東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

北播磨地区保健衛生大会

2008-11-30 10:27:00 | 県の行事
 11月29日の午後、北播磨地区保健衛生大会がアピカホールで開催されました。この大会は、各市町にある保健衛生委員会(市町によって名称が少し変わることもあります)が持ち回りで開いている大会で、指導者研修会を兼ねています。
 保健衛生委員の皆さんは、健康指導の一環として「まちぐるみ検診」・各種予防接種の受診の案内、衛生指導の一環として「クリーン作戦」やゴミステーションの管理等を行政と協力しながら行っています。住民生活に密着した保健衛生活動は、行政だけではなかなかできません。保健衛生委員さんの活動が、その地域の住民皆さんの快適な暮らしを助けていただいています。
 今日の大会では、長年保健衛生活動にご尽力いただいた方々が表彰されました。西脇市関係では、森佳子さん、藤井由美代さん、増田勉さん、有元正夫さん、前田忠之さん、山口美津代さん、来住禎之さん、宇仁直哉さんでした。本当にご苦労さまでした。
 記念講演は、西脇工業高校陸上部監督の渡辺公二監督が『健康であるためには』と題して行われました。私も、渡辺先生の講演(まとまった話)を是非聞きたいと思い、最後までいました。渡辺先生は、西脇工業高校に赴任したいきさつから始まり、大リーグの松井選手の高校時代の姿勢(教室の清掃、グランドの整備、そして野球の練習)など、多岐にわたる内容でした。正しい食事と睡眠という規則正しい生活が必要であること、素直な気持ちで人の話を聞く生徒が伸びることを熱意を持って話されました。


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比延小学校音楽会

2008-11-29 12:35:07 | 教育・子育て
 11月29日の午前中、比延小学校音楽祭にお邪魔させていただきました。朝もやが降りた寒い朝でしたが、体育館いっぱいの方が参加されていました。子ども達のお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんが楽しみにされていたことがよく分かります。
 迎山校長先生が挨拶で、子ども達がこの日のために音楽の得意な子も不得意な子も努力してきたこと、子ども達を応援するときは惜しみない拍手をして欲しいと話されました。各学年とも、合唱の部門と合奏の部門に2度登場します。私は次の予定もあり、プログラムの半分ほどを鑑賞することができました。
 音楽会の最初は、3年生の合唱でした。「どんな花よりタンポポの花をあなたに贈りたい」と私もよく歌った「たんぽぽ」を上手に歌ってくれました。幼稚園児の合唱「あいさつは笑顔のおまじない」は、観客席とおはよう・こんにちはと挨拶を掛け合うとことがあり、楽しい合唱でした。県庁見学に来てくれた4年生も、「すてきな友達」「パレード・ホッホー」を元気に声で披露してくれました。県庁に来たときには、松葉杖をついていた藤井君も治ったようで元気な姿でした。6年生の合唱「今日から明日へ」は、合唱としては難しい曲ですが、素晴らしい内容の詩をメロディーと共に披露してくれました。5年生の合奏「蕾」も、学年一丸となった演奏でした。2年生の合唱「いるかはざんぶらこ」の入り方が工夫されており、観客が引き込まれました。1年生の銀盤ハーモニカ奏を聴いていて、よく練習したんだなと感心しました。音楽会の進行を、6年生が手際よくやってくれていたのも感心しました。



 その後、予約していた巻き寿司をいただきに「こみせん比也野」に立ち寄りました。スタッフの皆さんが楽しそうに活動されているのが、印象的でした。レモン入りのお水も工夫されており、飲むとホッとしました。小・中学校や「こみせん比也野」を中心に比延地区のまちづくりが、着実に進んでいるように感じました。
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JR加古川線沿線地域活性化協議会

