森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

アライグマ ミーティング

2012年01月26日 | 自然
大分県と大分市と環境省主催の
「アライグマ防除対策講習会及び生物多様性地域別ミーティング」に参加してきました。
    (なんて長いタイトルだ。)

もう、みんなで攻防戦をはらんと 大変なことになるゾ という話です。

アライグマがいると確認された場所が 黄緑色に塗られたところ。
福岡・佐賀・長崎は うようよおるらしい。 大分もセンサーカメラに写っています。

で、アライグマは ありとあらゆる困った事を引き起こすので問題になっているのです。
鹿の被害も問題になっているけど、鹿は希少野生動物を食べたり、住宅に住み着いて
柱を傷つけたりおしっこを引っかけたりしない。
畑の作物は食べ荒らすし、凶暴で人に噛みついたりもする。
で、日本には天敵がいないので どんどん増えているのです。

 そりゃあ連れて来たのは人間ですが

そこは 口をぬぐって  捕獲用の箱ワナです。
餌は キャラメルコーンとかふすま。 畑の野菜や果物はNGです。この味を覚えたら
困りますから。

で、檻の横にある箱が 「安楽死」用の道具。この中に箱ワナごと入れて
炭酸ガスで 窒息死させるのだそうです。 麻酔や注射は獣医さんしかできませんから。


自然を守ることの一つが 外来生物を捕まえて殺処分することなのです。
そのとおりで あります。

 鹿やイノシシを食べて生きてきております。
 殺すことを食べるからと言って、正当化しているのだろうか。
 鹿も安楽死させて欲しいとか思うのだろうか。
 鹿による森林・自然破壊はスゴイもんがありますから、
 今年の冬の様に寒波が強いと 昨年産まれた子鹿は冬を越せないだろうなあと
 思ってみたりもしています。