先日、絵本作家の中野真典さんの親戚の方から、新しく発刊された絵本『どもるどだっく』を見せていただきました。
絵本『どもるどだっく』は、料理家でもある高山なおみさんの自伝的絵本で、4歳のなみちゃんのお話に、中野真典さんが絵を描かれています。
『どもるどだっく』は、ディズニー映画の『ドナルドダック』から取ったもので、高山さんが幼少の頃、言葉が遅く、3歳頃しゃべり始めたときにどもっていたため、お姉さんから『どもるどだっく』とあだ名で呼ばれていたそうです。お母さんは、「この子は言語障害でね。だから感受性が強いのよ。」と、きっぱりと話されていたそうです。そのため、高山さんは、全然傷つかずに成長されたようです。
高山さんは、大好きなものと一体になりたいという想いが強くあったそうです。「なんでもなめて、においをかいで、からだじゅうでたしかめた」高山さんの世界と一つになりたいという欲求は、食べることにつながり、料理の原点でもありそうです。そして、絵本『どもるどだっく』を通して、心細いことがいっぱいある小さな人たちに、「みんなと同じようにできなくても、大丈夫だよ。」と言ってあげたいと述べられていました。
絵本『どもるどだっく』の表紙は、裏面にまで続く1枚の絵で構成されています。白いパンツだけの女の子が、草花の中で四つん這いになっています。眼のしっかりとした印象的な女の子が描かれています。
表紙をめくると、「かぜがふいて このはがゆれると、おおきいわたしが ゆれる。ちいさいわたしも ゆれる。ちいさいころ、わたしは どもるどだっくとよばれていました。」
絵本の最初は、鼻から上の顔が大きく描かれ、「わたし えもじも おねえちゃんみたいに じょうずにかけないよ うまくしゃべれないよ」と書き出されています。次のページは、「はなのしんをすうとあまい かむとちゃいろいあじ てつぼうはすっぱくて熱いにおい ちのあじがする」、
次々のページには、「あめあめあめあめ あめがふると じめんがにおいをだす はっぱがこくひかる」、
次々々ページには、「かぐかぐ ねこのくちのにおいをかぐ かぐかぐ ねこはわたしのみかた」
テンポの速い絵本で、どんどん引き込まれていきます。言葉のテンポもとてもリズミカルに聞こえてくるようです。全面の絵が、文章を引き立てていきます。
中野真典さんの絵本は、『りんごちゃん』『かかしのしきしゃ』『もういいかい』などをこれまで、読ませていただきました。子ども達だけでなく高齢者の方も喜ばれる絵本でした。
絵本『どもるどだっく』は、様々な成長の過程を通る子ども達に元気を与える絵本だと、読み終えて感じました。そして、ぜひ、多くの子ども達に読んであげたいなとも思いました。
絵本『どもるどだっく』は、料理家でもある高山なおみさんの自伝的絵本で、4歳のなみちゃんのお話に、中野真典さんが絵を描かれています。
『どもるどだっく』は、ディズニー映画の『ドナルドダック』から取ったもので、高山さんが幼少の頃、言葉が遅く、3歳頃しゃべり始めたときにどもっていたため、お姉さんから『どもるどだっく』とあだ名で呼ばれていたそうです。お母さんは、「この子は言語障害でね。だから感受性が強いのよ。」と、きっぱりと話されていたそうです。そのため、高山さんは、全然傷つかずに成長されたようです。
高山さんは、大好きなものと一体になりたいという想いが強くあったそうです。「なんでもなめて、においをかいで、からだじゅうでたしかめた」高山さんの世界と一つになりたいという欲求は、食べることにつながり、料理の原点でもありそうです。そして、絵本『どもるどだっく』を通して、心細いことがいっぱいある小さな人たちに、「みんなと同じようにできなくても、大丈夫だよ。」と言ってあげたいと述べられていました。
絵本『どもるどだっく』の表紙は、裏面にまで続く1枚の絵で構成されています。白いパンツだけの女の子が、草花の中で四つん這いになっています。眼のしっかりとした印象的な女の子が描かれています。
表紙をめくると、「かぜがふいて このはがゆれると、おおきいわたしが ゆれる。ちいさいわたしも ゆれる。ちいさいころ、わたしは どもるどだっくとよばれていました。」
絵本の最初は、鼻から上の顔が大きく描かれ、「わたし えもじも おねえちゃんみたいに じょうずにかけないよ うまくしゃべれないよ」と書き出されています。次のページは、「はなのしんをすうとあまい かむとちゃいろいあじ てつぼうはすっぱくて熱いにおい ちのあじがする」、
次々のページには、「あめあめあめあめ あめがふると じめんがにおいをだす はっぱがこくひかる」、
次々々ページには、「かぐかぐ ねこのくちのにおいをかぐ かぐかぐ ねこはわたしのみかた」
テンポの速い絵本で、どんどん引き込まれていきます。言葉のテンポもとてもリズミカルに聞こえてくるようです。全面の絵が、文章を引き立てていきます。
中野真典さんの絵本は、『りんごちゃん』『かかしのしきしゃ』『もういいかい』などをこれまで、読ませていただきました。子ども達だけでなく高齢者の方も喜ばれる絵本でした。
絵本『どもるどだっく』は、様々な成長の過程を通る子ども達に元気を与える絵本だと、読み終えて感じました。そして、ぜひ、多くの子ども達に読んであげたいなとも思いました。