野鳥の会のEさんから モズは他の鳥の鳴きまねをすると聞いた なんでだろ?
てなことで 読んでみたこの本が とても面白かった。
鳥の声には さえずりと地なきがあって さえずりは 縄張り宣言やメスを呼ぶ声とされているとか
な~んて一言では言えないオモシロが詰まっています
高らかに歌うさえずりのあとにつける小声のぐちゅぐちゅ 夜明け前の大合唱
主にクロツグミの 調査をもとに 分析がされている
そうなんだー さえずりのバリエーションをたくさん持っているオスがモテルわけではない
そうなんだー2 結構メスも浮気して 同じ巣の中の卵のお父さんが違う事もあるのだ
そうなんだー3! メスが抱卵を始めたらメスは浮気しないので オスは遠くに行って独身オスのふりをしてさえずりを始めるのだ
一夫多妻で頑張るオス メスにばれるとメス同士がすごいバトルをはじめる とか
で著者の さえずりの録音 分析がスバラシイ。 さえずりの最初を聞いただけで個体識別できる とか もスゴイのだ
さえずりのパターンの地域性と時代性もあるそうで
私は 鳥のさえずりがなんとなくしか分からない ので もっとわかっていたらこの本が10倍くらい面白かったであろうと
悔やまれます。
口絵の写真はどれも嘴を 思い切り大きく開けてさえずっている鳥たちで いいなあと思います。