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 東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

第108回西脇市議会6月定例会が始まる

2025-06-06 12:10:44 | 市議会活動

 6月6日(金)、第108回西脇市議会6月定例会が始まりました。6月定例会は、6月27日(金)までの22日間の会期です。

 本会議開会に先立ち、村井正信議員が議員在任15年表彰を受けられました。本会議で、市行政から補正予算関係(一般会計・介護保険特別会計)、工事請負契約、損害賠償額の決定、消防自動車の購入、条例の改正等の議案6件が提案されました。

 また、森脇久夫議員から議員提出議案「西脇市立学校学習環境規模適正化推進計画の見直しを求める決議」が提案されました。私は、賛同者として名前を連ねました。この議案は、黒田庄地区区長会から提出された署名(総数7,725筆、黒田庄地区住民の7割を超える4,084筆)と要望書は、黒田庄地区住民を含む市民の強い意思を示すもので、教育委員会と市長はこれを真摯に受け止め、推進計画における中学校統合計画の見直しを求める内容です。要望書にあった①令和9年度開校を目途とする、統合新中学校にかかる開校準備委員会の開催は取りやめる②西脇東中学校と黒田庄中学校の統合計画を白紙撤回し、令和20年度に予定している西脇中学校を含めた3中学校の統合を前倒しする計画に改める方向での議論を、議会の中で行っていく必要があると考えています。

 市民の方から出された「刑事訴訟法の再審規定の改正を求める意見書の提出」の請願の紹介議員の高瀬弘行議員から説明がありました。大崎事件や袴田事件で明らかになったように、再審請求手続きに関して、捜査機関の手元にある証拠開示の規定がないため、免罪被害者の速やかな救済が妨げられている現状があります。今回の請願は、時宜を得た請願だと考えます。私の所属する総務産業常任委員会で、請願審査を行います。

 さらに、監査委員から出された定期監査報告書の審査を総務産業常任委員会において審査を行うのですが、私は議選監査委員として委員からの質疑に応える立場になります。

 6月定例会に提出される議案数は少ないですが、議員間で意見の分かれる内容もあり、しっかりと議論を行い、議会としての方向性を出せればと考えています。

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令和6年度西脇市へのふるさと納税寄附額が約17億円に!

2025-06-06 06:03:48 | 市議会活動

 先日、西脇市の「ふるさと納税」で、令和6年度の寄附金額が初の15億円越え、約17億円を達成したとの報告を受けました。

 ふるさと納税制度は返礼品がもらえる上、税額控除が受けられるために利用する人が全国的に増加しており、西脇市も地場産品のPRや認知度向上、事業者支援などを目的に、ふるさと納税の寄附額増加に力を注いでいます。

 令和6年度、西脇市の寄附実績は前年度比の約 1.4倍、過去最高の約17億円となりました。県内で寄附金額15億円を超えるのは6自治体で、北播磨地域では加西市と西脇市の2自治体です。令和6年度西脇市ふるさと納税の状況(速報値)ですが、寄附金額・16億9,960万円(前年度比36%増)、寄附件数・4万6,211件(前年度比29%増)です。

返礼品数 1015品(前年度比2%増)の内、人気の返礼品は、1位:播州織製品(25.6%)-地場産業「播州織」のオーダーシャツのオーダー券、子ども服が特に人気で、前年度より約70%増。2位:クリーニング(19.4%)-保管サービス付きのクリーニングで、前年度より約15%増。3位:日本酒(13.6%)-西脇市は酒米「山田錦」の産地で「醸し人九平次」が大人気。4位:牛肉(11.0%)-手頃な寄附金額で、日常使いに便利な「黒田庄和牛」の小間切れ肉やプレミアムな神戸ビーフが人気。申込みから1週間以内に届くことも人気の理由。

 西脇市が寄附増加に向けた主な取組は、

  • 返礼品の拡充

  ・お米は、一度に大量に送付するのではなく、複数回に分けて届ける定期便の返礼品として提供

      ・人気の返礼品(日本酒)は、先行予約や季節限定での提供

  ・申込みからお届けまでの期間を1週間以内に短縮するなど、市場ニーズに合わせた返礼品の提供

 ②リピーター・ファンの拡大

  ・寄附者との交流イベントへの出展

  ・メルマガの定期配信(観光情報・返礼品紹介)

