10月17日(木)、JIAM研修『これからの農業を考える』の3日目最終日でした。前日にグループ演習で作成した資料(パワーポイント)に基づき、6グループが報告しました。


昨夕、短時間であったにもかかわらず、どのグループもしっかりとまとめられてありました。参加者の皆さんが問題意識をもって研修に参加していることがよく分かりました。発表者の方も、しっかりと発表されていました。
A班(チーム名・十人十色)―有害鳥獣対策
B班(チーム名・とんべー)―耕作放棄地の対策・活用
C班(チーム名・とりあえずビール)―「農地って残さないとだめ?」(残せない農地をどうするか)
D班(チーム名・大谷翔平MVP)―地域の農業を盛り上げよう!
E班(チーム名・AOあお)―新規就農支援策について
F班(チーム名・こだわランナー)―ブランド化戦略
6グループの発表をうけ、発表に対するコメントを書き、質問の張り出しを行いました。その質問に対し、それぞれのグループがコメントを行いました。どのグループも的確な回答・コメントで、さすが優秀な自治体職員だと感心しました。


私の所属するE班は、鹿児島・福井・岡山・秋田・愛知の市町村職員と私の6名でした。自分の仕事を通じて問題意識を強く持っておられ、活発な意見交換を踏まえて発表内容が整理できました。「新規就農者支援策について」の発表内容を紹介します。
Ⅰ.課題・現状
★「人」の観点
①高齢化による農業者の減少・後継者不足=農業の担い手不足
②農業の魅力の発信不足(就農するメリットがイメージできない)
・なかなか稼げないのに初期投資がかなりかかる
・労働環境(重労働 汚い)現実と理想のギャップ→3K
★「農」の観点
①農地集積=優良なほ場は既存の農家が所持している-整備されていないほ場は機械が使えないので耕作に手間がかか る。
②資材の高騰=新規就農の大きな壁-農機(コンバイン、トラクター等)・肥料、農薬、飼料・防護柵、マルチ等
★「人」の観点→農業の魅力を伝える活動 (ネガティブイメージの払しょく)
①季節ごとの農業体験
②経営・生活モデルの紹介(収入・暮らしを紹介しイメージしてもらう)-例:担い手農家との交流会・座談会
③サポート体制の充実していることをアピールー大前提で支援体制を整えておく必要がある(協議会の設立等)
④移住者に対する住居や生活の確保(空き家の確保等)
★「農」の観点→耕作放棄地を団地化する
①新規就農者のために農地を確保→耕作放棄地の解消→鳥獣被害の減少に繋がる。
②重点作物の推進-補助金を出しやすい・地元の特産物の収量増
③資材高騰への対策-農業資材のまとめ買い、農業機械のシェアリングの仕組みを作る。
Ⅲまとめ
★県・JA・自治体・農業委員会での地域の農業課題の共有を行い、共通の認識を持ちそれぞれの役割と強みを活かす。
★新規就農者が今後も地域の担い手として長く農業を続けていくことのできる体制を構築する。
★全国一律ではなく、地域の課題に沿った独自の支援策を策定する。