東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

第97回9月定例会の告示

2023-08-31 06:17:20 | 市議会活動

 8月28日(月)、9月定例会が告示されました。告示日に併せ、議会運営委員会が開催され、9月定例会の日程等の打ち合わせを行いました。

 9月定例会は、9月4日~9月28日までの25日間の会期の予定です。9月定例会の主な内容は、令和4年度西脇市一般会計をはじめ各会計の決算審議です。決算審議を通じて、令和6年度の新予算にいかに反映させていくのかが重要だと考えています。

 9月4日(月)に本会議(第1日)が開会され、議案の提案が行われます。8日の本会議(第2日)で、議案質疑が行われます。常任委員会は、9月11日(月)総務産業常任委員会、12日(火)文教民生常任委員会、13日(水)予算常任委員会、14日(木)15日(金)決算特別委員会が開催されます。9月26日(火)本会議で、議案審査の委員長報告と採決が行われます。その後、一般質問が行われる予定です。

 令和4年度決算に関する資料は膨大な量です。監査委員からの決算意見書も出されています。本会議や委員会が始まるまでに、ノートも取りながら、時間をかけて準備をしたいと思います。

 議会運営委員会では、議会基本条例の検証の結果、特に改善が必要と思われる項目について正副委員長報告をもとに意見交換を行いました。①市民の理解が得られる議会運営に努めたか?②議員相互間の自由な議論を尽くし合意形成に努めたか?③政策等形成過程の説明資料要求。

 また、この間議論してきている「議員名簿のホームページ掲載事項」についてですが、まだ結論が出ず、会派へ持ち帰りとなりました。

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第51回西脇市こども芸術祭

2023-08-30 06:17:54 | 教育・子育て

 8月26日・27日(日)の2日間、第51回西脇市こども芸術祭が開催されました。西脇市こども芸術祭は、「子どもたちの豊かな心と創造力を育む」をテーマに、美術展とステージで構成されています。

 展示の部では、書の部と絵画の部に分かれています。書の部の応募数は235点で、昨年より数点減ったそうです。審査委員の佃先生・西倉先生が、「力作が多く、選ぶのに苦労しました。」と述べられていました。小学1年生から中学3年生までの力作を見せてもらいました。学年が上がるにつれ、素人目の私から見ても上達していっているのがよく分かりました。

 絵画の部の応募数は863点で昨年より出店数が多かったそうです。最優秀賞10、優秀賞20、入選260、選ぶのに大変だったと思います。こども園からの応募が多く、年少、年中、年長の部に分かれていました。こどもたちの豊かな想像力に驚かされました。

 ステージの部では、西脇市を中心に活動している8団体、①ダンススタジオ・ステップ、②アピカホール弦楽アンサンブル教室、③E-ジム西脇、④リトルフラワーベル、⑤アピカ児童合唱団、⑥Nova dance school、⑦遠藤加奈バレエ教室、⑧アイズスクール オブ エンターテインメント西脇校でした。

 西脇市こども芸術祭は、今年で51回目を数える伝統的場子どもたちの発表の場です。今後も長く続くことを期待しています。

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「たまつり」と日本のへそ西脇夏まつり

2023-08-29 06:17:43 | 地域行事

 8月26日(土)、西脇市へそ公園周辺に行われた「niime村の夏休み・たまつり」と第2回日本のへそ西脇夏まつりが盛大に開催されました。2つのイベントがうまく連携されていたように思います。

 「niime村の夏休み・たまつり」は、今年初めての取り組みで、夏休みを満喫しようと「笑」「食」「学」の3つのテーマで、スタッフの皆さんと楽しもうと企画されました。ものづくり体験では糸紡ぎ体験やミサンガづくり体験が人気で、子どもたちや保護者の方が挑戦されていました。たまつりは、午前11時~午後6時で、みんなで遊んだ後は、へそ公園の花火大会へ行こうと呼びかけています。 

