西脇市岡之山美術館では、アトリエシリーズとして西脇市美術協会の各部会展を開催されています。第6弾は、彫塑・工芸の部の皆さんの登場です。
西脇市美術協会彫塑・工芸部の皆さんの作品は、これまでも度々鑑賞させていただいていますが、今回の作品展は特にレベルが高いと感じました。
アトリエに入ると、私の目は、仲田軍兵さんの『明日が見えないと次世代が育たない』に引き込まれました。菰(袋)から手を伸ばして出ようとして出れない子ども2人を表現されていました。それは、日本の若者、西脇市の若者の今の姿を現しているように思えてなりませんでした。じっと考え込まされました。
荻野和彦さんの彫塑『風を歩けば』は、大変存在感がありました。ただ、私は、荻野さんの奥様を現した彫塑『SUMIKO』に、心が惹かれました。私も知っている亡き奥様の在りし日の笑顔を、見事に表現されていました。
藤井敦子さんの『赤い花』は、藤井さんが追い求める七宝焼きの新しい境地を感じさせるものでした。荻野かおるさんの七宝焼き『むかし むかし』『日本の美』は、かぐや姫や日本の美しさを見事に表現されていました。
石井宏志さんの陶芸『満天』は、三角錐の斜面に星空を表していました。見事でした。4枚の陶板も、一連の作品のように感じました。
岡井光代さんの工芸作品『パリのゼリー屋さん』『あのネ!』は、布をこよなく愛する岡井さんならではの作品だと感じました。
土本周平さんの赤ん坊を表した彫塑『朔』と考え込む老婦人を表した彫塑『問いとコタエ』は、対比的に感じました。
戸田光子さんの『雫』は、戸田さんの表現力の豊かさに驚かされました。戸田さんは、現在作品づくりに精を出されていると聞きました。次の作品も楽しみにしています。
見応えのあるアトリエシリーズ展でした。開催期間は、7月18日~8月5日です。一人でも多くの方に見ていただきたいと、心から思いました。
西脇市美術協会彫塑・工芸部の皆さんの作品は、これまでも度々鑑賞させていただいていますが、今回の作品展は特にレベルが高いと感じました。
アトリエに入ると、私の目は、仲田軍兵さんの『明日が見えないと次世代が育たない』に引き込まれました。菰(袋)から手を伸ばして出ようとして出れない子ども2人を表現されていました。それは、日本の若者、西脇市の若者の今の姿を現しているように思えてなりませんでした。じっと考え込まされました。
荻野和彦さんの彫塑『風を歩けば』は、大変存在感がありました。ただ、私は、荻野さんの奥様を現した彫塑『SUMIKO』に、心が惹かれました。私も知っている亡き奥様の在りし日の笑顔を、見事に表現されていました。
藤井敦子さんの『赤い花』は、藤井さんが追い求める七宝焼きの新しい境地を感じさせるものでした。荻野かおるさんの七宝焼き『むかし むかし』『日本の美』は、かぐや姫や日本の美しさを見事に表現されていました。
石井宏志さんの陶芸『満天』は、三角錐の斜面に星空を表していました。見事でした。4枚の陶板も、一連の作品のように感じました。
岡井光代さんの工芸作品『パリのゼリー屋さん』『あのネ!』は、布をこよなく愛する岡井さんならではの作品だと感じました。
土本周平さんの赤ん坊を表した彫塑『朔』と考え込む老婦人を表した彫塑『問いとコタエ』は、対比的に感じました。
戸田光子さんの『雫』は、戸田さんの表現力の豊かさに驚かされました。戸田さんは、現在作品づくりに精を出されていると聞きました。次の作品も楽しみにしています。
見応えのあるアトリエシリーズ展でした。開催期間は、7月18日~8月5日です。一人でも多くの方に見ていただきたいと、心から思いました。