近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

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沖縄の歴史・文化 “沖縄の常識”・“創作そば”!その2

2008年05月31日 | 歴史
沖縄そばの出し汁と豚肉の味付けのオリジナリティーは、今後ともそばの数ほど出てくると思うが、その上に更に独創性を求めるとすれば、麺そのもの及びトッピング用具材に創作の余地がある。

特に風味・食感と共に、“健康嗜好”を創作のキーワードにした、試行錯誤の動向が感じ取れる。

沖縄県男子の平均寿命が、全国長寿県ランキングで第26位にまで落ちてしまったことが、マスコミなどで大きく取上げられているが、脂肪分過多のアメリカ食文化嗜好が影響している。今日では蛋白源に十分すぎるほど恵まれ、沖縄県男性は肥満率全国第一位という汚名をきせられている。

ということで食の欧米化は、野菜離れを加速し、豚肉から牛肉へ、さらに低カロリー・低脂肪食から高カロリー・高脂肪食へと県民の伝統食文化を変化させ続けている。

沖縄伝統の定番健康食の一つが“イカ墨汁”で、体の具合の悪い時、貧血や微熱のある時、疲労の激しい時などに食し、その効用にあやかるもの。
昔は今のような薬がないので、身近にある素材で身体の回復をはかる庶民の知恵から生まれた。





写真は、石垣島“あんまー食堂”の“イカ墨そば”で、イカ・こんにゃく・豚肉・椎茸などが入って600円也と割安及び“沖縄そば博物館”の“イカ墨そば”。

世界に誇る“イカ墨食文化圏”である石垣島ならではのイカ墨そばは、見かけはともかく、イカ墨を練りこんだ、程よい硬さの麺と黒いスープが元気をつけてくれる。

イカ墨スープが美味くて、麺があるのを思わず忘れてしまうほどと云う。そしてイカのモチモチ感が、食欲をそそるらしい。





写真は、沖縄恩納村“なかむらそば”には、カマボコにも練りこまれたアーサー尽くしそばは700円也及び同“なかむらそば”のアーサー練り込みそば600円也。

健康嗜好といえばアーサーのような岩のりもその一つ。
麺にアーサーが練りこまれているので、淡緑色の食欲をそそる色合いで、カマボコにもアーサーが練りこまれ、且つ器にも満遍なくアーサーがトッピングされているなど、アーサー尽くしの一品にビックリ。

絶妙な塩加減のヘルシーなスープだけでなく、器全体に広がるアーサー独自の磯の風味が何とも云えないらしい。





写真は、沖縄本島南城市“くんなとぅ”店の“モズク練りそば”及び同“くんなとぅ”店のモズク尽くし定食800円也。

沖縄で海藻と云えば、全国シェアー約90%のモズク。
そば屋“くんなとぅ”は“モズクそば”で有名な所。モズクを練りこんだ太めの麺に、スープもしっかりした味で、おかわり自由の生モズクを好きなだけトッピングできる。

“新鮮な海の恵をどうぞ!!”をキャッチフレーズに、沖縄の食材の中でも特に健康嗜好として注目されてるモズクを自社養殖し、多くの人に食べてもらいたい想いから誕生したのが“モズクそば・くんなとぅ”。“くんなとぅ”とは“小さな港”と云う意味らしい。

モズクを麺の中に練りこむことにより、ツルッとした喉越しと磯の香りを同時に楽しめるそばは、他店ではまず味わえないと自信満々。

写真のような、モズク天婦羅が盛り沢山の、モズクそば定食800円也も魅力。
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沖縄の歴史・文化 “沖縄の常識”・“創作そば”!その1

2008年05月30日 | 歴史
出し汁と豚肉の味付けが、そばの数だけ違うのは、オリジナリティーを追及してきた結果であり、見た目は同じようでも、味わいは奥深い。

この上に更に独創性を求めていくと、具材のバリエーション・調理法にまで、深入りする必要がある。でも創作の余地は大いにある。

沖縄そばの具材は、もともとは薬味としてのネギが添えられていた質素な沖縄そばが、時代の変化と共に味付けされた豚肉(三枚肉・赤身肉・本ソーキ・軟骨ソーキ・豚足(てびち))やカマボコ・錦糸卵が載るようになり、沖縄そばに載せる具のバリエーションが徐々に増えてきた。

現在では、ゆし豆腐・肉野菜炒め・野菜(レタス・モヤシなど)のトッピング・フーチバー(よもぎ)・スヌイ(もずく)・チキン・トンカツ・タコス・アーサ(岩ノリ)・カレー・マーボー豆腐など、その広がりはとどまるところを知らない。
冷やしそばも夏場には売れるかも。各沖縄そば屋も新しい沖縄そばの開発に余念がない。

この際変り種として“日本蕎麦”屋でもオープンしたらどうだろう?一般的な見方としては、本土からの移住者が立ち寄ってくれる程度ではないか?
“蕎麦の香り”を主たる目的にした訪問客は、出汁・豚肉などの具は二の次。それと“沖縄そば”の出汁と豚肉の味付けは、日本蕎麦に合わない。豚肉はかえって邪魔。
と云うことで、勿論商売としても、成り立たないであろう!!