  

  日本のへそ西脇夏まつりは、これまでの2日間で行っていた「へその西脇・織物まつり」を中止し、へそ公園での花火大会を中心にした1日だけの企画に昨年から変更されました。昨年の第1回日本のへそ西脇夏まつりは、夏休み最後の土曜日を家族で楽しめるとあって、市内はもちろん近隣からもたくさんの方が詰めかけて大盛況でした。駐車場が足りなく、比延地区の皆さんに迷惑をおかけしたようです。

 今年は、JR谷川線を活用してきてくださいとの呼びかけやバスでの送迎等の工夫をしていましたが、周辺の駐車場は満杯でした。

 私は、ステージの部のオープニングを飾ってくれた双葉小学校のヨッチョレの勇壮な踊り、比延小学校の鼓笛のパレード、ダンスグループ「STEP」によるダンスパフォーマンスを楽しく見せていただきました。ただ、日差しが強く、暑くてたまりませんでした。コクボの大きなかき氷をいただきましたが、すぐに汗となって滴り落ちました。露店も所狭しと店舗が並び、子どもたちは大喜びでした。

 へそ公園まえの加古川河川敷から打ち上げられる2000発の花火が夜空を舞うのを参加者の皆さんとても楽しみにされていましたが、7時前からの雷雨で中止となってしまいました。大雨警報も出て、帰宅は大変だったと思います。最後になって、とても残念でした。後片づけも大変だったと思います。実行委員会の皆さんご苦労様でした。

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NPO法人「兵庫県腎友会」との懇談会

2023-08-28 06:17:26 | 市議会活動

 8月24日(木)、NPO法人「兵庫県腎友会」皆さんが来庁され懇談をしました。出席者は、正副議長と正副文教民生常任委員長の4人でした。

 兵庫県腎友会の出席者は、古家副会長(丹播ブロック長)、長井丹播副ブロック長、野村市立西脇病院代表幹事の3人でした。3名とも西脇市在住の方で、実態に合った懇談ができたと思います。

 令和6年度予算に係る要望として、次の4点が出されました。

  • 安心して治療生活を続けるために①兵庫県が行っている重度障害者医療費助成事業の継続。②透析施設関連の入所施設(特養・サ高住など)の拡充。③通院支援の充実。
  • 腎疾患総合対策の充実をめざして①地域単位での慢性腎臓病予防啓発の機会提供。②特定健診における要再診者の追跡調査の徹底。
  • 災害に備えて①透析患者の避難行動支援。②透析環境(水・電気の確保・透析装置のある施設)の整った施設への移動の確保。
  • 感染症対策の取り組みについて-感染治療と人工透析を並行して実施してもらうため、万全の対策を講じていただきたい。

 要望書については、すでに市行政の方からの回答も行われていましたので、兵庫腎友会の皆さんとはざっくばらんに意見交換ができたように思います。腎臓は、「沈黙の臓器」と言われ、疾患が分かったときには重症になっているケースが多々あります。人工透析を受け始めると、原則終わることがありません。腎友会の皆さんからは、腎疾患にならないための日常生活の過ごし方や町ぐるみ健診の受診の重要性等が話されました。

 また、兵庫腎友会の皆さんから、来年は全議員と懇談できればとの要請がありました。ここ数年、正副委員長で対応させていただいていますが、文教民生常任委員会として対応してはどうかと次年度に申し送りたいと考えています。

