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芦屋川のサギ


 先日の日曜日、お天気がいいので、芦屋川の河口あたりを散歩した。このあたりは、けっこう野鳥がいる。カモ、カモメ、ウ、サギ、セキレイといった連中が常連さんである。
 セキレイは小鳥ながら両足を交互に動かして歩く。小鳥にはスズメのように両足をそろえてピョンピョン跳んで歩くものが多いが、セキレイはハトのように首を振りながら歩く。そのようすがかわいい。
 カモはガーガーとそのへんを泳ぎまわって、鳥の中の庶民という感じ。カモメは頭がよく根性悪。カラスはゲンが悪いとあまり好かれてないが、カモメは「カモメの水兵さん」なんて親しまれているが、ほんとうはカモメの方がワルイのかもしれない。カラスは黒、カモメは白。カモメは色で得をしている。
 サギはじっとたたずんで水中の魚を狙っている。このサギの漁をじゃましてるのがカモ。サギの目の前を泳ぎ回って、ウワウワとさわぐ。
 ところで、サギだが、白サギはよく見かけるが、写真のサギはアオサギではないだろうか。サギというと、上方落語で「鷺とり」という演目がある。
 サギに「サギ」と呼びかける。サギは「おや。ぼくを呼んでるな」と思う。ちょっと近づいて、さきより小さな声で「サギ」という。サギは「おや、遠ざかっているな」と思う。さらに近づいて、より小さな声で「サギ」「おや、だいぶん遠くへ行ったな」すぐそこまで来て、うんと小さな声で「サギ」向こうへ行ってしまった。と、安心させてサギを捕まえる。うん、こんどやってみよう。
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