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森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

オオイタサンショウウオ調査

2011年02月26日 | 自然
オオイタサンショウウオの調査をしました。
産卵数と成体の数を数えるだけの 簡単な調査です。

卵は2塊で 1個と数えます。1匹のメスが2塊産みます。

オスはメスが卵を産みに来るのを産卵場所で待っています。
ぎょうさん 彼女待ちのおとーさんオオイタサンショウウオが。
おとーさん、おなかのところがひだひだで、腹筋トレでもしているのでしょうか。
ちょっと目を離すとこれです。


成体は全部で51匹。そのうちメスが7匹でした。もう卵は産み終わって
お家に帰るのに 雨が降るのを待っているのかな。

メス(おかーさんたち)です。メスはえらも張ってないし、顔つきが優しいです。
で、色も全体的に明るい茶色です。

 先日オオイタサンショウウオの研究をされているO先生のお話を聞く機会がありましたが、そのとき先生は「サンショウウオの中でオオイタサンショウウオが一番可愛い」と
言われていました。全く 同感です。 両生類の図鑑を見てもそう思います。
 だから 図鑑の表紙はトウキョウサンショウウオではなくオオイタサンショウウオを!

 オオイタサンショウウオ やっぱ 可愛いにゃ

似てる?

2011年02月25日 | 自然
カニです。毛ガニです。見りゃ分かります。 いただきモンです。

カニと クモ 似てませんか? 似てるよねえ。 どちらも足が8本だし
でも 種では近くではないのです。 カブトガニとクモは近いそうですが、、。

先日 小学校の自然観察会で見つけたクモ。名前は分かりませんが桜の幹に
へばりついていました。
ケースに入れられて子ども達のあいだを一巡したので、ぐったりしています。

元の場所に戻しましたので ふーやれやれ状態です。

だんだんクモにもなれまして、カワイイなどと思うようになりました。
目が2つあって そのまわりに小さい目が 4つとか並んでいるのも 慣れました!

だから クモを見て 「あ オイシソ」とか思ってはイカンのです。
クモとカニは 似てはいません。

支援センター通信 3月号 マンガ

2011年02月23日 | 通信4コママンガ
2月は28日なので 通信原稿の締切がいつもより早く来てしまいました。
あたふたしています。  考えれば分かることなのに。


 パンダです。中国からのおあずかり物。
近頃の動物園は 動物の繁殖にも力をいれてます。特に絶滅危惧種とか。

 ヒトと違って寿命がつきるまで繁殖できることが多い野生動物は

  大変ですねえ。子育てしたくない なんて言ってられない  てか
  動物園では 言わせてもらえない。

 それとも 繁殖したくない遺伝子を持ち出したのは 
            ヒト科ホモサピエンスだけなのかしら

どわっち ヤマアカガエル

2011年02月21日 | 自然
一週間のご無沙汰でした ってな感じに陣屋の村にいきますと

 どわっち 産卵 もうごげ産んだら数えきらんが

この場所だけで 47塊 他の場所もたくさん産卵があり保護池でのトータル111
昨年の93より多いです。 まだまだ産みそうな気配なので、もっと増えそうです。
ヤブになっていた休耕田ですが、笹を刈ったり毎年セッセと湿地に戻しているので、だんだん産卵が増えているのでしょうか。
ただ残念なことに ここにオオイタサンショウウオの産卵はまだありません。昨年は19塊。川での産卵数も少なく、今年はどうなるのか予想がつきません。

川での産卵。先週サンショウウオ合戦があった溜まりには産卵がありませんでした。そしてアブラハヤの大群が、、。
                  川魚の甘露煮って うまいよなっ、、

で、下判田の方も

アカガエルの産卵数は増えてます。がここでもオオイタサンショウウオの産卵はなし。
アカガエル たぶん ニホンアカガエルだよなあ でも時期的には ヤマアカさんかな

ぶつぶついいながら歩いてますと

アホサギが  いやアオサギが 立っておりました。
あほなんか言ったらいけません。 気に入らなくても。この鳥もここ2~3年で見かけるようになった鳥です。立小野川はとても魚が多いので、魚を食べる鳥たちがたくさん住みついています。三面張りでなければもっと多くの生き物たちの住みかになるんだろうなあ
と思います。

本の紹介  ぼくの生物学講義 -人間を知る手がかり-

2011年02月18日 | 書籍紹介
本屋で見つけて、図書館で借りた本。 

 何冊の面白い本に出会えるか って 限られた人生を思うと
  無駄なく 面白い本を読みたいです。

ローレンツや ドーキンス(利己的な遺伝子)の動物行動学についての面白本をどんどん訳して日本に紹介して下さったので 大好きな 日高敏隆氏。
残念ながら 去年お亡くなりになった。 のに 氏の新刊本が次々に出版される。

まあそれはともかく この本は生前の最後の講義をテープ起こししてまとめたものです。


 生物学に興味の無いヒトでも 人に興味のある方ならお勧めです。
 生物学から人間社会を見たら どうなるのか というような話もあります。

 特に「結婚とはなにか」には思わず 膝をたたいて そうだったのか と納得

 ここに要点を書くと うら若い乙女のひんしゅくを買いそうだにゃ。
 このブログは うら若い乙女などは 読んではおらんのだと思うけど。

 日高氏は 人はイリュージョンなしには物を見ることができないとおっしゃる。

 私も 思い込みの無い人間など いないと思う。