走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

叱れない上司が増えている

2010年05月04日 22時27分09秒 | 考え方
 最近の若者は、「打たれ弱い」とよく言われる。
 果たしてそうだろうか。
 私の部下たちは、どちらかと言うと先回りして行動を起こしてくれていたので、叱ろうにもその機会が減っただけではないかと思うのである。

 個人的に見ても、私の若かった頃よりはるかに優秀である。
 心の中で何回も「すげぇー!!」と叫んでいた。
 自分が彼らの年齢の時、これほどまでに勉強して、これほどまでにがんばっていたかというと疑問である。

 私は、この「打たれ弱い部下」を単に上司が上手に使い分けているのではないかと思う時がある。

 私は、叱る時、できるかぎり激しく叱るようにしている。
 感情をむき出しにして...
 こんな上司は失格だろう。

 その人に愛情をもち、本当に育って欲しいと願っているのなら、本気で叱れると思う。
 裏をかえせば、上司が部下のことよりも自分のことを優先したならば、当然、叱れないと思う。
自分を嫌われたくない、そう考えると上司は叱れないし、叱ることができない。
こんな上司を「薄情な上司」と言うのである。

 そして、こんな上司がいっぱいいる組織は、未来永劫続くとは思えない。

 自信のない上司、薄情な上司、たしかに叱るだけでは能がないが、せめて部下を精一杯思いやる上司でありたいと、ずっと思っている。