 ③返礼品のPR強化

  ・返礼品の写真を再撮影し、見栄えアップを実施

  ・WEB広告、冊子広告への掲載

  ・市長自らサイト事業者と面談し、連携強化

 ④その他

  ・寄附取扱いサイトの追加(計17サイト)

 全国の多くの自治体において、「ふるさと納税」により財源の確保を図ろうと頑張っています。自治体の努力によって「ふるさと納税」が目に見えて増えるのですから、担当部署が頑張る値打ちがあります。ただ、首都圏の自治体においては、国が一定程度補填するといっても税収が減少することになりますから、「ふるさと納税」の反対意見も出されています。今後、「ふるさと納税」が継続されるのかどうか、また「ふるさと納税」の基準や納付の仕方も見通せない状況にあります、西脇市の「ふるさと納税」が約17億円に達したことを評価するとともに、今後の「ふるさと納税」に不安も感じています。

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第108回西脇市議会6月定例会の告示

2025-06-02 06:01:41 | 市議会活動

 5月30日(金)、第108回西脇市議会6月定例会が告示され、6月定例会の運営について議会運営委員会が開催されました。

 6月定例会は、6月6日(金)~6月27日(金)までの22日間の会期で行われます。市行政から提案される議案は6件で、補正予算関係(一般会計・介護保険特別会計)、工事請負契約、損害賠償額の決定、消防自動車の購入、条例の改正等です。

 西脇市立学校学習環境規模適正化推進計画の見直しを求める決議」が、提案者・森脇議員、賛同者・東野から出されます。この議案は、黒田庄地区区長会から提出された署名と要望書は、黒田庄地区住民を含む市民の強い意思を示すもので、教育委員会と市長はこれを真摯に受け止め、推進計画における中学校統合計画の見直しを求める内容です。

 また、「刑事訴訟法の再審規定の改正を求める意見書の提出」に関する請願が市民の方から提出されています。大崎事件や袴田事件で明らかになったように、再審請求手続きに関して、捜査機関の手元にある証拠開示の規定がないため、免罪被害者の速やかな救済が妨げられている現状があります。今回の請願は、時宜を得た請願だと考えます。

 さらに、監査委員から例月出納検査の結果報告(2月・3月)と定期監査報告書が提出されました。16日の総務産業常任委員会において審査を行うのですが、私は議選監査委員として委員からの質疑に応える立場になります。

 6月定例会に提出される議案数は少ないですが、議員間で意見の分かれる内容もあり、しっかりと議論を行い、議会としての方向性を出せればと考えています。

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漆職人の金継ぎワークショップ

2025-05-23 06:01:21 | 市議会活動

 5月20日(火)、北はりま田園空間博物館(道の駅)体験教室で行われていた「漆職人の金継ぎワークショップ」を見学してきました。漆職人の金継ぎワークショップ は、4/8、15、22、5/13、20の全5回開催で、5月20日は最終回でした。

 職人の福﨑雄真先生の指導のもと、4名の女性の方が熱心に作業をされていました。福﨑先生は、大阪出身で大学卒業後、輪島の漆塗り職人に弟子入りされて修行をされたそうです。約10年間の修業の後独立をされ、大阪に近い多可町加美区豊部に移住してこられたそうです。今回の企画は、北はりま田園空間博物館のスタッフの加美区の越川さんが温めてこられたもので、福﨑先生との出会いで実現できました。人の出会いは不思議なものだと、おはなしを聴きながら思いました。

 教室体験教室は、欠けた陶器を持ってくること、汚れてもいい服装、エプロン、アームカバーを用意することが参加の条件です。4人の受講生は、大変熱心で、福﨑先生の説明をメモに取ったり、作業されている様子を動画に撮ったりされていました。

 陶器の欠けた部分に、漆ととの粉を十分に混ぜ合わせ、筆で塗り込んでいきます。丁寧さと根気強さが求められます。出来上がった作品も見せていただきました。何もなかった欠けた陶器が、別物になったように蘇っていきます。本当に、職人技を見せていただきました。

 北はりま田園空間博物館は、藤原孝三前理事長・藤原晃現理事長のもと、西脇市と多可町の魅力を都市部(阪神間)の人々に発信しています。また、布ぞうり作りやしめ縄づくりなどの体験学習にも力を入れています。北はりま田園空間博物館の素晴らしさを感じていただき、リピーターとしてさらに多くの方々に来ていただこうと企画作りに取り組んでいます。