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広島県府中市の小中一貫教育の視察

2023-08-27 05:46:08 | 市議会活動

 8月23日(水)、私が委員長を務める文教民生常任委員会で、広島県府中市の小中一貫教育の視察へ行って来ました。

 府中市は、伊藤新市長のリーダーシップのもと混乱していた教育の立て直しとして、平成16年度から小中一貫に取り組まれました。当時、隣町の世羅高校長が自殺をされるなど、広島県内の教育は混乱していたようです。伊藤新市長は、「当たり前の教育」を府中市で行うことをうたい、日本たばこ産業府中工場の跡地を利用し、平成20年に小中一貫教育一体型の府中学園を建設しました。続いて、平成29年度より、一体型の府中明郷学園、併設型(連携型)の上下学園、併設型(併用型)の府南学園がスタートし、府中市全域に小中一貫教育を広げ、「教育課程の特例」が適用できるようにされています。「教育課程の特例」とは、①学年を4・3・2、4・5の9年生にする。②指導内容の入れ替え、移行が可能。③教科担任制。④新教科(ことば探究科)の設置が可能となります。

 府中市の現教育長は、文部科学省からの出向の45歳の若い荻野教育長です。これまでの教育長も、西脇市のような小中学校校長退職者ではなく、県教育委員会の方が就任されているとのことでした。ただ、現場を指揮する門田教育部長は、小中一貫教育に15年以上も前から関わってこられた元小学校教諭の方です。今年で退職されるということですが、現場⇒市教委⇒現場校長という西脇市のようなコースではなく、府中市全体の教育に携わり続けておられます。私たちの質問に的確にわかりやすく答えてくださいますし、問題点についても正直に話してくださいました。

 学校規模は、府中学園は787人、府中明郷学園は242名、上下学園(1中2小学校で211人)、府南学園(1中4小学校で1,075人)と4学園とも異なります。上下学園の上下南小学校は全校生42名の複式学級です。上下中学校の学年1学級です。学校規模によって、すぐに統廃合を考える西脇市とは大きく異なっています。それぞれの地域の歩みを大切にし、小中一貫教育の良さを全市的に広げようとされています。

 府中市の小中一貫教育は、①基礎的・基本的な学力の定着、②中1ギャップの解消を目的に取り組まれました。その結果、小中一貫教育カリキュラムを作成し、①本時に必要な下学年の既習事項と本時に続く上級学年の未修事項を関連付ける。②「付けたい力」を系統表に表す。③学習指導案のモデルを記載。④各校でアレンジできる。今習っていることが、どこから来ていてどこにつながるのかを系統づけています。9年間を見通した中で、全ての子どもの可能性を伸ばす教育を進めようとされています。また、令和3年度から「ことば探求科」を独自に設け、学習の基盤となる言語能力・情報活用能力・課題発見解決能力を身に付けさせようとされています。

 また、府中市は、コミュニティ・スクールに積極的に取り組んでいます。平成24年度からコミュニティ・スクールの研究に着手し、各校2年間の研究期間を経て順次設置し、平成31年4月に全市での導入が完了しています。

 コミュニティ・スクールは、「地域とともにある学校づくり」と「学校を核とした地域づくり」の両輪で取り組みが進められ、子どもたちの学びを「社会に開かれた教育課程」実現しようとしています。コミュニティ・スクールで学ぶ4つの大切な視点として、①地域を学ぶ(地域の施設・偉業・伝統等を学ぶ場をつくる)②地域を生かす(地域のひと・もの・ことを生かして学習をつくる)③地域に貢献する(ボランティア活動・地域貢献する過程で学校の学びを確かめる)④地域と学ぶ(地域の方と一緒に学ぶ場をつくる)を挙げています。

コミュニティ・スクールの運営のために、学校運営協議会が設置されており、「塾議」を大切にされているということでした。

 小中一貫教育やコミュニティ・スクール等の府中市教育15年間(2007年⇒2022年)で変容したこととして、中学3年生の意識を挙げられました。①自分には良いところがある(58.3%⇒83.9%)②将来の夢や目標を持っている(71.9%⇒72.5%)③今住んでいる地域の行事に参加している(40.4%⇒53.0%)④人の役に立つ人間になりたい(85.4%⇒94.3%)⑤難しいことでも失敗を恐れないで挑戦する(57.5%⇒72.5%)