次に創作そばの芽生えが感じ取れる、新作そばチャレンジの現状を紹介する。



写真は、中頭郡読谷村の“花織”店のレバニラそば650円也。

写真の通り、とにかく量が多く、レバニラ・野菜そばは、女性では食べきれないほどのボリュームで、こってりのレバーに、見た目よりはあっさり味のスープが何ともうまいらしい。筆者は食したことがないが・・・・・。
味・量・値段とも申し分なしで、駐車場は常時満タンの混みようとか・・・・。
特に“ニラレバそば”がお勧めとのこと。





写真は、沖縄うるま市の“島そば”店頭及び“てびちそば”650円也。

10年前の開店以来、店内はいつも常連客で賑わっているが、一番人気は“てびちそば”らしい。

8時間かけて煮た“てびち”(豚足)は、豚のくさみが抜けて肉はトロトロ。単品で頼む人も多いという。“てびちそば”は、スープを飲んだ時、腹に重みと深みとコクが三つ巴になって乗っかると云う。そして、重みと同時に“うまみ”がくるらしい。

ボリュームもあり、スープのコクが五臓六腑にしみわたる?
太くてプリプリした麺自体にハリとコシが感じられることから、口の中で跳ねる様な食感も楽しめると云う。



写真は、浦添市の“一方通行”店の“フーチバーそば”。

いつも常連さんたちでいっぱい。
「最近美味しいそば屋は?」と尋ねると、必ず“一方通行”の名前が上がる人気店。

浦添市“フーチバーそば”の茹でたて麺は、プリプリとしていて沖縄そばというよりは、稲庭うどんに近い食感。特徴は、手打ちした麺を3日寝かすこと。

スープは豚+鰹+鯖節+昆布+moreで、喉ごしがソフトないい味に仕上がっていると云う。スープは透き通っていて、1回スープを飲んだ時に少し薄いかな?と思っても、2回目を飲むと、納得らしい。

フーチバーを溢れんばかりにたっぷり盛り付けたところに、将来の具材の姿を暗示させる。

「化学調味料は入れない、麺にかんすいは入れない」というこだわりには哲学を感じる。
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沖縄の歴史・文化 “沖縄の常識”・“ソーキそば”!その2

2008年05月29日 | 歴史
ソーキそばのソーキそばたる由縁は、ソーキの存在感。ソーキの味付けは、その主の個性を自己表現できる媒体として、これほど独立した個体はない。

スープの出し汁と共に、ソーキそばの決定的な決め手となること間違いなし。
ここでソーキそばの人気投票で上位を占めたお店を紹介する。





写真は、沖縄南城市の“王家ソーキそば”650円也及び“王家沖縄そば”大550円也。

“王家そば”は地元客から支持され、常に行列ができる人気店。玉家では「シンプル・イズ・ベスト!!」のそば作りをモットーにしてきた。シンプルだが上品に仕上がっている。

麺はしっとりとしてコシが強く、のど越しの良さが特徴で、この麺に合うようにと試行錯誤を重ね、たどり着いた自慢のスープが、豚とカツオの素材を存分に引き出した出汁。そのスープは透明のわりにコクがあり、さっぱりとした味に仕上げている。

トッピングに使うソーキ・てびち・三枚肉は二日間煮込み、箸で掴むと骨がとれる程トロトロしている一品で、徹底的に血抜きをしているので、豚臭さはないと云う。







写真は上から、沖縄中頭郡嘉手納町の“嘉手納そば”店頭光景及び“嘉手納ソーキそば”600円也及び同そばに牛肉の野菜炒めが載ったスタミナそば。

“嘉手納そば”は、40年以上の歴史をもつ老舗で、人気メニューは、ソーキそばと牛肉の野菜炒めが載ったスタミナそば。若者に喜ばれそうな一品。

道路をはさんだ目の前は、嘉手納基地という異様なロケーション。

“嘉手納ソーキそば”は、肉がとってもやわらかく煮込んであって、出汁が何とも云えず美味い。







写真は上から、沖縄本島与那原町の“みつくら食堂”店頭、“与那原ソーキそば”(大)が何と350円也及び沖縄のそばの元祖・シンプルな“与那原そば”。

与那原町は、人口15,000人余りの県内2番目目に小さな町であるが、歴史は古く、与那原の手打ちそばは、戦前から味の良さで人気があり、“そば”目的で町を訪れる人が多かったと云う。

与那原そばは大衆の味で、大体の人が抵抗なく食べられる。あっさり味で仕上げてある。

出汁は豚骨がメインで、鶏・鰹で旨み・風味を出している。更にプラスαが昆布で、昆布の出汁のとり方が上手で、スープは茶色い鰹味。与那原そばには、何となく元祖の気品が漂っていると云う。

どうですか????ソーキのサイズも量も、この与那原ソーキそば(大)がなんと驚きの350円也!!!!



