近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 “八重山諸島の将来”・西表島は!

2008年06月20日 | 歴史
沖縄の歴史・文化 沖縄の特徴・“八重山諸島の将来”西表島は!
ここでは、島全体がジャングルに覆われた、一周84kmの西表島を取上げる。

西表島からは、沖縄本島よりもむしろ台湾のほうが近く、台湾へは約200kmしか離れておらず、台湾との関係が深く、古代には大陸と繋がっていたと考えられる。
台湾が日本統治下だった頃、台湾から移住してきた人もいるらしい。

石垣島から西表島までは30kmほどで、西表島は沖縄県内では本島に次ぐ大きな島だが、90%ほどが亜熱帯原生林に覆われている。「この島は自然保護第一主義である!」というセリフが島民の共通認識。





写真は、西表島のパイン畑及びパッションフルーツ畑。

西表島の人口は2,200人余り、農業が主たる産業で、島の東部地区ではサトウキビ、西部地区はパイナップル・稲作が盛んであるが、やはり観光業に大きく依存している。

最近ではマンゴーやパッションフルーツなどの熱帯果樹栽培も盛んで、地場産業として大きく成長する可能性を秘めている。







写真は、西表島国立公園の光景、マングローブに囲まれた浦内川及びピナイサーラの滝。

西表島の横断面は皿を伏せたような台地状で、写真のように、最高峰の古見岳が標高約470m、他300~400m級の山が全島に渡って分布している。

西表島は珊瑚礁の海あり、マングローブに囲まれた川あり、ジャングルとなった山ありと、海・川・山全てが揃った世界の遺産。

西表島は一部ではなく、島全体がまさに「原始」のままで、どれをとってもスケールの大きさに圧倒される。手つかずの自然が残る日本最後の秘境と云える。







写真は、西表島仲間川のマングローブ、干潮時に露出したマングローブの根及び西表島の樹齢400年のサキマスオウ4m以上の古木。

まるで海のような大きな川やマングローブ林、ヤエヤマヤシ群落などに囲まれ、仲間川を溯る。

マングローブとは「海水の塩分濃度に耐えうる樹木が多数集まって作る樹林!」をいうらしく、オヒルギやメヒルギなどがそれぞれ群落をなしていると云う。





写真は、西表島の天然記念物・カンムリワシ及びセマルハコガメ。

手つかずの自然が残る日本最後の秘境だけに、特別天然記念物のカンムリワシ・セマルハコガメなど珍しい生物も棲息している。

島全体が“原始”のまま残る、国立公園の西表島でも、道路などの土木工事の手法などは、本土の道路工事などと何ら変わらないと云う。側溝の設け方にしても、排水放流についても、必要最低限の配慮しかなされていないらしい。

西表島の素晴らしい自然に触れるにつけ、島民の方々の生活は維持しつつも、自然への影響は最小限にとどめさせる方法を、官・民が力を合わせて考え・実行していかなければならない!


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