 今回の府中市教育の取り組みを視察して、西脇市が現在進めている学校学習規模適正化計画(小中学校統廃合計画)の考え方とは大きく異なっていました。西脇市の教育をどう進めていくのかということよりも、小学校では複式学級にさせない、中学校で2学級以上を維持させるという学校規模だけが先行して議論されていると思われます。また、複式学級の改善子どもたちの教育環境をどう小中一貫教育の取り組みると考えました。コミュニティ・スクールの取り組みもこれからという状況です。府中市の取り組みを西脇市でも取り入れればと考えています。

 

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賑やかだった「久下村夜市」

2023-08-26 06:15:53 | 地域行事

 8月22日(火)の夜、JR加古川線(旧谷川線)久下村駅前で、「久下村夜市」が賑やかに開催されました。

 2023年8月22日はたんば鉄道の日らしいです。この日にJR加古川線の利用を促進するとともに、久下村駅の認知度向上や地域の賑わいを創出するために行われました。

 丹波市山南町の知人から案内をもらい、楽しみに行ってきました。せっかくの機会ですから、JR加古川線本黒田駅から久下村駅まで電車に乗っていき、電車に乗って帰ってきました。自宅から本黒田駅までランニングして行き、17時56分発の電車に乗り、船町口、久下村駅の2駅乗りました。帰りは、久下村駅19時6分発の電車に乗り帰ってきました。

「久下村夜市」では、お楽しみ抽選会あり、山名酒造の日本酒試飲会やキッチンカーも出展され、生ビールに唐揚げので店もあり企画が盛りだくさんのたのしい夜市でした。私も生ビールを2杯よばれ、日本酒の試飲も楽しませていただきました。アルコールに弱い私ですので、顔を真っ赤にして、楽しく過ごさせてもらいました。「久下村夜市」の企画を、黒田庄駅やへそ公園駅でもできればと思いました。

「久下村夜市」は、清水久下自治振興会をはじめ地域の皆さんが熱心に取り組まれた成果を見る思いがしました。兵庫県丹波県民局も意欲的に支援されていたようです。

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県立多可高校訪問

2023-08-25 06:15:09 | 教育・子育て

 8月22日(火)、多可町中区にある県立多可高校を訪問してきました。藤井校長先生が、お忙しい中にもかかわらず、丁寧に学校説明をしてくださいました。

 多可高校の目標は、「福祉のこころを育み、地域の未来を拓くこと」だとまず話してくださいました。福祉のこころの実践として、①地域施設へのボランティア参加(地域の福祉施設や保育園、小学校を訪問し、様々な交流を行う)、②北はりま特別支援学校との交流および共同学習(同じ地域に住む高校生として、ともに尊重し合いながら学び、交流活動を行う)、③多可高地域ふれあいプロジェクト(全学年が福祉のこころを大切にして、地域の方々と交流する)、④多可町高校生議会(地域の一員として課題を考えることで、まちの身近な課題に気付くとともに、政治への参加意欲を育む)。

 また、多様な進路に応じた教育課程が考えられています。第1学年では、全員同じ教科・科目を学び、基礎・基本の定着をしっかりと図ります。第2・第3学年では、進路希望や興味関心に応じた科目を3類型で学びます。①福祉ボランティア類型では、介護職員初任者研修を取得し、介護士を目指す!②総合カルチャー類型では、さらなる学びを求め、大学進学を目指す!③情報ビジネス類型では、資格やスキルを身に付け、就職を目指す!。

 県立多可高校は、1974年(昭和49年) 県立西脇北高等学校多可分校(全日制)として開校し、2年後に県立多可高等学校として独立しました。開校時1学年3クラス編成でしたが、4クラス、5クラスに増え、クラス減に転じています。特色ある学校づくりを目指し、1984年に 英語コースを設置しましたが、2001年に英語コースが募集停止なり、現在1学年2クラス編成になっています。今年度の生徒数は、1学年52名、2学年52名、3学年56名だそうです。定員を大きく割っている状況です。