写真は、沖縄那覇市識名“てんtoてん”の“木灰ソーキそば”。

カジュマルの木灰汁で練られ、グルテンがなじむまでしっかり寝かせてから、取り出される褐色の麺は大変腰が強く、ツルツルとした食感。

いい具合にちぢれているのでつゆとよくからむ。ツユは、かつおの香りがほのかに香り、豚の骨から染み出したコクと、醤油のかすかな酸味がこの店の特徴らしい。

ソーキそばは本土では食べられない。大阪はじめ本土にも、沖縄そばファンが多いはずだ。沖縄そばは、病みつきになる。

沖縄観光ツアー・グルメツアーのうち、“沖縄ソーキそば巡りツアー”ができても良いのでは?結構沖縄そばファンが待ち望んでいると思う。
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沖縄の歴史・文化 “沖縄の常識”・“ソーキそば”!その1

2008年05月28日 | 歴史
沖縄では誰もが知っている、沖縄“ソーキそば”が出現したのは、最近のこと。
沖縄そばにソーキ(豚あばら肉の方言)が載ればソーキそばだが、“ソーキそば”という名称を認知させるだけの存在感は食べれば納得!

ソーキそばの値段は、場所・知名度にもよるが、沖縄そばより100円ほど高く、450~700円ぐらい。それでもソーキの味わいには換えがたい。





写真は、これぞ典型的な沖縄ソーキそば店はモノレール駅前にあり、割安で600円也及び沖縄空港のソーキそばは682円也。

どちらも箸を付けてみたいほどで、ソーキそばの魔力は計り知れない。

ソーキそばの個性は、あばら骨肉の味付けが大きく左右し、一般的な作り方としては、豚あばら肉を水からゆっくり3~4時間茹で、いったん煮汁を換えて肉を洗い、再度新たに醤油・泡盛・黒糖・昆布・鰹だしなどからなるたれに入れ、味がよく沁み込むように、さらに1時間ほど煮込む。泡盛・黒糖が味付け差別化の決め手。全国どこでもできるものではない!

ソーキに用いる豚あばら肉は、軟骨を含む肉が用いられることが多いが、本来は硬い骨を含む肉(本ソーキ、いわゆるスペアリブ)を用いる。硬い骨は食べられないが、軟骨は長時間煮込まれるため柔らかくなり、肉と一緒に食べることができる。

ソーキそば用の“豚あばら肉”と全く同じ味付けをした、沖縄そば用の“豚三枚肉”であっても、沖縄そばに好まれるアッサリ系のスープやシンプルな盛付け具材により、全く別物に仕上がるのが、沖縄そばの七変化の魅力。



写真は、美味そうな典型的な沖縄“ソーキそば”の攻略法は?

新しいお店で初めて頂くときのワクワク感は、これから見合いをする好奇心にも似た気分でチャレンジする精神に等しい?

ところで初めて出合った、このソーキそばには、どのように対処するのがエチケットであり、本当にエンジョイできるのか?チョット考えてしまうが???

沖縄ソーキそばをいずれマスターできる人物は、ソーキそば調理暦も十分であり、ソーキの醍醐味を知り尽くした人で、“沖縄ソーキそば無形文化財”継承者として認知され、登録されるのに値する人物として早期誕生を願う。
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沖縄の歴史・文化 “沖縄の常識”・“沖縄そば”!その2

2008年05月27日 | 歴史
昭和53年10月17日に公正取引協議会から正式に「沖縄そば」の呼称認定を受け、全国麺類名産・特産品にも指定された。

この10月17日を「沖縄そばの日」として県内のそば屋では、いろいろなサービスを実施し、沖縄そばの無料配布など各店によって、毎年恒例行事としている。

ここでは、人気投票ランキングで上位を占めた沖縄そば人気の秘密を探る。
見ただけでも、一度は食べてみたくなる絶品だが、チョット遠いかも・・・。








写真は上から、首里城近くにあり、超人気の“首里そば”小が400円也、北部本部町山原店のスープは30年以上継足しているそば、“山原そば”、浦添市の“ぐうーし小”店の沖縄そば大及び那覇市天久“てぃあんだー”店の生生姜をトッピングした沖縄そば。

写真の順番に、先ずは名護市の“首里そば”の人気は、売り切れ御免。そばは1日限定60食なので開店と同時に行くのがおすすめ。

麺が特徴でモチモチとしてコシがあり、喉越しもよく麺だけでも旨いらしい。だし汁も鰹と豚肉のダシが出て脂っ気がなく、あっさりして飲みやすい。
豚肉はトロトロで、値段も手ごろ、すぐに完売してしまうという噂。

やんばる地方の“山原そば”は、スープ・麺・具が一体となっている。スープは30年以上前から継足しており、ナチュラルな味。

一言で“美味しい”と言うだけでは失礼になるような、奥の深い煮詰まったスープが特徴らしい。是非ともご試食あれ!