2008-11-28 17:57:47 | 地域行事
平成16年12月に、JR加古川線が電化されてから4年が過ぎました。電化後、各市では駅舎の改修や駐車場の整備を行い、乗客増を目指した取り組みを進めています。例えば、小野市では3駅を改修し、改修後の駅舎の管理を住民の方々に任せています。西脇市でも黒田庄駅を改修し、住民組織「えき益ゆうき」の皆さんが管理を行っています。普段の日は、喫茶を開いたりミニ画廊を開き、多くの住民の方が来られています。休日は、朝市を開いたり、イベントを計画し、駅舎を交流の場として、上手に利用されています。西脇市駅でも、野村町まちづくり協議会の皆さんが、昨年から12月にイルミネーションで駅舎前を飾られたり、今年11月から朝市も行いだされました。乗客数も以前に比べ少し増加しているようです。
北播磨県民局では、加古川線利用促進・沿線地域活性化協議会を立ち上げ、JR加古川線を利用する乗客を少しでも増やそうとして、市町を超えた連携を進めてくれています。先日、担当してくれていますハートランド推進課を訪問した際、3つの取り組みを紹介されました。ひとつは、「加古川線沿線ガイド」(2008年秋号)でした。加古川線沿線の市町の秋のイベント、特産品紹介を興味深い内容で紹介するパンフレットでした。もう一つは、「加古川線沿線スタンプラリー」です。交流施設2つと駅スタンプ1つを集めれば、黒田庄和牛をはじめ沿線市町の特産品がプレゼントされるという内容です。期間は11月1日から来年1月30日ですから、まだ間に合います。3つめは、「加古川線絵画・写真公募展」の案内でした。毎年行っているそうですが、少しでも加古川線に親しみを感じてもらおうとする取り組みです。平成19年度大賞は、黒田庄町船町の高瀬勇哉君で、私の教え子の息子さんでした。



JR加古川線を利用している鹿野町の方から、より利用のしやすいダイヤ改正の提案もいただいています。JRも民間ですから、費用のかかることはなかなか改善しにくい面がありますが、費用がかからずにできることもあります。加古川線利用促進・沿線地域協議会を通じて、具体的な提案でJR西日本に粘り強く交渉していきたいと考えています。
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東播懇話会「いま、世界で何が起こっているのか?」

2008-11-28 10:03:27 | 県議会
 11月27日、加古川プラザホテルで、東播懇話会・北播懇話会共催の特別例会が開かれ、私も楽しみに参加してきました。楽しみというのは、経済評論家の内橋克人氏が『いま、世界で何が起こっているのかーマネー崩壊から食糧危機まで』と題した講演が聞けるからでした。
 内橋氏は、神戸新聞の客員論説委員も務められ、8月26日付の『誰のための成長か問うとき』と題した論説を読み、ぜひ講演を聴きたいと思っていました。
 内橋氏は、昭和32年神戸新聞社へ入社した時、先輩記者からジャーナリストの3訓、①自分の目で確かめる、②上(出世)を向いて歩く記者はダメだ、③攻める側にカメラを向けるな(弱者の立場に立て)を教えられたそうです。新保守主義(規制緩和を叫ぶ)やマネー至上主義には早くから警鐘を鳴らされてこられましたが、現在の金融危機のもとで内橋氏の主張はなるほどと納得させられることが多くありました。
 アメリカ経済は、農業・製造業の占める割合が低下し、金融・保険・リース業などの実態を伴わない産業によって成り立ってきました。国民も、カードを多数持ち、所得以上の消費を行ってきました。その崩壊が、現在の金融危機を引き起こしました。新しく発足するオバマ政権は、社会的至上主義に向かっていくだろう、ヨーロッパは、中小企業を大切にするなどローカル化の思想があり、経済復興は早く進むだろう、その時、「取り残される日本にならないか」心配であると述べられました。このブログで、十分伝えられないのが残念ですが、ぜひ皆さんにも聞いていただきたい内容でした。
 内橋氏は、最後に第2次世界大戦中にドイツで、ナチスに対抗した小説家エーリヒ・ケストナーの「本当の勇気」という言葉を引用されました。
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㈱マイクロン・ジャパン

