森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

予習をして映画を見る ハンナ・アーレント 

2014年02月28日 | 映画
学校に通ってる頃は 予習という言葉を知らなかった。
今はしってますよ。 遠くのお山に行くときは どういう動植物があるか予習しますもん。
で、映画を見るのにも 初めて予習をしました。

ハンナ・アーレント
図書館に行くと彼女の本(著作や彼女について書かれたもの)はたくさんあるのですが
最後まで読めそうな イラストが半分の簡単なもの

これが やっと。 あとのはなんやら難しそうで、厚くて足の上に落としたらアザができそうに重い。
で、とにかく 読み終わった頃に 映画が上映されました。
ハンナさんは政治哲学者。そしてユダヤ人でナチスによって収容所に入っていたこともある人。
彼女がアイヒマンの裁判について傍聴し 論文を書いたことから話が始まる。

きっつい話です。その立場でその理論を立てていくのか。すごいなあと思う。
誤解されて誹謗中傷されても平気だけど 大事な友人を失うのは辛い、けど やめない。

映画の画面は 地味です。議論の場面が多くて、あとは彼女がたばこをふかしているか手筆してる場面。
予習(?)のおかげで 彼女の哲学を少しかじっていたので、話について行くことができました。
そしてハイデッガーとの関係とかもっとあっても良かったのにとも思いました。

ハンナはかっこいいです。戦うときは一人です。涙出ました。

でも一言、ちょっとタバコ吸い過ぎよ。お肌に悪いですよ。