浦添市の“ぐうーし小”店の最大の特徴である、手打ち麺はやや太めで、非常に腰が強く、食べ応えがある。スープは、かつおの風味豊かな醤油ベースで、切れがあり、甘ったるさがない。味付けはしっかり目で、パンチのあるダシに仕上がっていると云う。

具の茶色くつやつやとした三枚肉も、濃い目の煮汁のなかで、しっかりと煮込んであり、はっきりとした味付け。麺、スープ、具、それぞれ自己主張のあるはっきりとした存在感があり、インパクトのあるそば好きな方には、たまらない一杯。

那覇市“てぃあんだー”の自家製手打ち麺は、油であえず、生のままを湯にくぐらせたもので、よくグルテンがなじむまで寝かせているため腰があり、叉数種類の小麦粉をブレンドすることで、独特の舌触りを演出していると云う。

かつお風味豊かなだし汁はエグミが出ないよう、長時間鰹節を湯にさらさないで、澄み切った上品な仕上がり。具の豚肉は、しっかりとした甘みのある味付けで、口に含むとほろほろと崩れるくらいまで、やわらかく煮込まれている。
全体として上品な上、斬新さも併せ持つ、意欲的な一品らしい。

次回沖縄訪問の機会には、是非とも食べ歩いてみたい。
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沖縄の歴史・文化 “沖縄の常識”・“沖縄そば”は!その1

2008年05月26日 | 歴史
沖縄そばの種類は、そば屋の数だけあると言っても過言ではない。家庭の味も含めると、そばを作る人の数に等しいかも。

沖縄そばは地方によりいろいろな特色があり、“八重山そば”・“宮古そば”・“大東そば”など具・麺の太さ・出汁などに地方色が見られ、盛り付け方も違うなど、豊かなバリエーションを誇る。

と云うように沖縄そばは、それぞれのお店によって味が違うので結構奥が深い食べ物。







写真は上から、昆布巻き入りのそば屋の“沖縄そば”、そば屋の平麺そば及び豚肉が溢れんばかりの沖縄そば。

沖縄そばは100%小麦粉を使用し、それに塩水とかん水を混ぜ合わせて麺を打つ。
小麦粉は輸入品が多く、国産は北海道産及び沖縄県産では、伊江島産・宜野湾・金武産などがある。

ガジュマルなどの木を燃やし、その灰を漬けた水の上澄みをかん水として使うのが、昔ながらの技法と云う。“木灰そば”として人気が高く、現在でも、その方法を用いる店もある。茹で上げた麺には、沖縄の高温多湿の気候に耐えるように、油をまぶすのが一般的だが、最近では生麺を使う店も増えていると云う。

生麺はモチモチとした食感・歯ごたえが何とも云えないらしい。





写真は、沖縄の太麺・平めんそば及びそば屋の細面ソーキそば。

麺の種類には、細麺・中細麺・太麺、北部地域でみられる平太麺、石垣島の八重山そばに用いられる丸細麺など、様々な種類がある。

沖縄そばのスープは、カツオと豚骨を煮込んだものが一般的だが、鶏ガラ・昆布・塩・いりこ・野菜などを加えたり、塩・調味料で味を調えるなど、そば屋によって異なる。

材料の配分次第で、あっさり目からこってり目まで味の幅も無限大と云える。色も澄んだものから濃く濁ったものまで様々。
沖縄そばの一般的な嗜好としては、あっさり目を好む傾向が強いと云う。

標準的な作り方のポイントについて、先ず麺はボールに強力粉を入れ、仕込み水(重曹・卵・塩・水・油)が粉に十分浸透するまで約20分間よく練り、ラップをして1時間ぐらい寝かせる。それから伸ばし細切りにする。切ったそばを茹で、水気を切って、油をからめておく。

次に出汁は、鍋に豚骨だしとかつおだしを煮立たせ、塩味を主にして調味し、しょうゆ少量を加えて、吸い物より濃い目に味を整える。 豚三枚肉は、まるごとゆでた後、7mm~1cmの厚さに切り、黒糖・みりん・しょうゆ・泡盛・だしなどの調味料で40分ほど煮る。

沖縄そばに心を奪われ、日々食べ歩く人、一日一回は沖縄そばを食べないと落ちつかない人を“そばじょーぐー(そばが好きの意)”というらしい。

アンケート調査によれば、沖縄そば一杯に支払う金額は、400~600円と云う。
そばの対価として手ごろで、昼食代として支払える金額とも云える。
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沖縄の歴史・文化 “沖縄の常識”・“沖縄そば”はじめに!

