11月25日(土)の夜、元NHKアナウンサー村上信夫さんによる『嬉しいことばが地域を変える』講演会がみらいえで行われました。
村上信夫さんは、「竹内日出男さんを偲ぶ会」で初めてお会いしましたが、ぜひお話を聴きたいと願っていましたので楽しみに行ってきました。
村上さんは、丹波市の実家へ月1回は帰省されているようで、丹波・東京・大阪などで「ことば磨き塾」を主宰されています。西脇市出身の元NHKプロデューサー竹内日出男さんと親戚になられるそうです。
村上さんは講演の最初に、サブタイトルである「人を元気にする講演会」にかんして、元々人には元気が備わっており、元気を使えば使うほど元気になると話されました。「食べたものが身体を作る」「聴いた言葉が心を作る」「発した言葉が未来を作る」ということを参加者とトークしながら、分かりやすく話してくれました。意識して嬉しい言葉を口にすることが大切で、相手に伝える努力をすることが大切だとも話されました。
村上さんは、今、日本語が揺らいでいると危機感を持たれており、子どもや若者に素晴らしい日本語で話しかけ伝える努力をすることが大切だと力説されました。国語を忘れた民族は滅ぶ。その中で、今忘れられようとしている言葉として、「おかげさま」「いただきます」「ありがとう」の3語について、詳しく話してくださいました。何回も話していかないと伝わらないことを、ご自身のお父様の言葉を通じて話されました。
まず、自分自身が変わることが、地域を変えることにつながると話されたことが特に印象に残っています。参加者の皆さんも、満足された講演会だったと思います。また、村上さんの話を聴きたいと願っています。