2008-11-27 09:14:13 | 企業訪問
 西脇市平野町にある㈱マイクロン・ジャパンを訪問させていただきました。㈱マイクロン・ジャパンへは、昨年春に企業訪問させていただき、会社の業績や工場見学もさせていただきました。
 今回は、企業の社会貢献について、お話を伺うことができました。神戸新聞でも時々報道されているように、㈱マイクロン・ジャパンは、西脇市の様々な活動に会社として積極的に関わっておられます。社員教育の分野にも、会社の姿勢として取り入れられているようです。11月初めに開かれた西脇産業フェスタでも、企業アピールと共にその収益を寄付されています。
今、会社の入り口には、「西脇工業高校陸上部全国高校駅伝大会出場おめでとう」という大きな看板が掲げられています。私がその看板を見たのは初めてでしたが、10数年前から全国大会出場が決まると掲げられているとのことでした。会社として、西脇で頑張っておられる団体・個人を応援したいとのことでした。
マイクロンの社員の方が行う重春小学校への出張授業は、子ども達に大変好評です。半導体の最新技術であっても、そのメカニズムを子ども達に分かりやすいように、教えておられています。
先日社員教育の一環として、『西脇病院の小児科を守る会』のスタディディ・ママによる「子育て勉強会」を会社で行われました。勤務が4交代のシフトであるため、子育て学習会に参加できにくい子育て中の社員や希望者を対象に行われています。4交代シフトであるため、会社としても4回行うそうですが、今後も年1回ぐらい社員教育として位置づけられたいそうです。
現在、世界の半導体メーカーの経営は大変厳しく、韓国のサムソンをのぞき、ほぼ赤字だそうです。その主な原因は、メモリーの供給過剰で、オリンピックイヤーやクリスマス商戦用に生産したものが世界の金融不安の中での消費者マインドが冷え込んでいること。さらに、金融危機からくる資金供給能力が低下し、設備投資が各企業ともできない状態であることそうです。
西脇市の経済で㈱マイクロン・ジャパンの占める割合が大きく、企業の社会貢献のあり方も含め、さらに行政と連携を密にとる必要があると感じました。
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第4回加杉野学習会

2008-11-26 09:46:02 | 産業・労働・雇用
 11月25日の夜、第4回加杉野学習会が開かれました。テーマは、「播州織の最近の動向及び行政・地域との連携」でした。参加者数は、少なかったのですが、若いデザイナーの皆さんや産元関係の方、織布関係の方、高校の先生など様々な分野の方の参加でしたので、活発な意見交換ができました。
 基調提案は、地場産業部会の朝井真吾さんからありました。播州織の生産は、現在、2月~3月1部入りの仕事が多少入ってきているが、厳しい状況であること。2009年度のSS用の生地ができあがりつつあり、今後どう売っていくかが課題であり、春の展示会に向けた取り組みも進んでいるとのことでした。また、分業体制をとっている播州織の各分野での後継者問題を早急に考える必要があること、各業種間の連携、企業と行政の連携など地域をあげた取り組みが今求められていることも報告されました。
 参加者からは、播州織には縫製部門が欠落しており、最終製品が提示出来にくい弱点があること、播州織の商標登録のロゴマーク入りが幅を狭めさせているのではという問題点も提起されました。受注型から企画提案型の取り組みを進めることが必要であり、外部のデザイナーの方々は、播州織の素晴らしさがよく分かっているが、地元での評価が低いのではないかという意見もありました。西脇市が、まちとして、播州織の様々な業種・関係機関をコーディネイト出来る仕組みづくりが必要ではという意見もありました。
 西脇高校生活情報科が、藤原先生を中心に20年間にわたる粘り強い取り組みの中で、若手デザイナーが育ったり、播州織の素晴らしさをアピールしたりと大きな成果をあげてくれています。こうした粘り強い取り組みから学ぶ必要があると私は思っています。
 学習会は、今後課題毎に分科会につくり、話し合っていこうということになりました。次の学習会を早く計画したいと考えていますので、ぜひ多くの方の参加をお待ちしています。


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上空から見た加杉野地域(西脇・多可)

2008-11-25 10:33:16 | その他
 黒田庄町長に就任して間もない頃、消防訓練の一環で、県消防庁のヘリコプターに乗せていただいて、黒田庄を上空から眺めることがありました。普段見ることのできないまちの形状が、一目で見ることが出来て、黒田庄の課題についても、上空から見る中で、考えることがたくさんありました。