2008年05月25日 | 歴史
沖縄の食文化と云えば、誰しも頭に浮かべるのが“沖縄そば”。
“沖縄の歴史・文化”を締めくくるに当たって、“沖縄そば”がここまで日常生活に浸透した背景・経緯を見過ごすわけにはいかない。

沖縄では一日一度は食べる常食として、すっかり定着していると云える。

沖縄そばの起源については、14世紀後半に中国の“明”から伝わったという説、15世紀に中国から琉球王朝を訪れていた使者によって伝わったという説、中国人が長期滞在中に作り出したという説など諸説があるが、記録は残っていない。

当時小麦粉は高価だったため、宮廷料理として特別な位の人にしか食せないほどの贅沢品だったらしい。

”沖縄そば”と呼ばれ・食されるようになったのは戦後になってからで、当初具材は豚赤肉・ネギというシンプルなものであったのが、現在一般的な沖縄そばは、豚肉(三枚肉と呼ばれる豚のバラ肉かソーキと呼ばれる豚のリブ肉)の煮付けたもの・かまぼこ・ネギ・紅生姜などがトッピングされたもの。

沖縄そばといっても、本土でいう、そば粉を使ったものではなく、沖縄では“沖縄すば”とも呼ばれ、100%小麦粉を使い、だし汁は、豚、鰹、昆布などから作られ、風味や食感は、ラーメンとうどんの中間のような存在。

沖縄でそばといえば、この“沖縄そば”が常識。ちなみに、沖縄県内では、“沖縄そば”があまりにも常識なために、細い灰色のそばは、ほとんど見ることができない!食べる人がいないので、取扱っている店がない!







写真は、沖縄与那原町のそばの元祖・本島南部の“与那原そば”及び美味そうな典型的沖縄“ソーキそば”2点。

与那原そばは、典型的な“沖縄そば”として根強い人気がある。いまでは誰もが知る定番の“ソーキそば”が出現したのは最近のことだが、戦後小麦粉が手に入り易くなったこともあり、そば屋を始める人が増えたと云う。

現在沖縄県で2,000店舗以上が営業しているとの情報があるが、この数字だと人口約700人にそば屋1店舗という、超過密・乱立状態を意味し、そば天国とも云える。

ショッピングセンター・交通の拠点にそば屋が登場し、買い物帰りに「そばでも食べて帰ろうか」ということになり、小腹がすいたときなどは丁度良い軽食として、沖縄版ファーストフードといったところか。

1日15万~20万食が外食消費され、県民のみならず沖縄を訪れた人が一度は口にするといわれるほど人気がある。

沖縄県民のそば好きは、どこそこのそば屋がおいしいと聞けば、本島南部だろうが、北部だろうが、車にのってでも出かけるらしい。

沖縄そば(小麦粉100%)は、そば粉を30%以上使用していないため、“そば”とは認められないという理由で沖縄が本土復帰後は、その呼び名が禁止された。しかし昔から沖縄そばとして親しまれ、愛されてきた呼称を存続させようと数年間に渡って運動を続けた結果、昭和53年10月17日に正式に“沖縄そば”の呼称認定を受け、現在では“全国麺類名産・特産品”にも指定されている。

昭和62年「沖縄そば、本土移出正式認可」を受け、本土市場に本格参入の幕開けを迎え、登録価値が現実的なものとなった。

沖縄の食文化の歴史と伝統を間一髪消滅の危機から、情熱と執念を持って死守した出来事として特質すべきもの。





写真は、モズク酢・ジューシー(混ぜご飯)・ぜんざい付きの沖縄そば定食970円也及び大阪梅田の天婦羅・そば付き“ランチ定食”800円也。

沖縄・大阪問わず、ライスと麺類がセットされた、ランチ定食がすっかり定番となったが、写真の通りさすが沖縄の主役は沖縄そばであり、大阪はライスが主役。
あなたはどちらを選びますか?
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沖縄の歴史・文化 沖縄の特徴“沖縄の常識”“男性”は!その2

2008年05月24日 | 歴史
前回からの続きだが、この故郷挙げての“家族愛”がかえって、2006年男性の自殺率を高めたのか、全国ワースト3にもなった一方で、女性の自殺率は全国最下位(男女合わせて全国上位13位)で、「打たれ弱い沖縄男性!」との厳しい指摘もある。

2006年の国内自殺者は9年連続で3万人を超え、沖縄県内でも300人を超えたらしい。自殺の原因は、健康と経済・生活問題が上位を占めると云う。

自殺者は働き盛りの30代・40代に多く、職場でも管理職や責任者として重責を担い、ストレスも多い年代。「自分が支えねば」と、一家を支える大黒柱としての重圧もある。

他方で、リストラや解雇の対象になりやすい世代でもある。

それと家庭内の煩わしさがいろいろある中で、例えば先祖を守るため仏壇・風習とどう向き合うか、特に嫁に入った妻を、うるさいオバーから守ってやれない夫のもどかしさ・頼りなさに、心の行き場を失ってしまう妻と、家族・親族関係との板ばさみに追い込まれてしまうことが自殺の原因とも。

「現在、あなたが生活の中で悩んでいることは?」というアンケート調査で、現役パリパリの働き盛りの夫が挙げた悩みとは、仕事上のストレスが最多の43%、失職が42%と続く。



写真は、沖縄ライフをエンジョイしている若手沖縄男性。

自らノスタルジックな故郷を選びオバーと妻の元へ、Uターンし・家庭回帰したにもかかわらず、仕事と失職というストレスには打ち勝てなかった!