 多可高校は、開校以来、有能な人材を多可西脇を中心に北播磨地域に数多く排出してきてくれました。私の周りにも、多可高校出身者が大変多いです。地域にしっかりと根付いて頑張ってくれています。先生方の熱心な取組、教育実践がありながらも、少子化の中、応募者が激減している現状で、残念で仕方ありません。

 今回の多可高校訪問は、地域に大きな貢献をしてくれている多可高校の良さを再確認させていただきました。ありがとうございました。

 余談ですが、藤井校長先生は静岡大学出身で、私の後輩になります。また、山村教頭先生は、私の息子が西脇工業高校陸上部時代にお世話になりました。さらに、住谷事務長さんは、私の妻が北はりま特別支援学校でお世話になったそうです。不思議な縁を感じた多可高校訪問でもありました。

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映画『いただきます2 ここは、発酵の楽園』

2023-08-24 06:16:49 | 農業・林業

 8月20日(日)、多可町八千代区なごみの里山都で行われた映画『いただきます2 ここは、発酵の楽園』を楽しみに観てきました。

 映画には、全国各地の保育園の取り組みやオーガニック(有機栽培)農業に取り組まれている農業者の方、先進自治体との取り組みが紹介されています。福岡市高取保育園、山梨県みいづ保育園、長崎県菌ちゃんファーム、千葉県いすみ市、青森県木村りんご園、山形県高畠町。味噌を作る子どもたち、野菜やコメを栽培する子どもたち、楽しそうに農作業する健康的な子どもたちが登場します。『食べたものが私になる』という言葉が、胸に響きました。。

 有機農業のまち高畑町の町を挙げての取り組みには、感心させられました。年間40時間を使って農業体験をしている和田小学校の取り組みも、子供の成長にとって何が大切なのかを考えさせられました。木村りんご園の木村さんの笑顔、歯の抜けた顔で満面の笑みには、信念の力強さが伝わってきました。酷貧の生活の中でも、信念を通した栽培方法、すごいなと感心します。

 映画「いただきます」シリーズは、「水は清らかに!土はふくよかに!子らは健やかでありますように!どんなウイルスでも共生できる免疫力を維持したい」!をテーマにドキュメンタリー映画として撮影されているようです。そして、「どもたちに、土にふれる喜びを伝えたい。子どもたちに、オーガニックな良い食材を食べさせたい。持続可能な農業 SDGs、を応援したい。」というメッセージが伝わってきました。大きな感動をいただいた映画会でした。ぜひ、西脇でも上映会ができないか検討したいと思っています。

 映画上映終了後、多可町オーガニック・エコ農業を進める会の中尾さんが、自分たちの取り組みの紹介をしてくれました。中尾さんたちの会は、「多可町内の学校給食に地元のオーガニック食材をたくさん使ってもらったり、農薬や除草剤を使用していない畑や田んぼで安心して子どもを遊ばせることができたり、多可町をそんな素敵な町にしたいなという人」の集まりだそうです。そして、8月27日(日)には、中区安楽田で「多可町ほのぼの朝市」を開催されるそうです。

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『田中耕三郎 昭和の家族展』

2023-08-23 06:13:00 | 地域行事

 西脇市旧来住家住宅では、『田中耕三郎 昭和の家族展』が8月18日(金)~8月31日(木)まで期間で開催されています。

 『田中耕三郎 昭和の家族展』は、故田中耕三郎さんの次男の田中成人さんが、耕三郎さんが記録されていた写真やフィルムをデジタル化して展示されています。 

 田中耕三郎さんは1929年生まれで、妻八重子さんと結婚後、子どもが生まれたころより家族を中心に毎日たくさんの写真を撮影され、日記とともにアルバムに記録を残されました。52歳で亡くなられたそうですが、記録の膨大な量には本当に驚かされます。子どもたちの成長を楽しみ、家族旅行をはじめ家族の歴史が記録されています。また、田中耕三郎さんは、スケッチもたくさん描かれています。アルバムにも、ぎっしりと感想等を書かれています。奥さんの育児日記も展示されていました。

