走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

徹底した現場主義のために

2011年03月01日 22時49分58秒 | 考え方
 NPOユニバーサルクリエートの米田さんから椎川忍さん(総務省自治財政局長、前総務省地域力創造審議官(初代)、元内閣官房内閣審議官(総理大臣官邸末吉参与室)、元自治大学校長(第43代))のお話をお聞きしたので紹介します。

 椎川さんは、地域が大好きで地域を元気にするために努力をされ、ライフワークを地域活性化に注がれておられます。そして、地域という現場を大切にするその信条はすさまじいものがあります。
地域活動の現場にいる者としては本当に参考になるお言葉です。

○基本は、「歩く、見る、聞く、食べる、飲む、泊まる、買う(特産品)、
 そして伝える」こと

○初めての土地に行ったら、まず1時間ぐらいまち歩きをする

○朝は早起きをし、まちなかをジョッギングする

○歩いたり、ジョギングをしたりするスピードでまちをみると、
 そこに住んでいる人たちの生活やまちの本当の姿がわかる

○できるだけ朝、昼、夜、それぞれのまちの姿を見る

○地元資本のホテルに泊まり、地元の人が行く居酒屋などで食事をする

○そうすると、そのまちのおもてなしの心やサービス業の水準がわかる

○土地の人たちと知り合いになり、人の輪(和)が広がる

○HP、ブログ、ツィッター、ML、メールで継続的に議論し、関係を深める

○人と人がつながると、思いがけないプロジェクトが生まれたり、育ったりする

「地域力創造訓」
    ~初めて地域力創造グループに来られた方へ

○権力やお金の力だけでは決して人は動かないし、地域も活性化しない

○地域おこしを実際にやっている人たちと一緒に考え、行動し、スモール
 サクセスを実現し、感動を共有する

○人材面での補完、ネットワークづくりに自分の持っている知見を役立て
 られるように努力する

○現場主義を貫き、地域の抱える課題をなんとかできないかと考え、一緒に
 汗をかいて問題解決にあたる

○机上の空論は最悪、実践による前進が尊い

○個人プレーでは限界、組織総力戦で最大限の成果をあげる

○地域にも、組織にも、一人として要らない人間はいない。
 みんなの力が必要である(やねだんの豊重公民館長の言葉より)


 本当にすごい人です。