同じアンケート調査で「これまで生きがいとしたことは?」という設問では、「家族の幸せと健康!」が最も多く60%を占めたと云う。

陽気・楽天的でこだわりがなく、生活力旺盛なオバー・妻に対して、収入源を閉ざされ、時間を弄んでいる夫とは極めて対照的で、男性の性格によっては、追込まれて欝状態になってもおかしくない。

離島により素晴らしい自然に回帰したり、県外出稼ぎなどにより、とりあえず家族・親族から離れ、気分転換・生活リズムの変換を目指すなど生活環境を変えてみてはどうか・・・・。



写真は、沖縄のエイサー踊り隊で示す、男性の存在感。

祭りの行事は女性上位社会で、男性の出番が少ない中、存在感を示すチャンス。

県内に転職した後の生活設計を考え、合わせて老後は現地でのんびりと暮らしたいという思いから、近年沖縄という土地へ転職を希望する、Uターン組や移住者も増えてきたらしい。

昨今大手企業の沖縄支社も増えてきたので、営業職・IT・SEなど様々な分野で求人数が増加しており、叉日本一長寿の県というだけあって、介護や医療などの分野も急成長を遂げているので、転職の機会は増えていると云う。

しかし沖縄は全国で失業率トップの県だけに、転職者にとっても求人率の低さというネックには変わりない。

自殺者削減の具体的な取組みには、自治体のみならず医療・企業・学校など地域社会全体の連携が欠かせない。
沖縄の男性には、当分悩ましい生活苦難が続くと思われる。
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沖縄の歴史・文化 沖縄の特徴“沖縄の常識”・“男性”!その1

2008年05月23日 | 歴史
沖縄について、よく引合いに出される経済指標に、失業率全国1位・ 離婚率全国1位 ・出生率全国1位・ 車社会なのに任意保険無加入率全国1位・大学進学率全国ワースト1位などで、出生率を別にして不名誉な記録が多い。

沖縄県の経済基盤が脆弱で、第一次・第三次産業への依存度が合わせて80%を超え、農水産物・観光業の行方に大きく左右されている。

平成20年3月現在、完全失業率7.0%・有効求人倍率0.4倍と異常事態で、公表された雇用関連データは、アルバイト・パートなどの雇用形態を必ずしも反映していないが、本土の若者とて沖縄に移住して仕事を求める気にはなれないと思う。



写真は、琉球大学キャンパスの遠景。

県内唯一の国立大学・琉球大学の2006年男子卒業生就職率は79%と低く、県外求人は十分あるにもかかわらず目もくれないほど、地元就職志向が強く、仮に首都圏に就職しても、4~5年してそろそろ部下もでき責任も重くなると、人間関係の悩みやストレスから、“Uターン”してしまうらしい。





写真は、やんばる地方最北端辺戸岬の男性的景観及び石垣島御神崎の男性的景色の“てっぽうゆり”と海のコントラスト。

沖縄諸島は、女性的で繊細な景観が多い中で、雄大な男性的景観。

ところで意外なことに沖縄は日本一長寿県だが、県民全体の平均年齢は女性37.0歳(全国平均40.8歳)、男性が34.3歳(同38.33歳)で、ともに全国一の若さを誇り、平均年齢が最も高い島根県とは7歳もの開きがある。

沖縄県の人口構成は、「長寿者を支える若さ溢れる沖縄県」という構図になっている。日本一若い県の理由には出生率全国一、本土から若者移住者の増加などが挙げられるが、県内の就職事情にはかえって厳しい状況。





写真は、沖縄恩納村のルネッサンスビーチ及び同恩納村万座ビーチのマリンレジャー施設。

マリンスポーツのメッカともいえる、マリンレジャー環境は抜群。

沖縄の地域性、自然・伝統的な気質・風土、観光リゾートなどの特殊な環境の中で、生まれ・育った沖縄男子のノスタルジックな気持ちは人一倍強く、叉首都圏の生活・社会環境には馴染めないらしく、とりあえず仕事を棚上げして、Uターンしてしまう。

一家の経済的・社会的屋台骨である、オバー・妻をはじめ沖縄生まれの家族たちは、大の内地人嫌いで、息子や夫が首都圏の生活試練に弱音を吐いた時、オバー・妻の対応は「だから言ったでしょう。もういいから帰ってきなさい!」と。

もっと“頑張れ”という激励より、「ヤマトに苛められて、可哀相!」という心境・感情が先行し、帰郷を促すらしい。

就職先がままならなくとも、オバー・オカーの経済力・収入源を頼りに、安易な道を選んでしまう。元々の育ちからのんびりな上、折り合いが悪ければ直ぐ辞めてしまう若者たちの職へのこだわり・意識の低さに驚く。これが“新卒無業者”全国一の大きな理由の一つでもあると思う。

適当な就職先が無ければ、親戚・知人・友人が受け入れてくれたり、就職情報誌上で都度募集する企業に採用面接を受け、しかるべき日から出社するなど生涯をかけるというより、腰掛的な一時しのぎとして仕事を考えていると云える。

2004年3月の沖縄県内大学卒業者のうち、進学も就職もしていない学生の割合が30%で全国平均(14.7%)の2倍ほどだが、就職活動には余り積極的でない学生が多いと云う。女性上位社会の社会現象・弊害かもしれない。

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沖縄の歴史・文化 沖縄の特徴・“沖縄の常識”・“女性”は!

