森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

高崎山 猿口調査開始

2010年11月29日 | 映画
今日から 高崎山のサルさんたちの 数を数えます。 サルの人口なので猿口調査
市民ボランティアと高崎山のスタッフ総出で行います。
10人ぐらいずつ 3班に分かれて

打ち合わせ。
それから お山に入って猿の通り道に並びます。
ボランティアの方でも 10年以上のベテランさんも何人もいらして
まあ 人と 猿の関係ですから、、 お互いお気に入りなんぞも出てきまして

B群のサヤカさんです。 不自由な前足で二匹の子育てを行った有名な方。
なんせ ファンクラブもある。 でファンクラブの代表の方が 調査の時ずっと
「さや~ さやちゃん、おいでー」と呼んでいたらホントに彼女のところに
来たんですね。覚えていたみたいでしばらく側にいました。

あ これ? これは調査中に撮った写真ではありません。
調査の時は キンチョー です。
最初の猿が 山から下りてきて 調査ラインを超える時って
ワクワク どきどきです。 あとはね だぁーーってサルが来たりしたら
もう ようわからんようになります。とにかくノートに書き込めです。

今日はTV局の取材カメラが隣にあって2人も人が来ていたので
私の調査ラインを通るのは 少なかったみたいです。
  でもぎょうさんサルさん、よってきました。カメラ珍しかったのでしょう。

で、本日は私 居残り当番でして、一通りサルが通過したあと
はぐれ組が 通るのを(通らないこともある)調べる係でした。

こういうところに 1時間も立っとくの。寒いし 誰もおらんし
結局 サルは通らなかったし  鼻水 ズルズルでしたわ。

 

高崎山 事件簿

2010年11月26日 | 自然
高崎山には1200匹ものおサルさんがいる。 毎日集まって来るんだもの
事件が起きない訳はない!


事件1,乳児誘拐未遂事件
 高崎山では サルの群れは B群、C群ふたつある。でも混ざっては生活しない。
 雄ザルが群れを変わることはあっても、メスや子どもは変わらない。
 特に まだおかあさんサルのお乳が必要な0歳児はほかの群れに混ざるということは
 死を意味する。

 毎朝、C群が寄場に来て、12時頃には芋をもらって山に帰る。12時からはB群がや ってきて夕方まで寄場にいる。

 この群れの入れ替わりの時は 賑やかしい。

 そのとき 事件は 起きた!!

 C群はみな山に帰ったのに C群のおちびちゃんが残っている。この子は今年産まれた
 0歳児。えらいこっちゃ B群の群れにC群の親が子どもを取り返しには来れません。

スタッフのおにいさんが 紙袋に さりげなく チビをいれて

猛ダッシュ です。 こざるを連れているのがばれたら 群れ全部がおそってきます。

幸いなことに この子は鳴き声を立てなかったので ほかのサルに気づかれずに
C群のいる山まで連れていって 母ザルに渡せたそうです。
にしてもこのおかあさん(キョーコと言う名前) 無責任すぎますぜ。
キョーコさんは高崎山一の放任主義の母と言われてます。 

事件2,老いらくの恋未遂事件
C群のボス(αオス) ゾロさん。 彼女いない歴 7年
彼女 欲しいっ

後ろにいるゾロさん 手前のメスに懸想をしています。
メス 分かってて 逃げない。
(普通は求愛のとき噛みつくので 逃げることが多い)

スキを見て エイッ!

でもこれは未遂に終わりました。 
このメスはなぜ逃げないかというと、自分をボスの彼女としてまわりにアピールしてるんですね。 
「あたしはファーストレディよ」
ってえと 群れの中でのメスの位置が 上がるんだそうです。そうなると餌のときでも
優位に立てます。
てきとうにボスをあしらって地位は頂く。 これだからオナゴは恐ろしい。

森林づくりボランティア支援センター通信 12月号

2010年11月25日 | 通信4コママンガ
森林づくりボランティア支援センター通信 12月号の 4コママンガです。

今年もついに あと一ヶ月。あれやら これやら やり残した事がこのひと月でできるのか、、、。

 無理やな。 繰越だ。


 そして 10年が経ち 縦に伸びなくなった人は横に広がり出し ツライなあ。

 木々はまだまだ成長し CO2を吸収し固定するのだ。エライなあ。

 黙って立っているだけのように見えても きちんと仕事している木々は見習わないと
 いかんです。

 次の日曜日は 木を植えます。鹿にやられたところの補植です。
 木がちゃんと仕事をできるように用意するのは 人間の仕事です。 はい

穴掘り

2010年11月24日 | 自然
昨日の勤労感謝の日は 穴掘り勤労してまいりました。
なんというか 下判田の里山の休耕田にクワ担いでいって こんなふうに

ぼこぼこと 数カ所に 穴掘り作業です。
ここは「里山モニ1000」でアカガエルの産卵を調査している場所です。
3年目にいたって 土砂が休耕田に入り込んで 産卵出来るような水たまりが
減ってきたため 今回の穴掘りとなりました。

 さあ 産んでくれるか? 地形の変化にはあまり動じないと思うけど、、?

 カエルのために 休み使って穴掘りとは、酔狂にもほどがあるって言われるむきもありましょうが、 酔狂は程ほどでないところがいいところ。 また掘りにいこっと。


で、この里山には 落ち葉を堆肥にする囲いがあったり、イノシシ避けのトタン板が張ってあったり、人が自然の中で暮らしている様子がたくさんあって楽しいのです。


近くに植えてあるビワに花が咲いて、なんともやさしいいい香りがしていました。

自然公園指導員

2010年11月22日 | 自然
自然公園指導員ってのが ありまして、国立やら国定の自然公園で何かあったら
お手伝いするボランティアのことです。

山岳関係の方は 山道を歩いて崩れたところや 壊れた看板(案内板)などなどの点検を行われています。

で、集まって研修会。 九重青少年の家でありまして 端くれなので出席。
最新のアライグマ情報というか チラシ

大分県のアライグマ確認地区マップって  ほとんどで確認されているではないですか
写真の でぶったお尻を見て下さい! 
大分市にも おるんですねえ。アタシの大事なカエルやらオオイタサンショウウオが好物だそうで、生態系に 多大なダメージを与えるのだ。
許せん!って悪いのはアライグマを輸入して商売して飼っていたのを捨てた人間ですが。

で、見かけたら 市町村役場に すぐ連絡してね。 
「できたら捕まえてねっ」と言いたいのですが けっこう凶暴なので無茶はせんでください。

それから 前からの懸念事項が2つほど 進展しました。

山にペットを連れてくる方向けの看板 できました。
まだ 数が少ないので 効き目がどのくらいかは これからです。
お山にペット(犬やら 猫やら ××やら)を 連れてこんでな。
つれて来て お山を汚さないで欲しい。 これは逆に書いた看板なのです。

で、もう一つ 

盗採防止のステッカー やっとできました。
車に張りました。 車が青なので 目立ちます。山に行くときゃあ必需品だぜ。
研修会に参加したメンバー にこにこして車に張って帰りました。

 知ってて盗採するヤツ 商売で採るヤツ それで生活してる訳じゃないんだから
 やめてくれんかなあ。
 このステッカーを貼った車がウロウロすることで 少しでも防げたらと思います。