森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

歌う鳥のキモチ  石塚徹 著

2020年01月29日 | 書籍紹介

野鳥の会のEさんから モズは他の鳥の鳴きまねをすると聞いた なんでだろ?

てなことで 読んでみたこの本が とても面白かった。

鳥の声には さえずりと地なきがあって さえずりは 縄張り宣言やメスを呼ぶ声とされているとか

な~んて一言では言えないオモシロが詰まっています

高らかに歌うさえずりのあとにつける小声のぐちゅぐちゅ 夜明け前の大合唱

主にクロツグミの 調査をもとに 分析がされている

そうなんだー  さえずりのバリエーションをたくさん持っているオスがモテルわけではない

そうなんだー2 結構メスも浮気して 同じ巣の中の卵のお父さんが違う事もあるのだ

そうなんだー3! メスが抱卵を始めたらメスは浮気しないので オスは遠くに行って独身オスのふりをしてさえずりを始めるのだ

一夫多妻で頑張るオス メスにばれるとメス同士がすごいバトルをはじめる とか

で著者の さえずりの録音 分析がスバラシイ。 さえずりの最初を聞いただけで個体識別できる とか もスゴイのだ

さえずりのパターンの地域性と時代性もあるそうで 

私は 鳥のさえずりがなんとなくしか分からない ので もっとわかっていたらこの本が10倍くらい面白かったであろうと

悔やまれます。

口絵の写真はどれも嘴を 思い切り大きく開けてさえずっている鳥たちで いいなあと思います。


自然観察指導員全国大会 2020大阪

2020年01月27日 | 自然

大阪で開催された第9回自然観察指導員全国大会に フェリーに乗っておっちら出かけてきました。

自然体験のトランスフォーマティブ チェンジ とか いわれても、、

でも中身はとても楽しくて 面白かったです

こんな事もやっちゃいます。(事例報告より) お米とか野菜とか作って お肉はシシ肉

で、香辛料が 思ってたんと違う! スタートした時点で栽培が間に合わなかった  とか

塩も 海水煮詰めて作って これはきっとおいしいと思います

で、次の日は参加者の寸劇付きの発表

真ん中にぶっ倒れている人は 粘菌(変形菌)の役をしています。ので少しずつ動くのだ

会場は 大阪市立自然史博物館 帰りのフェリーの時間まで しっかり遊んできました

入口には クジラの骨格標本が下がってます

標本の前で

小学生らしい男子が 真剣にメモってました。一人で来ているようで おばさん感激してウルウルでした

これは 貝塚からでてきた 貝殻や骨を解析して、何の骨か分かりやすく置いてあります。

お肉はシカ、イノシシ、イヌ  クマもいる。 大阪にクマもいたのね

で、この写真には写ってないけど カタツムリやキセルガイもあって なんでも食べていたのね~

きっとカエルも食べてたんだろうなあ 骨が残ってないだけで  おっきな骨にはカットマークもついていました

お土産物屋さんにいって ヤモリのぬいぐるみを買おうと思ったのだけど 指が4本なので買いませんでした。

しっかり お店の人には言いましたけど、、 ちがっちょんよって

 

 

 

 

 


観察会の下見とモニ1000調査

2020年01月24日 | 自然

田尻小学校の3年生の自然観察会の下見に行きました。

冬だし 面白いものは少ないかなあと思っても 9人で歩けば何やら見つかるものです。

キムラグモさんは いつもと違う場所にも おうちがありました。

もう蕾を用意している ショウジョウバカマ

これはムラサキケマンの葉っぱですが 水滴をつけて(出して) ずいぶんとおめかししていました

そばのヨモギに アンタたちこんなことできんやろ と言ったとか

ここにも気忙しいアザミが 咲いていました。 

この時期は花たちは葉を地面にぺったりとつけており ロゼッタと言って説明するんですがねえ~

回りのほとんどのアザミはロゼッタ状でしたので 少数派です。

下見が終わったらそのまま下判田にカエル調査  月曜日・水曜日と雨が降ったので楽しみです

ありました  A地点も C地点も 新しい卵塊が 4つづつ  オオイタサンショウウオは見つからず

里山をどかどか長靴で歩いていると

椿の花に たくさんのミツバチ  この中に3匹はいってます 花の少ない時期なので 貴重な蜜源です。

ガビチョウやらヒヨドリやら賑やかな里山を 長靴でどかどか歩いて帰りました。

帰り道で見つけた 終わりがけのキノコ  なんかこう疲れたようなだれた感じが 帰り道にぴったりでした。


どんぐり君 No161

2020年01月22日 | 通信4コママンガ

今年は暖冬みたいで 雪降らないですねえ~ 今日も雨です。

温い冬とはいえ あったかいのは嬉しい のでランキングです。

たき火の跡の灰の上は ほんわり おすすめです。

が、残り火でやけどをしたり 長靴から変な匂いとケムリが出たりという

困難に耐える必要があります。

昔母の実家におくどさんがあるころ 朝かまどに火をつけようとしたら 猫が飛び出してきて驚いたことがあります。

ねこさんの寝床でもあったようです。

余談ですが 亀を飼っていたころ こたつはカメタロウのお気に入りでした。 

こたつに足を入れると 固くて冷たいカメタロウに足が触って ひゃっとしてました。


下判田里山観察会 新年会

2020年01月21日 | 自然観察会

下判田里山観察会 1月は 焼き芋焼いて新年会です。

用意していた枯れ木に 点火  あんまりこんなの見ないので 子どもたちはガン見

火の番はおじさんに頼んで  観察会開始

おっと その前に 消火用に用意したバケツに張った氷をチェック  

この後どうしたかというと 氷は細かく割られて 焚火の中に投げ込まれました  やっぱしね

ハゼの実をメジロが食べに来ています  負けずにネズミの小判 たくさん拾いました

そろそろお芋も焼けたころ

風もなく暖かい一日で ゆったり まったり 焼き芋 お餅 パン おにぎり 持ちよりのおご馳走たくさんたべて

ここではなぜか イワシの干物を焼いて食べるのが 男の子に人気です 七輪の前で手慣れた手つきでイワシを焼いてます

そんなにはよから オヤジ化しなくても、、  でも七輪というか炭で焼いたイワシはとても美味しいです

このあと モニ1000の調査に行きました。 雨が降らないので新しい産卵はありませんでした。

立小野川には イソシギや カルガモ

スズメのなる木もありまして   またスズメです 好きなんだな

今回もオオイタサンショウウオの産卵がありません 陣屋の村や霊山ではあるので もう少し待ってみましょう

気ぜわなゲンゲが 3輪ほど咲いていました