今日、NHK松山放送局のイベント「NHKスペシャル/新シルクロード」に参加してきました。講演は、国立民俗学博物館教授の小長谷有紀さんでした。
彼女はもともとモンゴルについての専門だそうですが、シルクロードの西夏という都市が砂に消えたことについて研究をされているそうです。
その話を聞きながら、民俗学は単にそれだけに止まらず、環境学や生物学、経済学まで造詣が深くなければならない学問だということを改めて気付きました。
その話は、本当に興味を抱くもので、中国の変遷や現代中国の有り様、さらには中国の未来まで見えるような気がします。(ちなみに、氏の著作に「中国の環境政策」があるそうです。)
また、モンゴルにもふれ、例えば「赤信号、みんなで渡れば怖くない。」というのが日本だが、モンゴルでは「赤信号、気をつけて渡りましょう。」という風土らしい。つまり、厳しい自然の中で移動しながら生きていくためには、すべからく自己責任という考え方が中心なのだそうです。
そして、彼女はこうも付け加えました。「これから、よりボーダレス社会が進んだとき、国を背負って活動するには限界があり、国を超えた自己責任の下での活動の方が現実的になるでしょう。そういう意味では、私たちはモンゴルの人々から多くのことを学べると思いますと。
彼女はもともとモンゴルについての専門だそうですが、シルクロードの西夏という都市が砂に消えたことについて研究をされているそうです。
その話を聞きながら、民俗学は単にそれだけに止まらず、環境学や生物学、経済学まで造詣が深くなければならない学問だということを改めて気付きました。
その話は、本当に興味を抱くもので、中国の変遷や現代中国の有り様、さらには中国の未来まで見えるような気がします。(ちなみに、氏の著作に「中国の環境政策」があるそうです。)
また、モンゴルにもふれ、例えば「赤信号、みんなで渡れば怖くない。」というのが日本だが、モンゴルでは「赤信号、気をつけて渡りましょう。」という風土らしい。つまり、厳しい自然の中で移動しながら生きていくためには、すべからく自己責任という考え方が中心なのだそうです。
そして、彼女はこうも付け加えました。「これから、よりボーダレス社会が進んだとき、国を背負って活動するには限界があり、国を超えた自己責任の下での活動の方が現実的になるでしょう。そういう意味では、私たちはモンゴルの人々から多くのことを学べると思いますと。