走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

気にしない

2008年07月23日 22時08分36秒 | その他
 さまざまな壁

 仕事をしているとさまざまなことがあります。
 そして、何か新しいことや従来のシステムを見直すときには、それに対抗するエネルギーが必ず発生します。
 このことは、森羅万象、正と負のエネルギーが存在し、それが引き合うことでバランスを保とうという自然の摂理のようなものがあるからだと思うのです。

 何が言いたいかというと、私は過去に推し進めることに対して反対の意見が出たときに真っ向からその相手に対して反論をしていたような気がします。
 でも、よくよく考えると、その人の立場や過去の経験から出てくる意見に対して切替すことだけを考えていたような気がします。
そういっていただくことが私という個人を越えて、組織や地域、市民に役立つ何よりの意見にもかかわらず...

 そして、今日、そういう場面がありました。
 正直、最初はカチンときました。
 でも、冷静に受け止めていくうちに、過去の経緯やそのときの相手の思い入れ、悔しさなど、もろもろのものが見えてきはじめました。
そして、真摯に耳を傾けているうち、なるほどなるほどであります。
 そうか、そういう見方が確かにあるなあと。
そう思うと、自分たちの落ち度がいっぱい見えてくるのです。

 そして、それをクリアするためには相手が納得するだけの準備をしていこうと、その席を立つときに思いました。

 帰り道、炎天下の道をうなだれて帰りながら、時折吹く風が「気にしない、気にしない」と私の頬をなでてくれているような気がしました。