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みどり園のリサイクルプラザ

2025-05-19 05:12:19 | 市議会活動

 5月16日(金)、西脇多可行政事務組合の臨時議会がみどり園で開催されました。(仮称)西脇多可新ごみ処理施設建設工事のインフレスライドによる請負契約の変更議案と南部収集車両の取得の議案審査のためでした。

 新ごみ処理施設は、多可町中区で来年4月1日稼働予定で建設中です。工事請負契約書において、人件費・材料費等の物価高騰の際はインフレスライドを採用するとの条項があるため、今回変更契約をする運びとなりました。変更増金額は3億2564万4000円で総額90憶464万4000円となりました。多額な費用ですが、市民生活に欠かせないゴミ処理施設ですので、賛成しました。

 帰りに、みどり園内には設置されているリサイクルプラザを見学してきました。大型ごみや陶器類、衣服類、図書等の廃品が持ち込まれます。みどり園では、廃品を整理し、リサイクルできるものは磨いてリサイクル品として販売しています。リサイクル品の中で希望の多い品物については、購入希望者による抽選によって決定されます。

 大人用やこども用の自転車は新品のように磨かれており、安価な値段ということもあり購入希望者が多いそうです。机やソファーなどの家具類も購入希望者が多いとのことでした。陶器類や衣類、本等を見て回りましたが、雑貨商にいるようで楽しかったです。

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ハローワーク西脇・新所長を訪問

2025-05-17 06:01:01 | 市議会活動

 5月14日(水)、4月1日付でハローワーク西脇の所長に就任された漆戸所長を訪問してきました。3月末に転任された寺尾前所長から新所長のことを伺っていたので、楽しみに訪問してきました。

 漆戸所長は、20年前にハローワーク西脇で約2年間勤務されていたそうで、20年ぶりの西脇勤務を楽しみにされているとのことでした。着任後、精力的に管内を回っておられるようで、前日も多可町加美区の企業を訪問されたとのことでした。ハローワーク西脇は、西脇市・小野市・加東市・加西市・多可町の4市1町を管内に持ちます。それぞれの市町は、ものづくりのまちとして特徴がありましたが、現在も製造業の割合が高い地域です。

 令和7年3月分の管内の有効求人倍率は、1.11倍(フルタイム1.14倍・パートタイム1.08倍)で、対前年同月比0.11アップです。ちなみに全国平均1.26倍、兵庫県平均1.00倍です。

 漆戸所長は、人材不足が全国的に問題になっている中、「企業誘致をしても働き手(労働者)はいるのか?」という状況にならないよう、雇用の確保に頑張りたいと話されていました。そのためには、大学進学のために都市部に出た若者がUターンできるように情報発信に努めるとともに、Uターン就職の際に付加価値(国県の補助や奨学金の免除等)を付け本人負担を減らせるよう企業に働きかけたいと話されていました。また、事業継続のためには、若者の正規雇用が必要であるが、管内の中高年の働く場の確保に力を注ぎたいとも話されました。ワークシェアリングを行い、高齢者2人で一人前の仕事ができる仕組みを企業で作ってもらい、高齢者を採用する企業を増やしたいと考えておられます。西脇市には、国民年金受給の高齢者が多く、生活のために働き続けたいと思われている高齢者の方々が数多くおられます。フルタイムは無理だけれど、週3日間とか午前中勤務だけとかという働き方ができればと考えます。事実、高齢者介護施設では、夜勤専属の高齢者の方々がおられます。

 漆戸所長には、4市1町の管内をくまなく知っていただき、管内の実態にあった提案をどしどししていただきたいと願っています。次回は8月頃に伺いたいと考えています。

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5月定例議員協議会

2025-05-16 06:01:23 | 市議会活動

 5月13日(火)、5月定例の議員協議会が開催されました。久しぶりに全議員が集合し、市行政からの報告や協議事項で意見交換をしました。

 市行政からは、⑴ 西脇市における水道水中の有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)についてと⑵ 西脇市立西脇病院経営コンサルティング業務報告書(概要)についての報告がありました。

 4月に採水され検査された上戸田浄水場系統におけるPFOS・PFOAの結果は、以下の通りでした。

区 分

浄 水

原 水

 

 

採水箇所

給水栓

第1水源地

第6水源地
(取水停止中)

