている。
地球温暖化の原因のCO2を減らすためにも 確実な手段としての植林は必要です。

もちろん もう日本には木を植える場所なんてありません。  大分だってないぞー
だから、日本が木材を輸入してはげ山にしてきた国に木を植えるのは当然。

    と、当たり前のように書かれている。

で、センセは世界中の山を渡り歩く。ロシア、アマゾン、ボルネオ、中国、、、、
そこで、センセの専門 菌根菌と炭を駆使して。
アタシはキノコも森林も専門家ではないから 上手く説明できないのですが
(本を読んでくだされ)
現地にあった樹木でも 植えれば簡単に活着するわけではないのです。
とくにいっぺん はげ山になったり、一斉林にしたところは。
菌根菌と炭を使った方法は 自然の仕組みを上手く引き出した方法。

”ここ半世紀ほどの間に、化石燃料を使えば使うほど、人間が山野から離れれば離れるほど、森林化が進むのを目の当たりにしてきた。これこそ、人類が陥った「大いなる矛盾」
なのである。”
 と、書かれています。世界の森林を見つめ、森林再生をされてきての言葉です。

 世界の森林を見たり感じたりすることは無理にしても
 身近な森林を 循環していく森林にしてみたいものだと思うのです。