東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

『ギフチョウ特別展』

2024-06-01 06:05:37 | 地域行事

 5月26日(日)の午後、『ギフチョウ特別展』と題した講演会と琴・フルートの演奏会がみらいえで行われました。この取り組みは、西脇・多可自然探索グループの皆さんが企画してくれました。

 講演は、『ギフチョウの置かれている現状』と題して貝塚市立自然遊学館学芸員の天満和久さんが話してくれました。ギフチョウは日本固有種の蝶で、分布は本州(日本海側は秋田県南部から山口県萩市、太平洋側は東京都高尾山付近から山口市)だそうです。3月下旬~5月下旬に成虫が発生し、カンアオイを食べます。

 ギフチョウの生息地は、1960年代初めまでは全国で数多く見られたが、エネルギー革命後の里山の放棄や開発等により、多くの産地が次々と失われました。また、近年、限られた生息地に大勢の採集者が乱獲や鹿が食草を食べつくすといった問題等で、絶滅の危機に瀕している地域も出てきています。一方で、市民によるチョウ類の保護活動も活発になってきているとも話されました。日本固有種である春の女神「ギフチョウ」の保護活動の大切さにも触れられました。

 会場には、西脇・多可自然探索グループの皆さんが撮られた活動写真が展示されていました。

 続いて、琴奏者の竹内さおりさんが『ギフチョウと父』と題した話をしてくれました。竹内さんの実家のお父さんは、ギフチョウを保護しようと自宅に小屋を建て、カンアオイを育てられたそうです。その思い出を語ってくださいました。

 琴の演奏は、『鳥のように』『さくら』『早春賦』『ふるさと』でした。フルート奏者の深田玲功さんとの合奏では、『春の海』『涼流』『春の歌メドレー』『幸せなら手をたたこう』でした。『鳥のように』を聴きながら、大空に飛び立つ鳥になったような気持ちになりました。快い楽しい時間を過ごさせていただきました。

 閉会の挨拶は、私の恩師の廣田先生が心のこもった挨拶をされました。『ギフチョウ特別展』と企画運営していただいた西脇・多可自然探索グループの皆さんに心より感謝したいと思います。ありがとうございました。

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