2008年05月22日 | 歴史
沖縄の女性は、とにかくよく働くことで知られている。
琉球王国時代には「夫一人食わせられなくては、一人前の女とはいえない!」という言葉があったほど。

ルーズであくせくしていない沖縄の男性を一生懸命食べさせてきた伝統・自負故か、男性を一歩リードする“姉さん女房”になる傾向が強いとか。

陽気で楽天家が多く、ストレスが溜まらないためか、沖縄の女性は33年間連続で日本一長寿を誇る。沖縄の南国独特の気候・環境に恵まれ、開放的気質が大きく貢献しているらしい。

平成12年の国勢調査では、100歳以上の沖縄女性が344名を数えた。





写真は、女性雑誌の沖縄女性表紙写真及び沖縄女性の“島唄ボーカル・グループ”。

全般的に沖縄の女性は彫が深く、色が浅黒くて目が大きいのが特徴。油分を徹底的に抜いた豚料理や昆布・鰹節でダシをしっかり取る薄味の煮物で、何はなくともゴーヤだけは食べる食生活が、沖縄美人維持の秘密らしい。

しかし、沖縄女性に関するデータには、意外な側面が隠されている。
離婚率(平成13年は人口千人当り2.74人)・失業率(平成13年は7.5%)・転職率は全国ワースト1位で、叉出生率も全国1位で、しかも全国平均の4倍。

経済的に弱い沖縄の低所得者層においても、世界的にみても、低所得者層社会では出生率が高いのが一般的。

離婚率が全国一とは意外だが、元々自力の生活力が豊かで、しかも沖縄では昔から「長男のところには嫁に行くな」という格言があり、女性と付き合いはじめると必ずと言っていいほど「長男か?次男か?」と聞かれるらしい。

バーさんをはじめ家族・親族とは煩わしい関係にあるのに、夫は理解を示さないし、心の行き場がなくなり、男性が奥さんをほったらかしてフラフラしていると女性側からきっぱり離婚通告されるとか、全国一長寿は離婚率が高い裏腹の関係かも????

もう一つ意外なのは、女性の大学進学率が平成19年の実績が35%で全国ワースト、高校卒業後の就職率が12.0%と最悪だが、女性小学校長の割合が25.4%(全国平均は16.5%)、女性県議会議員の割合が8.3%(全国平均は5.5%)と極めて高い。沖縄女性の社会進出レベルの高さを物語っている。

高卒女性の就職率が低く、失業率が高いのは必ずしも女性の就業実態を反映していないのではないか、アルバイト・派遣などの勤務形態に隠されている。



写真は、那覇市内居酒屋の雰囲気。

第一次・第三次産業従事者が圧倒的に多く、観光リゾートを反映してか、平成16年、沖縄県全体の飲食業・宿泊業就業者が男女合わせて60,879人のうち、アルバイト・パートタイムなどの勤務形態の女性が多いと思われる。

更に米軍基地・観光地などの土地柄、風俗産業が生活に困窮する女性たちにとって、雇用の受け皿になっている側面もある。



写真は、沖縄長寿県を巡る、反省会のコンベンション。

男性の長寿県全国一の神話が崩れ始めた。全国第26位まで大きく後退したため、猛反省会が催された。

一方沖縄女性がいつまで、長寿県全国一を持続できるか、女性のバイタリティーを推し量るバロメーターとして興味深い。
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沖縄の歴史・文化 沖縄の特徴・“沖縄の常識”・“治安”は!

2008年05月21日 | 歴史
沖縄県の人口当たり刑法犯罪発生率は、都道府県別にトップから第25位とほぼ中位並みと云える。

いろいろ騒がれている割に、低いともいえる。特に亜熱帯気候下の自然に恵まれた観光地で、海外・県外から年間600万人近い観光客が訪れ、叉自然を求めて若い移住者が増え続け、元々米軍による犯罪が取沙汰されていた経緯もあり、開かれた観光地としては受入れられる、治安レベルとも云える。

ときどき米軍による犯罪がマスコミなどに大きく報道されているが、犯罪件数は年々漸減傾向にあり、むしろ本土からの若い移住者による犯罪が増え続けていると云う。





写真は、那覇市繁華街・サンシャイン通り及び飲食店街。

極論すれば、沖縄市では米軍の暴行事件のほか、中高生の賭博容疑、イジメによる暴行死、高校生の売春、空き巣の多いエリアもあり、出会い系サイトが原因する治安の悪化など、犯罪者の若年層化が目立っている。叉那覇市内の裏通りでは、深夜にドラックの売買が行われているケースもあると云う。

内閣府の最近の世論調査によれば、日本で悪い方向に向かっている分野として、“治安”を挙げた人が過去最高の47.9%に達し、“景気”の38.5%を抜いて初めてトップとなった。回復の実感が乏しい“景気”・“雇用”よりも、“治安”の悪化を懸念している状況は尋常ではない。

全国調査では、日本が誇りとしてきた、“治安の良さ”が大きく揺らいでいる。特に凶悪犯罪が続発している現状を放置してはならない!

