近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 “八重山島の将来”・石垣島は!その2

2008年06月18日 | 歴史
石垣島の将来は、前述の通り、他に類を見ない素晴らしい自然に恵まれた観光資源を、活かし守ることが運命付けられている。

と同時に琉球王朝時代から受継がれた伝統・文化を守り続けることも課せられた大きな責務。







写真は、石垣島の“みんさー工芸館”、八重山みんさー織り及び海の青を彩った、みんさー織り。

石垣島に伝わる民芸品・伝統手織物のみんさー織りを展示・販売する“みんさー工芸館”及びみんさー織物。苧麻の繊維を原料にして織られ、琉球王朝時代に、その精巧な織物が完成したと云われている。





写真は、石垣島の八重山古典民謡コンクール発表会及び石垣島の春祭りで催された伝統踊り。

琉球王朝時代から受け継がれた伝統や文化は、そのまま八重山人の間に脈々と生き続け、祭りの場面や伝統芸能や日々の暮らしの中で発見することができる。石垣島は将に芸能の島でもある。

八重山の島々はそれぞれ特性を持ち、それぞれが島独自の文化を持っているという実に特徴のある文化形態を形成している。







写真は、石垣島牧場の夕暮れ、石垣牛及び食肉牛。

石垣島にとって畜産業は生活を支える基幹産業であり、その振興はサトウキビ産業の振興と共に欠かすことはできない。

石垣島の地形は北側に山が集中し、南側には平野が広がっており、農業や畜産業が盛んに行われている。畜産業では黒毛和牛の取引高は、年間40億円以上と目覚しい成果を収めて、農畜産業生産の50%以上を占め、サトウキビ生産も20%強を占める。

石垣島では子牛の飼育だけで、全国各地に売られていく。食用牛の飼育はほとんど行われていないと云う。

生後8ヶ月になると石垣牛は本土に運ばれ、神戸牛・松阪牛など本土銘柄牛に変わる現実は、「石垣牛がいずれ石垣島畜産業の将来を大きく発展させる可能性がある!」とも云える。

そこで本土銘柄牛の下請けではなく、“沖縄ブランド”として出荷できるように飼育工程を延ばし、沖縄ブランドとして安定出荷していくことが、石垣畜産業の競争力強化に繫がる。

現に“石垣島ブランド”牛の販売を計画しており、近い将来、スーパーなどで石垣島ブランドの牛肉を見かけると思われるが・・・・。

と云うことで、就業労働者の高齢化、後継者不足など厳しい状況にあるが、農産物の付加価値を高めることや“地域ブランド”化などを促進し、若者を含め新たな就労者が夢のもてる産業として育成を図ることが明日につながる。

石垣島牛への需要が急拡大しているだけに、このチャンスを活かし・続けることが畜産業の将来を大きく作用する。

2007年8月、石垣島の面積の約3割にあたる約7,000haが“西表国立公園”へ編入されるとともに、名称が“西表石垣国立公園”に変更された。



写真は、2013年に開港が予定されている、新石垣空港の現場。

“西表石垣国立公園”の指定により、新空港問題で有名となった白保地区等が海中公園地区として規制され、海中公園の面積は国内最大となった。

近年の“石垣バブル”とも揶揄される急速な開発工事、転入居住人口の増加、観光客の増加等々により、自然破壊などが危惧されていた。

今回の国立公園指定は、過度の開発投資を抑制させ、自然と調和した振興開発に繋がることを期待したい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