走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

あったかい心

2010年06月04日 22時25分03秒 | ちょっといい話
 松山に「すみれ」というお好み焼き屋さんがあります。
 とても流行っていて、ほかのお好み焼き屋さんとは雰囲気もメニューも、またスタッフ教育も同業者とはまったく異なります。
このお店を経営するのは元地方公務員です。
昨年、あるきっかけで知り合うことになり話をしたところ、意気投合しました。
 そして、今、お好み焼き屋「すみれ」は三店目をオープンする予定です。

 この「すみれ」のユニークなところは、具材の「地産地消」にこだわるだけでなく安心安全な商品提供を目指して具材づくりからすべて自分たちでやってしまおうというところまで行き着いてしまったところです。
 そこに、「奇跡のりんご」つながりでNPOユニバーサルクリエートに声がかかりました。
無農薬無肥料で具材をチャレンジドに作ってほしいという要望です。
すみれさんは、これによりチャレンジドの就労支援につながるということを理解してくれているのです。

 そして、まず、麦と豆を植えました。
 麦の効用は、地下深くまで根を張りますから土の改良につながります。
 そして豆は、食いしん坊ですから肥えすぎた土の栄養を吸い取ってくれるのです。
 この二つの植物の力を借りて土を元気にしておいてから主役のキャベツを植えることとしています。
 そして、蝶が嫌うハーブなどもあわせて植えることとしています。
 これにより、見た目は悪くても元気で安全なおいしいキャベツを作ることとしています。

 私たちは、このプロジェクトを「キャベツ・プロジェクト」と呼んでいます。
 そして、NPOユニバーサルクリエートにチャンスをくれたすみれさんの温かい心に感謝です。