森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

カタツムリハンドブック

2015年07月30日 | 書籍紹介
やっと やっと手元にきたぞ。 カタツムリの図鑑  なんせ発売日は7月27日 一昨日だもんね


で、やっとこ撮りためたカタツムリの写真が整理できるかと思ったら

 はっきり言って 余計分からなくなったぞ


まあこれはツクシマイマイとしよう
 がこれにそっくりなセトウチマイマイとどう区別するのだ

 カタツムリは地域性が強く 一山越えたら別のしとが住んでいるという世界なのだそうです。
 だったら九州にいるのは ツクシマイマイでいいのか でも九州にもセトウチマイマイがいるとのこと


このウンコタレは ツクシマイマイの線のないタイプとしてもいいのか?


これはとりあえず ニッポンマイマイ で いいのかな

この本のうれしいところは カタツムリがみんな生きている写真なのです。
つまり 角だして 足出して にゅうい~~んとしているところの写真なのだ。

私が今まで持っていたカタツムリの図鑑は 日本の貝類 の最後のほうに 「陸貝」として
貝殻のみの写真で とてもわかりにくかったのです。

でもこの本が手に入って 元気でました。 さあカタツムリを見に行こう!!

  北海道と沖縄・四国 九州にはいないカタツムリぎょうさんいる。 会いに行かなくっちゃ。

通信 8月号 4コママンガ

2015年07月27日 | 通信4コママンガ
台風12号は 熱帯低気圧に変身しました。 大分ではあまり被害が無くて 昨日も今日も
無事イベントが終わって 良かったです。

で、大分は梅雨が明けたんでしょうか? 夏? なのか
夏ならば そーめん ですな


そーめん流し いいですねえ。 ミニトマトとかいろいろ流してくれるところもあるそうです。

 どんぐり君が 流れてきたら   やっぱ箸でつまみ出し ですか?


上野のオオイタサンショウウオ

2015年07月22日 | 自然
以前お知らせした 大分市給水塔移転にかかる オオイタサンショウウオ生息地保護の続きです。
今日 雨のじゃんじゃん降る中 遺跡試掘のための試し堀りを行いました。

大分市からは 水道局・文化財保全課の方々  生物談話会の先生方 日本自然保護協会の足立さんほか 私ら
この道の上にある畑を試掘します。 

ここにいるかもしれないオオイタサンショウウオを殺さないように

重機(ユンボ)で薄く 表土を10cmぐらい押しやって その表土の中にオオイタサンショウウオがいないかクワでほぐします。

まあミミズがいっぱい。 でっかくて太いのも出てきて あわやオオイタサンショウウオと見間違うところ
ネズミも飛び出し バッタやらイナゴやらがばたばた飛んで 生き物の多いところだと感心


ミミズはきらいよぉ とおっしゃっていた文化財課のおねいさんたちも丁寧に土をほぐして探してくれました。

 残念ながらオオイタサンショウウオは見つかりませんでした。 安心というかまあソウかな という気持ち。たぶん畑の端っこにいると思うのです。

ユンボを動かしてくれた方はとても上手に表土をはがしてくれて さすがというかプロです。
文化財の方の丁寧な作業を オオイタサンショウウオも 見てて安心したんではないかと思いました。
このあと ここを掘って遺跡があるかどうかの調査が始まります。 何が出るかな。弥生時代とか。

試掘が終わって 調査も終わると 建物の工事が始まります。工事は図面ができた段階でまた検討してくださるそうです。
まだまだこれからですが 大分市のていねいな対応に安心をしています。
これもこの場所のそばに住んでいるIさんが頑張って動いていてくれてるからです。 ありがとうございます。

雨降り散歩

2015年07月21日 | 自然
雨が止まないけど お山に散歩

雨は山では 霧になっていました。霧の中では オタカラコウの黄色はとても目立ちます。

見慣れたクサフジさんもなんかいつもより綺麗
それからそろそろと思った来てみたら 

オオキツネノカミソリ 見頃です

この花のなかに 可愛い女の子のキツネがいるといいのになあ 待っていたけど来なかった

お山のチドリノキ

種ができると やっぱしあなたはカエデの人なんだなあ と納得。  葉っぱだけだとミズキに見えるわ。

でいつもの登山口

この茶色く枯れかかっているのは カラマツです。 いくら落葉針葉樹とはいえ今から落葉してたらあきません。

どんなモンでしょうと クワガタさんに聞いたら

温暖化か何やら知らんけど こっちだって見かけぬやからが増えてきて困っているのよ というような顔された。
クワもカブトも 日本の野山は日本産だけでいて欲しい。  もっとも よねえ。

きのこミュージアム  森と菌との関係から文化史・食毒まで    根田 仁 著

2015年07月20日 | 書籍紹介
梅雨明け宣言をしながら しれっと毎日雨が降っております。 こんな時にはキノコがいっぱい
で、キノコ 何でも本です。

文化史というか キノコが掲載されている昔の本は 薬用本、、なんとか カントかによく効くってねえ
図版も沢山ついてて 楽しいです。

でもやはり ここは 「第2室 きのこを見て森を知る」でしょう。(ミュージアムなので 展示室に分かれているのだ)
林の樹種によって 生えるキノコが違うのは当たり前ですが 樹林も樹齢によってもキノコが変わって来る
キノコがほんとに分かると 同時に森も分かるのだそうです。     
 
きのこがいると元気に育つ木(菌根菌)の代表 松。 昔(縄文時代)は松が使われていたような形跡が無かったらしい
江戸時代になり 薪炭林として使われてはげ山になった所に松が生えてきて 松茸が出て 食べられるようになったとか
今はもう松林が少なくなって 手入れもしないので また松茸が生えなくなった。  松茸食べてたのはここ2~3百年のこと。
 どうでもいいじゃんとか思うけど 日本の松茸輸入量はハンパネエらしい。

いや 生物循環の図とかで 草を虫が食べて虫を鳥が食べて 鳥を哺乳類が、、というあの図ですが
植物・樹木を分解するのは 菌類 きのこさん達です。もう植物の8割以上を引き受けてます。 
きのこが元気な森(こういう表現は不十分ですが) は いい森 と言えるのでは。

やはり森の勉強には キノコの勉強も必要です。まだまだ勉強がたりんなあ~、、。

でも、この本でちょっとショックだったのは 椎茸の栽培は大分んしが始めたと聞いていたのですが  、、大分んしは皆そういうちょる
伊豆の斉藤重蔵さんが全国各地に椎茸栽培を広めていて 最終的に竹田に住み着き 椎茸栽培でもうけ、使用人200人の御殿に住んでいたらしいのです。
昔は椎茸は高かったようです。

この本には料理法についても書かれていて 楽しいのです。
椎茸の軸を取って ひだに溶き卵を流して焼き上げる というのが美味しそうでした。今度やってみよう。

このほかの室 分類・名前についても 楽しめます。

で、最後に 第5室:毒か薬か?食べるな危険!! であります。マジックマッシュルームとかおるようです。祈祷をする人は食べたりしたようですが
副作用も身にかかってきます。

 ここはやっぱ 合法ハーブの 美味しいシソやミョウガを楽しみましょうね。