 

 
   

 

5未満

6

74

   

R7.4採水

うち、PFOS

5未満

うち、PFOS

5未満

うち、PFOS

64

   

 

うち、PFOA

5未満

うち、PFOA

6

うち、PFOA

10

   

R7.1採水

5未満

9

52

   

うち、PFOS

5未満

うち、PFOS

9

うち、PFOS

51

   

うち、PFOA

5未満

うち、PFOA

5未満

うち、PFOA

5未満

   

R6.7・11採水

38

26

140

   

うち、PFOS

30

うち、PFOS

20

うち、PFOS

130

   

うち、PFOA

8

うち、PFOA

7

うち、PFOA

11

   

※暫定目標値:50ng/L(PFOSとPFOAの合計値)

   

※5未満とは、定量下限値(正確に定量できる最小値)未満

   

※合計値については、四捨五入の関係で合わない場合があります

   

 取水停止中の第6水源地は、「74ng/Lと依然として高く、原因追及をしないのか?」「第6水源地周辺の井戸水を活用している家庭もあり、環境問題としても対応すべきではないか?」という質疑、また、「3ヶ月に1回の検査を行っているが、毎月検査を行い結果報告をすることが市民の安心感につながるのでは?」(PFOS・PFOAの追加検査は入札の関係もありますが、少額であるとのことでした)という質疑があり、今後、所管の文教民生常任委員会で報告するとのことでした。

  西脇市立西脇病院経営コンサルティング業務報告書では、西脇病院の現状分析・短期的経営改善の取組・中長期的経営改善の取組の方向が示されていました。この件についても、所管の文教民生常任委員会で調査することになりました。    

 協議事項では、議会運営委員長から①事務事業評価の評価の仕方、②基本条例の検証、③じばさん議会を12月定例会で行うとの報告がありました。

 文教民生常任委員会からは、①加西市教育センター「ふれあいホーム」への視察報告、②「消防団の在り方」についての所管事務調査報告書の説明がありました。  総務産業常任委員会からは北はりま田園空間博物館との課題懇談会の報告、広報広聴特別委員会からは8月に行う高校生議会についての報告がありました。

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芳田自治協議会との課題懇談会

2025-05-10 06:01:40 | 市議会活動

 5月7日(水)、私の所属している総務産業常任委員会は、芳田自治協議会とテーマ『芳田地区における空き家特区の現状』について課題懇談会を芳田の里ふれあい館で行いました。

 松山芳田自治協議会長が挨拶で、芳田地区が空き家特区に指定された2年前に、「空き家対策プロジェクト」を立ち上げ、地域のことをよく分かっている区長さんや元区長さんに委員になってもらい取り組んでいること、空き家対策の効果的な方法はないか試行錯誤をしていると話されました。芳田地区は、2021年11月に自治協議会を設立し、①地域の魅力づくり②つながりを深める③空き家活用を3本の柱として鋭意取り組まれています。

 佐藤敬生副委員長が「空き家対策プロジェクト活動報告」をパワーポイントで分かり易く説明してくれました。空き家対策プロジェクト活動は、①空き家バンクと積極的に連携し、使える空き家を有効活用する②空き家特区制度を活用し、市街化調整区域対策を行う③他地域にない、芳田地区独自の魅力づくりを進めることを重点的に取り組んでいます。地域の実情に詳しい空き家活用推進委員が主体となっているため、特区指定後12件の空き家利用が進んでいます。人口減少社会が進む中、人口の奪い合いではなく、関係人口=二地域居住による二地域居住による地域活性化が重要ではないかと佐藤さんが指摘されたことになるほどと感心しました。今後の課題として、①大邸宅空き家と農地の対応②除却案件の対応⇒申請の簡易化と解体費の支援③未登記・未相続物件への対応⇒促進強化への支援④ゼロ物件への対策⑤市の指定による空家等管理活用支援法人の活用⑥二地域居住を進める上で特定居住支援法人の活用の6点を上げられました。議会としても、芳田地区の空き家対策プロジェクトの問題提起に対し、積極的に答える必要があると考えます。

 佐藤さんは、6年前に奥さんの実家である落方町に移住され、一般社団法人「まち・ヒト・未来研究所」を運営されながら、芳田自治協議会にも参加されています。芳田自治協議会の皆さんは、大変熱心に芳田地区の活性化に向けて頑張っておられています。佐藤さんがプロジェクトに参加される中で、空き家対策プロジェクトがより進んでいるように思えました。

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都市計画法の区域区分廃止を決定!