 今回、上空から西脇多可地域を一度見てみたいという強い思いが前からあったのですが、偶然その機会を与えていただくことができました

加古川沿いの黒田庄 

土づくりセンター建設現場 

東はりま日時計の丘公園 

 昨年大きな山火事が起こった高松町の山々、鹿野町で問題になっていた山間の産廃処理場、激特事業が進んでいる加古川・杉原川・野間川の工事の様子、土づくりセンターの工事現場、市役所を中心とする市街化地域、緑風台団地から茜が丘団地の様子。芳田地区から続く八千代区は、途中で大和川の谷間に分かれますが、野間川沿いに集落ができています。旧八千代町役場周辺に一定の広がりがありますが、川沿いの細い町です。オートサーキット場も全体像を初めて見ることができました。山を越えると、加美区の町が広がってきます。加美区も杉原川沿いに細長い奥まった町です。旧加美町役場周辺に青年の家や加美中学校と公的施設が集まっています。新しく出来た「ラベンダーパーク」は、今は土しか見えませんでした。中区は、八千代区や加美区と比べると、役場を中心に平野部が少し広がっています。町中の道路整備が行き届いているのも、上空からよく分かりました。

ラベンダーパーク 

野間川沿いの八千代区 

馬事公苑 



 上空から見ると、西脇市と多可町は一帯の町だということがよく分かります。野間川沿いに八千代区の集落が広がり、芳田地区に出てきます。杉原川沿いに加美区と中区の集落が広がり、日野地区に出てきます。加古川沿いに黒田庄町の集落が広がり、比延地区・津万地区にでてきます。そして、3つの川の合流点付近に西脇の市街地が広がっています。西脇青年会議所の皆さんが、西脇・多可地域のことを「加杉野」と名付けたことが、上空から見るとなるほどとうなずくことができます。
 上空から西脇多可地域をみるという貴重な体験をすることができ、自分の視野が少し広がったような気がしています。

工事中の県営日野団地  

西脇市役所周辺 

小坂町雇用促進住宅 
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勤労感謝の日

2008-11-24 17:06:16 | 地域行事
 11月23日、「西脇市勤労感謝の日記念式典」が職業訓練センターで行われました。この式典では、西脇市技能功労者表彰と永年勤続功労者表彰が行われます。
 今年度の技能功労者表彰を受けられた方々は、52年間建築板金塗装工として頑張られた大江英雄さん、50年間木製建具製造に頑張られた高杉一豊さん、45年間左官業に頑張られた竹岡忠一さん、40年間造園工として頑張られた廣仲重和さん、51年間左官業に頑張られた藤井征さん、48年間織布工として頑張られた松原民男さん、41年間美容師として頑張られた宮崎のり子さんの5名でした。それぞれの方が素晴らしい技能を持って勤めてこられたことに、敬意を表したいと思いますし、今後とも後進の指導に頑張っていただきたいと思います。
 富田町の後藤区長さんが、大江さんの頑張りは富田町の誇りだと言われ、式典にも参列されていたことを嬉しく思います。私も黒田庄役場近くにお住まいの藤井さんが朝早くから夕方遅くまで仕事に励まれていたことをよく知っています。本当におめでとうございます。
 永年勤続功労者表彰は、30年以上勤務され来春退職を予定されている方々を表彰されているようです。学校の先生方や市職員、神姫バスや播織工業、JP労組の方々、16名の方が表彰されました。これまで長年のお勤め、本当にご労苦様でした。今後は、地域の一員として西脇市を支えていただきたいと願っています。先生方の中には、私もお世話になった方が多くおられます。いつも明るく接していただき、元気をいただいた三村先生、バレーボールでお世話になった久保先生、ありがとうございました。



