森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

春のさんぽ

2015年03月31日 | 自然
こう陽気のいい日だと てけてけうろつきます。
まずは 県民の森の オキナグサさんにご挨拶  はい こんにちわ

植えてある花ですが 好きなので 毎年咲いているか確認にきます。  よしっ 今年もOK
近くには そろそろオオキンケイギクの葉っぱが伸びて来ていますが 今回は見なかったことにして、、
次行こう!

ツクシショウジョウバカマ この花が咲いているところと

この花が咲いているところは 車で10分ほど離れています。同じ県民の森ですが 違う方のようです。
で、ここでおにぎりを食べて 一休み。

オオシマザクラの花でお花見。  白いサクラもいいですね。 ぼた餅の次は桜餅か。

で、またまた霊山まで。 でスゴイ ショックなことが、、。

アカガエルの新しい卵塊があるのです。 池にはかなり大きくなったオタマジャクシが泳いでいるというのに、、。
おまけに 石垣の穴から カエルの鳴き声が。 もう3月終わりですよ。 まだ産む気まんまんのようです。
ヤマアカとは少し鳴き方が違うので ニホンアカガエルかなあ。にしても、、。 あたしは県民の森でアマガエルの声を
聞いたというのに。

陣屋の村・下判田・県民の森のどこよりも早く 産卵が始まり 春になっても最後まで産卵のある霊山。  恐るべし。

陣屋の村 てふてふ

2015年03月28日 | 自然
久しぶりの陣屋の村です。 先週はお彼岸でぼた餅作って忙しかったのだ。32個も作ったよ。一人で全部食べて動けなくなっていたのではない。

入り口で向かえてくれたのは ハクモクレン でかいなあ 満開です。

小さな白い花  サツマイナモリもたくさん咲いています。

オオイタサンショウウオも幼生になって のんびりしています。

テングチョウも ゆったり 水を飲みにきたのかな

ルリタテハも 来ています
で、この方 羽を閉じると 忍者のように消えてしまいます

これ まん中にアップで写っているのですよ。足と目玉があるでしょう。 ほかにもいろんなチョウがいたけど ひらひらして撮れなかった。
アブやカゲロウ ハチ たくさんの昆虫 ほんとに皆な春で あーいそがしーと飛び回っているようです。
 あんたは 暇そうじゃなあ  なんの、やっと時間が取れたのだよ   でも忙しそうなみんなをのんびりカメラで撮るなんて 道楽もんじゃ

 でも ここでもやはり問題は起こっているのだ。

ヤブカンゾウ 葉っぱ食べられています。 シカですねえ。この場所は陣屋の村のほんの入り口なのでここまでうろうろしてるということです。

アオキの葉が食べられて 軸だけになっています。どんどん鹿に食べられている草木が見つかります。
陣屋の村は 生き物の種類の多い自然豊かなところです。鹿が入って来たのは 2年ほど前です。これからどうなるか 心配なところです。

通信 4月号 4コマ漫画

2015年03月25日 | 通信4コママンガ
ひさしぶり~  生きてますよ~

 で、もう月末の年度末じゃ 忙しいときほど山に行きたい ってんで4コマです。


そろそろタケノコの季節です。
竹ノコといえば ドングリ君 去年は イノシシうり坊に タケノコ掘りの指南を受けたのです。
で、今年も、、というところを うり坊のたっての頼みを引き受けました。

 野山にすむ動物たちは 除染された安全な食べ物は手に入りませんからねえ。

 ちょとずつ また原子炉を再稼働させる動きがあります。  反対ですよ!

モニ1000調査 下判田

2015年03月15日 | モニ1000
もう3月も半分過ぎて 普段の年なら モニ1000調査はそろそろ店じまいでありますが
今年は 毎週のように雨が降り そこそこ 池の水量も確保されていて なんとまだ産卵が終わらないのであります。

前回の観察会で えいと君が見つけてくれた場所の近くに新しい産卵がありました。  A-2地点です。
モニ1000調査では A地点:休耕田 B地点:水田の周り C地点:水路と3カ所の環境の違う場所で
調査しています。 A地点は広いので 3つに区切り 奥からじゅんに番号を振っています。
実は このA-2は調査開始から 一度も産卵のない場所でした。 イノシシが暴れ回ってそこそこ水たまりは
できていたのですが 今まで(6年前から)産卵はなかったところなのです。
今年3卵塊も産卵があり オオイタサンショウウオの産卵も見つかりました。
この下判田の里山の環境があまりかわらないこともありますが 産卵が増えるというのは うれしいものです。
調査しないと分からない。  そこのあなた 軽々しく 自然は滅びるばかり とは言わんでな。 
  各地で大変な思いをして 保全活動をしている人たちもいるのですよ。
ま ともかく (あんたは何をしてるのかと聞かれる前に話しを変えよう)
下判田名物(?)の 養蜂ですが

ミツバチの箱がなくなっていました。 置いてあった場所は菜の花が咲いています。 世界的にミツバチがいなくなっていますが
ここはどうなったんでしょうか?  箱が1個しかないので 引っ越しされたのかもしれません。
でも残念です。 ここの蜂蜜を使って作る カステラは特別美味しいと 思っていたのに。
B・C地点では 新しい産卵はありませんでした。

タネツケバナが咲いて

ムラサキケマンは 種を付けています。  「へびのかんざし」ですね。
で、一言

ムラサキケマンとヨモギの葉っぱはとても似ています。  ケマンのほうは毒ですが ヨモギは食用です。
草餅を作るときは要注意。 いっしょの場所に生えてます。
C地点では シーボルトさんが ぷかぷか

ミミズが水の中では生きられないというのは 嘘です。 元気にお食事(?)してました。

先が 丸くなっていて水底の何かをあさっているようです。  何食べてんのかなあ? 

ジゴクノカマノフタが少し開きかけています。 キランソウです。
来週は お彼岸ですねえ。  ぼた餅 作ろ~かな。

寄生蟲図鑑   ふしぎな世界の住人たち  監修目黒寄生虫館

2015年03月11日 | 書籍紹介
え~ 仕事もせず結婚もせずに親もとで暮らしている連中を パラサイト・シングル などと言ったりしますが
これは 本物のパラサイトの本です。
世界に一つしかない「寄生虫研究博物館」から出された本が面白くないはずはありません。

寄生虫といっても いろいろあらあ
扁形動物 狐についてるエキノコックスやなんか
線形動物 おなじみの回虫とかギョウ虫とか ハリガネムシ
節足動物 となると ノミとか 南京虫
あと 刺胞動物とか 原生動物 植物では冬虫夏草などなど

 なにより面白いのは 連中の生態です。

 どーしてこんな 生き方を選択したんだろう

私に身近な物は ハリガネムシとナンバンギセル  こういうのもこの本に掲載されていました。
で、不思議で面白い話も満載です。
もちろん 寄生虫に寄生する寄生虫もあり、 宿主を殺してしまう(共倒れですが)のもいたり
魯山人はフナやコイの刺身が好きで 寄生虫が引き起こした肝硬変でなくなったとか 昔コイのアライ食べたよなあ 大丈夫かな
愛犬家の西郷隆盛は犬の病気フィラリアが移って ○○が××したので馬に乗れず駕籠で移動したとか

この博物館には 藤田センセが大好きなサナダムシも展示してあるそうで これは見に行かなくっちゃ です。