走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

己の弱さを知る

2013年03月13日 05時20分47秒 | つぶやき

 自分の過去を振り返った時、ずいぶんと無理をしていた自分がいたことに気づかされる。
 確かにそういう時期が必要だったのかもしれない。
 そういう時期があったからこそ、今の自分がある。

 ずいぶんと、弱くなったと思う。

 恐らく、己の限界が見えてきたからだろうか。
 己の限界を認めるのが怖かった。

 例えるなら、ウサギと亀。
 自分はウサギであり続けたいと思っていたのかもしれない。
 だが、気づくと自分はウサギではなく亀だったんだと気づく。

 それを知ったときの自分の気持ちは尋常じゃない。
 うろたえ、もがき、苦しむ。
 そして、居直る。

 亀でいいじゃないかと。
 
 ずいぶんと気が楽になる。
 たくさんのウサギに追い越される。
 時には亀にだって追い越される。
 でも、腹も立たないし、「どうぞ」と道さえ譲れる自分がいる。

 きっと、かけがえのないものを見つけたからだろう。
 職場の向かえ側にある小学校の子どもたちの下校が始まりだすと、ざわつきだす。

 気分転換に、外へ出て、子どもたちを見送る。
 「さようなら」と通るたびにいってくれる。
 笑みがこぼれる。
 まさに、至福の時である。

 「この子どもたちのためにがんばろう」と思える。

 そんな時、「亀でいいじゃない」と思える自分がいるのである。