第63回西脇市美術展覧会(西脇市展)が、10月30日~11月1日の3日間、西脇市民会館で開催されています。
私は、初日の30日に見学してきました。会場の受付を、西脇市美術協会の皆さんが交代で受け持っておられました。
西脇市展は、日本画・洋画・彫塑・工芸・書・写真・デザインの7部門で審査が行われています。出品数は、日本画25点、洋画55点、彫塑8点、工芸33点、書17点、写真278点、デザイン7点、合計423点でした。その内、入選されたのが206点で、各部門の入選作品が、市民会館に展示されています。
1階中ホールでは、工芸、洋画、デザインが展示されていました。洋画の最優秀賞は、私もよく知っている多可町の宮崎幸子さんの『地中海の街角―人を想う―』でした。写真でよく見るエーゲ海に面したギリシャの街並みは、岩山が海に下っていく険しい海岸に家が所狭しと建てられています。明るい日差しを浴びた家々、そこに住む人々の暮らしに思いを寄せられて描かれたんだろうと、想像しました。
工芸の部では、加古川市の赤松清さんの『無垢』が、最優秀賞に輝いていました。風格のある美しい作品でした。西脇市の河野好史さんの『食籠』が、優秀賞に輝いていました。ケヤキを素材にした木工作品で、気品がありました。西脇市の藤井俊策さんの『開花』も優秀賞に輝いていました。わらを素材にした作品で、繊細な作品でした。
1階会議室では、彫塑と書が展示されていました。彫塑の部では、加東市の土田周平さんの『記憶の』が、最優秀賞に輝いていました。土田さんの作品を、これまでも何度か見せていただいたことがあります。今回の男性の頭像は、何か訴えかけてくるような感じがしました。
書では、加西市の荒木恵子さんの『我をめぐりて』が、最優秀賞に輝いていました。西脇市の西川純子さんの『移ろひ』が優秀賞を、足立典子さんの『李白詩』が奨励賞を受賞されていました。
2階会議室では、日本画が展示されていました。太子町の八幡多賀美さんの『閑』が、最優秀賞に輝いていました。2匹の亀を描いた作品が、中央に展示されてあり存在感がありました。西脇市の篠原征子さんの『核Ⅲ』、西脇和子さんの『明日へ』が奨励賞を受賞していました。
2階ロビーでは、写真が一面に展示されていました。小野市の石田泰彦さんの『夕照』が、最優秀賞に輝いていました。鯉のぼりを川で染めているところを撮影した神戸市の藤原孝朗さんの『花筏』は、優秀賞を受賞されていました。鮮明な画像でとても美しく感じました。同じく優秀賞の加東市の大西正勝さんの『笠富士』は、私が知らない富士山でした。知人の辻里美さんの『生命』が、奨励賞を受賞されていました。
63回(63年)目を迎えた西脇市展は、県下各地から応募があり、大変レベルの高い展覧会だと感じました。ぜひ、多くの皆さんに見ていただくことを願っています。
私は、初日の30日に見学してきました。会場の受付を、西脇市美術協会の皆さんが交代で受け持っておられました。
西脇市展は、日本画・洋画・彫塑・工芸・書・写真・デザインの7部門で審査が行われています。出品数は、日本画25点、洋画55点、彫塑8点、工芸33点、書17点、写真278点、デザイン7点、合計423点でした。その内、入選されたのが206点で、各部門の入選作品が、市民会館に展示されています。
1階中ホールでは、工芸、洋画、デザインが展示されていました。洋画の最優秀賞は、私もよく知っている多可町の宮崎幸子さんの『地中海の街角―人を想う―』でした。写真でよく見るエーゲ海に面したギリシャの街並みは、岩山が海に下っていく険しい海岸に家が所狭しと建てられています。明るい日差しを浴びた家々、そこに住む人々の暮らしに思いを寄せられて描かれたんだろうと、想像しました。
工芸の部では、加古川市の赤松清さんの『無垢』が、最優秀賞に輝いていました。風格のある美しい作品でした。西脇市の河野好史さんの『食籠』が、優秀賞に輝いていました。ケヤキを素材にした木工作品で、気品がありました。西脇市の藤井俊策さんの『開花』も優秀賞に輝いていました。わらを素材にした作品で、繊細な作品でした。
1階会議室では、彫塑と書が展示されていました。彫塑の部では、加東市の土田周平さんの『記憶の』が、最優秀賞に輝いていました。土田さんの作品を、これまでも何度か見せていただいたことがあります。今回の男性の頭像は、何か訴えかけてくるような感じがしました。
書では、加西市の荒木恵子さんの『我をめぐりて』が、最優秀賞に輝いていました。西脇市の西川純子さんの『移ろひ』が優秀賞を、足立典子さんの『李白詩』が奨励賞を受賞されていました。
2階会議室では、日本画が展示されていました。太子町の八幡多賀美さんの『閑』が、最優秀賞に輝いていました。2匹の亀を描いた作品が、中央に展示されてあり存在感がありました。西脇市の篠原征子さんの『核Ⅲ』、西脇和子さんの『明日へ』が奨励賞を受賞していました。
2階ロビーでは、写真が一面に展示されていました。小野市の石田泰彦さんの『夕照』が、最優秀賞に輝いていました。鯉のぼりを川で染めているところを撮影した神戸市の藤原孝朗さんの『花筏』は、優秀賞を受賞されていました。鮮明な画像でとても美しく感じました。同じく優秀賞の加東市の大西正勝さんの『笠富士』は、私が知らない富士山でした。知人の辻里美さんの『生命』が、奨励賞を受賞されていました。
63回(63年)目を迎えた西脇市展は、県下各地から応募があり、大変レベルの高い展覧会だと感じました。ぜひ、多くの皆さんに見ていただくことを願っています。