東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

脇坂俊夫先生退任記念講演会

2017-03-22 04:32:17 | 文化・スポーツ
 3月20日(月)、昨日に続き、春晴れの過ごしやすい一日でしたね。
 西脇郷土資料館に長らく勤められ、3月末をもって退任される脇坂俊夫先生の退任記念講演会が行われました。



脇坂先生は、昭和6年に西脇市明楽寺町でお生まれになられました。神戸大学教育学部を卒業され、多可郡内の中学校社会科教師として活躍されました。平成3年3月末、八千代中学校校長を最後に退職され、翌月から、西脇市郷土資料館に勤められ始めました。西脇郷土資料館を、今月末で26年間もお世話になったことになります。



 脇坂先生は、資料館の定期的な特別展の開催、古文書講座の主催、資料館誌『童子山』の発行、西脇市内の古文書の解読など、熱心に取り組まれてきました。飾らない性格で、学究肌の先生でした。
私は、大学の卒業論文を書くときからお世話になりました。加古川筋一揆の古文書の解読でした。その後、同じ中学社会科教師としても、仲良くしていただきました。
 『西脇地方ゆかりの人びと』と出された記念講演は、脇坂先生らしい資料を駆使した講演でした。26ページにわたる資料をもとに、詳しく説明されました。多可郡における農関余業として発展した「杉原紙と谷紙」「高瀬舟」「大屋炭」「凍蒟蒻」「凍豆腐」「大屋博多」「釣り針」など。播州織創始者の飛田安兵衛については、記念碑や資料をもとにさらに詳しく解読されました。また、夏目漱石と親交のあった比延庄村村長の森元成氏についても、脇坂先生の調査によって明らかにされていました。最後に、織物音頭や西脇音頭を作詞された藤原象二氏について話されました。本当に詳しい調査報告を聞いているようでした。終了時間の3時を少しオーバーされましたが、脇坂先生の熱心な話しぶりに引き込まれていきました。



 脇坂俊夫先生、長年のお勤め本当にご苦労様でした。これからも、健康には十分気を付けられ、西脇市・多可郡の郷土史の発展のために頑張っていただきたいと願っています。ありがとうございました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『音声表現フェスタ』 | トップ | 西脇市民音楽祭 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

文化・スポーツ」カテゴリの最新記事