近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

奈良県田原本町の唐古鍵遺跡公園建設にまつわる最新情報そのⅠ

2016年03月06日 | 歴史
首題の弥生時代巨大集落が復元される、奈良県田原本町の唐古鍵遺跡公園建設にまつわる最新情報を、以下3回シリーズで紹介します。

奈良県田原本町が、国史跡「唐古・鍵遺跡」(弥生時代)で史跡公園整備を進めている。

遺構展示館や広場などを設けるほか、発掘調査で出土した環濠や森を復元し、「弥生の風景」をよみがえらせる。

平成29年度完成・平成30年4月オープンを予定している。









写真は、上から現在の唐古鍵遺跡の上空写真、遺跡公園完成予想図及び平成27年9月上旬現在の公園工事現場2点。

唐古・鍵遺跡は町北部に位置する弥生時代を代表する集落跡。環濠に囲まれ、全体の広さは約42万㎥で、町教委による発掘調査で建物跡のほか、土器や木製品など膨大な量の遺物が出土している。

本遺跡は、稲作農耕が始まった弥生時代を代表する環濠集落跡で、遺跡発見から100年以上の発掘調査史があり、直近の発掘調査は第115次に及ぶ。

弥生時代600年間継続したムラは近畿地方の中核集落と考えられ、多種多様な出土遺物から当時の生活文化を知ることができる。

ムラの周囲には、幅5~10mの環濠が幾重にも巡り環濠帯を形成し、敵からの防衛や運河の機能を担っていた。

集落の内部では、石器・木製品の生産や青銅器の鋳造を行い、物資流通の中心となっていたと思われる。

唐古池周辺の中心部約10万㎥は平成11年に国史跡に指定され、町は公有化をはかるとともに、有識者による整備委員会を組織し、平成21年度から史跡公園整備を進めてきた


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