 萩ヶ瀬会館では、「いきいきふれ愛まつり」が盛大に行われていました。西脇市の福祉に関係する39もの団体が実行委員会を作られ参加していますので、会場はひとひとで一杯でした。会館の2階ステージでは、小・中学生の体験発表が、1・2階の会議室では、手話体操や心肺蘇生法の体験等が行われていました。グランドでは、各団体のバザーや模擬店が並んでいました。私も、各店から声を掛けられ、コロッケ、お好み焼き、うどん、ぜんざいといただきました。少し食べ過ぎました。高田井町や和田町、黒田庄町などでいつも私がお世話になっている女性陣が頑張っておられ、嬉しく思いました。


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通学危険箇所の要望

2008-11-23 08:04:16 | 教育・子育て
11月22日、西脇・多可地域の4県立高校(西脇高校・多可高校・西脇工業高校・西脇北高校)の校長先生・PTA会長連名の通学危険箇所の改善要望書が届けられました。届けていただいたのは、西脇高校PTA役員の松原さんでした。松原さんから西脇市に関する通学危険箇所10カ所について、一つひとつ図面も参照しながら丁寧に説明を受けました。



 今回の要望をまとめるにあたっては、西脇高校PTAの皆さんが、危険箇所の調査を地区毎に行い、地区別懇談会でも話し合われたそうです。さらに、他の3県立高校にも働きかけられ、4校の要望としてまとめられたそうです。特に、「防犯灯が少なく、夕方遅くなると帰宅するのに怖くて仕方がない所や歩道が途中でなくなっており、車道に出て危険だという」交通安全対策上改善が必要な箇所について、現場での調査をもとにまとめられています。
 高校生の通学路の安全確保について、熱心に取り組まれているPTA活動を大変頼もしく感じました。通学危険箇所10カ所の内、西脇市に関することが4カ所、兵庫県に関することが4カ所、国土交通省に関することが2カ所ありました。兵庫県に関することは県土整備部(多可土木事務所)と西脇警察に、国土交通省に関することは兵庫国道事務所明石道路維持事務所に、早速伝え実現に向け頑張っていきます。
 午後からは、4カ月ぶりに『正論の会』に参加することができました。西脇病院に関すること、議員定数に関すること等、活発な意見交換が行われました。
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管外調査その2

2008-11-22 11:36:57 | 県議会
 11月20日の午後、鹿児島空港から奄美大島にわたりました。離島の悪条件の中で、地域特産品の開発、振興等の取り組みを調査するためでした。
 最初の訪問先は、㈱奄美大島酒造でした。奄美群島は、第2次世界大戦後アメリカの占領地でしたが、昭和28年に日本に復帰しています。地場産業である大島紬と併せ、黒糖焼酎を特産品とする取り組みが粘り強く進めてこられました。黒糖焼酎は、奄美の島々で生産される黒糖を主原料とし、南国の澄んだ空気と深層から湧き出る自然硬水によって作り出されるまろやかな風味の焼酎です。㈱奄美大島酒造では、2年以下の製品は出荷しないという基本方針のもと、しっかりと寝かせた黒糖焼酎を作り出しています。



 21日は、奄美大島紬協同組合を訪問しました。大島紬は、奈良時代まで遡る歴史と伝統を持つ地場産業です。高級絹織物として全国的にも有名ですが、近年の着物離れの中で、大変な状況になっています。生産額も、ピ-ク時の昭和55年には286億円あったものが、平成19年には20億円に、機屋(はたや)数も2733社が152社と激減しています。そうした中でも、協同組合では、「大島紬ルネッサンス」(再生)を目指し、「地域ブランド」として認定も受ける等の取り組み、販売強化を図っています。播州織と共通した悩みもあり、大変勉強になりました。
 県立大島紬技術指導センターでは、時代や流行の進展に対応するための新技術や新製品の研究・開発に取り組むと共に、大島紬後継者育成のため伝習生制度を行っています。西脇市にある県立繊維工業技術支援センターの役割とよく似ていますが、後継者育成の取り組みは学ぶ必要があると感じました。上原所長さんが挨拶で、西脇市の日本ものづくり大賞に輝いた「片山商店」の取り組みを褒めておられたことには驚かされました。
 2泊3日の管外調査でしたが、外から兵庫県や西脇の産業を見つめ直すことができたように思います。
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