 西脇の街風景では、市役所・市民会館の建設、西脇駅前の様子、映画館などなど、昭和の西脇市の歴史もよくわかります。

 大変見ごたえのある「昭和の家族展」でした。『田中耕三郎 昭和の家族展』は、『とある家族の物語』(写真日記・田中耕三郎、編著・田中成人)として、本年9月25日に、全国の書店、ネット書店で発売されるそうです。楽しみです。

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第36回国民融合東播大学習会

2023-08-22 06:12:14 | 地域行事

 8月20日(日)、第36回国民融合東播大学習会が三木市で開催されるという案内をいただき、楽しみに参加してきました。

 国民融合東播大学習会は、部落問題の解決を目指し現在課題の人権問題を取り上げ、誰でも参加できる学習会です。実行委員会を立ち上げ、日時・場所、学習内容を検討されています。国民融合東播大学習会は、今年で36回目を迎える歴史ある学習会と言えます。

 今回の大学習会には、①「日本の外国人労働者施策-入管問題にも触れて-」神戸大学大学院・斎藤善久准教授、②「マイナンバー制度の問題点-保険所廃止にも触れて-」兵庫県保険医協会・西山裕康理事長、③「部落差別はなお根深く存在するのか-部落差別の実態に係る調査結果が明らかにしたこと-」部落問題研究所・梅田修理事。

 斎藤先生は、日本の外国人労働者施策について、①日本が外国人が働きたい国になれるか?②技能実習制度の廃止でも変わらない本質、③後戻りできず、途方に暮れる実習生、④生かさず殺さずの姿勢を続ける日本、⑤日本人に選ばれることが先決、と5点述べられました。斎藤先生は、技能実習生として日本に働きに来ているベトナム労働者の悩み相談・生活相談に体を張って応えられ、解決に取り組まれています。ベトナムから日本に大変な思いで働きに来てくれている若者を、都合の良いように使っている日本の企業を、日本人として情けない思いをしました。斎藤先生は、この30年、労働者の非正規化が進み正規労働者を含む全体の労働条件が押し下げられたこと、非正規の究極の形態が技能実習制度であること、日本人が普通に働いて普通に生活でき、日本人に選ばれることが大切であること、その上でどんな外国人に来てほしいのかを考えることが大切だと力説されました。

 西山理事長は、マイナンバー制度の問題点・課題を67項目に分け、テンポよく説明してくれました。現在、混乱している問題点についても、分かりやすく解説してくれました。

 梅田先生の講演を久しぶりに聴くことができました。梅田先生は滋賀大学教授でしたので、資料に基づき理論を積み上げていかれ、聴く人を納得させていかれます。2016年公布の「部落差別の解消の推進に関する法律」に基づき、有識者会議による『調査研究報告書』を詳しく分析してくれました。法律には、本来あるべき部落差別の定義がありません。また、参議院での付帯決議を受け、人や地域を特定することを伴う調査は実施しないこと、学校教育現場における調査の必要性は認められないこと、相談体制の充実・教育及び啓発の実施に資する調査とすることになったこと。しかし、一部自治体では、旧同和地区住民を対象とした実態調査を行っているところがあったことも述べられました。人権意識調査は、人権教育・啓発の必要性(住民の不十分な意識)を根拠づけるために、無理やり行っているのであって、差別意識の存在を明らかにするための調査方法自体が完全な行き詰まり状態になっていると述べられました。むしろ、住民の学習要求に基づく学習活動の組織化が大切であると結論付けられました。

 第36回国民融合東播大学習会は、100名を超える自主的に集まった参加者で会場いっぱいでした。参加者の皆さんも、確信を持つことができた大学習会だったと思います。

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