2025-05-08 06:01:59 | 市議会活動

 西脇市は、都市計画審議会において都市計画法における区域区分の設定について区域区分を廃止し、新たな土地利用コントロールによるまちづくりを進めていく方針を決定しました。

 西脇市は、「企業進出」と「地域活力維持」という課題を抱えています。企業の進出については、市街化区域内で産業用地として活用できる土地がない状況、一方市街化調整区域は開発に対する厳しい規制があり、企業進出を逃がしています。

 このような中、兵庫県が市町の意向に沿って土地利用計画の見直しを検討したいとの提案があり、令和5年度から区域区分の見直しの検討を始めてきました。また、市行政だけでなく市議会の総務産業常任委員会でも検討しようと、この1年間調査検討してきました。視察も5市(京都府綾部市・静岡県伊豆市・香川県坂出市・愛媛県西条市・富山県黒部市)へ行ってきました。

 私は、利用計画の見直し(区域区分の廃止)に賛成の立場でした。私の意見は、以前にも紹介しましたが、『西脇市において、市街化調整区域内での土地利用が進まず、人口流出が深刻になっています。また、飲食店や工場の誘致もなかなか進めにくい現状があり、このまま放置すればますます人口流出が進むと思われます。ただ、区域区分の廃止により、乱開発が起こるのではという心配がありますので、特定用途制限地域を設けて、ホテル・パチンコ店等に対する制限を設ける必要があります。現在、兵庫県の意向を受け、近隣市では区域区分の見直しを早急に行っており、西脇市においても近隣市町と動向を一にすることが望ましいと考えます。近隣市町と連携し、住民説明をしっかりと行った上で、『土地利用計画の見直し(区域区分の廃止)』を行うべきと考えます。』

 市行政としては、今後、新たな土地利用コントロール(特定用途制限地域)を設定するため、地域との話し合いを進め、兵庫県との協議も行うようです。そのため、令和10年度中の区域区分の廃止を目指していきたいと説明されています。

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岡山県瀬戸内市の取り組み

2025-05-07 06:01:14 | 市議会活動

 第1回市町村長等・議会議員特別セミナーを受講した理由の一つが、岡山県瀬戸内市の武久顕也市長の講義『地域の歴史・文化資源を活かしたまちづくり~しあわせ実感都市瀬戸内市の取組~』を聴きたいと思ったからでした。

 瀬戸内市は、2004年(平成16年)11月に邑久郡の邑久町、牛窓町、長船町の3町が合併して市制を施行しました。瀬戸内海に面し、岡山市の東隣であり、ベッドタウンとなっています。人口-36,195人(令和6.10)、世帯数-16,275世帯、高齢化率34.3%、一般会計予算-234.9憶円(令和6年度当初予算)、財政力指数-0.55であり、西脇市と同規模のようです。観光資源としては、備前長船刀剣の里や牛窓オリーブ園がよく知られています。

 武久市長は、市長として4期目の最終年を迎えていますが、本年12月に市長選に不出馬の意向を表明されています。武久市長は、講義の最初に『統計資料を見て、その裏に隠された事実に目を向けることが大切であり、議員は猜疑心をもって市行政を監視してほしい。』と話されました。また市長としての16年間、税外収入(ふるさと納税や財産収入等)の確保に力を入れてきたこと、地方交付税の算入を減らさないことに気を配ってきたと話されました。

 武久市長が在任中に取り組んできた3つのプロジェクトについて詳しく説明してくださいました。①太陽のまちプロジェクト-塩田跡地を市が無償で購入し、メガソーラー(235メガワット・8万世帯をカバー)を設置した。②国宝「山鳥毛」里帰りプロジェクト-市長のトップセールスにより寄付を募る。③食のしあわせプロジェクトー学校給食の地場産物の市による買い上げ、環境負荷を低減した農業の推進、子どもや保護者への食育、こども食堂の開催。

 講義の最のまとめとして、①稼ぐ自治体。②行政の大きな目的の一つは正当性を作ること。③一般財源を使うのは最終手段。④ふるさと納税・財産収入などの税外収入は貴重。の4点を述べられました。なるほどと納得する部分と少し疑問に感じる部分がありました。

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