沖縄県内でも繁華街の一部で悪質な客引きなどが横行し、一般市民や観光客を遠ざけている状況が見られる。通り魔やストーカーの被害も絶えない。これでは“観光立県”などと胸を張れない!

それでも、例えば宜野湾市は米軍基地もあるが、隣接する西原町と合わせて3校の国立・私立大学があり、学生向けアパートも多く、当然一人暮らしの女性も多いと云う。犯罪被害に遭う可能性が無いとは言い切れないが、今までの経過からは、その確率は極めて低いと云うが・・・・・。

八重山諸島・宮古島諸島・久米島など離島の治安は、未開発の分叉人口密度が低い分、沖縄本島とは比較にならない。治安に対する地元の感度は高いらしい。



写真は、沖縄の守り神・“獣像シーザー”。

治安に関しては、県民挙げて心配もし、取組み姿勢は真剣そのもの。

沖縄の女性は明るくて、陽気で、知り合うとみんなで仲良く飲もう!精神が強く、温かい包容力は海外リゾートにはない沖縄の良さではあるが、余り安閑としていられないかも。

特に強制わいせつ事件が、今年これまでに53件発生し、うち未成年者の被害が28件と半数以上を占めているそうだが、「警察に告発しない被害者もいる。被害実数は倍くらいあるのでは?」との指摘もあるらしい。

行政と地域が連携を強化し、犯罪を誘発、助長する環境の改善に一段と力を入れて欲しい。特に沖縄の全国一高い失業率は、県外からの移住者を誘発するためにも、早急な治安改善抜本策が要る。

2006年に行われた全国780市対象調査・“住みやすさランキング”によれば、安心度では沖縄県の名護市が全国1位・豊見城市が4位・糸満市が5位と上位にランクされている一方、利便度・富裕度・住居水準などのインフラ評価項目では軒並み後塵を拝しているため、総合評価は低い結果となっている。

しかし安心度では、全般に高い評価を受けている!
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沖縄の歴史・文化 沖縄の特徴・“沖縄の常識”・“犯罪”は!

2008年05月20日 | 歴史
我が国平成12年の年齢別人口分布を見ると、年少人口(15歳未満)は1845万人(総人口の14.5%),生産年齢人口(15歳~64歳)は8600万人(同68.%),老年人口(65歳以上)は2227万人(同17.5%)となっている。

沖縄県は、年少人口の割合が20.8%と全国で最も高く、老年人口の割合は下から4番目で、14.1%と低い。

沖縄県の人口が低年齢化しているのは、長寿県沖縄にしてはチョット驚きであるが、総務省の住民基本台帳の人口移動報告によれば、1999年以降沖縄県への人口転入超過数は毎年2,000人を超えており、転入者は若者が多いと見られる。

平成17年の場合、沖縄への転入者は約26,400人、転出者は23,500人で、数の上では年間2900人の定住者が増加したことになる。

一方転出者が多い背景には雇用の問題があり、沖縄の失業率は8%近くと高く、内地より転入する若者が急増しているものの、アルバイトは見つけることができても、希望に見合った正社員の職が得られないと云う。

移住者の増加は沖縄県全体の消費・住宅投資の増加など、経済的効果をもたらすが、石垣市への移住希望者には、都市部並みのインフラ整備を求める移住者たちが多く、叉住民登録せず税金を落とさない人たちの存在も無視できない規模となり、石垣市の財政圧迫につながりつつあると云う。





写真は、沖縄本島の楽園・サンゴ礁及び沖縄4月エメラルドグリーンの海。

近年沖縄移住がブームとなり、「のんびりと」・「気ままに」暮らして、豊かな自然と風土に「癒されたい」と、“楽園”を求めて、多くの人が毎年永住を望んで沖縄に移住している。しかし、実際には2~3年もすると大部分の人は去ってしまい、期待に反して、“失楽園”にされてしまっているらしい。

ところで沖縄の犯罪に関する、基礎データによると、平成18年の人口当たり都道府県別犯罪認知件数は、最も多いのは大阪府が2.45%に対して、沖縄県は第25位で1.15%とほぼ中位、犯罪が最も少ないのは秋田県の0.59%。

平成18年の人口当たり刑法犯検挙率は、全国平均で0.3%、沖縄県は米軍関係者を除くと0.3%・米軍関係者だけでは0.14%と低い。

米軍人・軍属・その家族ら米軍構成員による刑法犯検挙人数が、平成15年の133人を最多に4年連続で減少し、昨年は46人であったと云う。

しかし米兵による事件・事故など犯罪累計は、本土復帰後の1973年以来、5,100件にのぼる。自公政府による“思いやり予算”など至れり尽くせりの厚遇を受け、米軍人は相変わらず同じような犯罪を繰返している。



写真は、米兵の子女暴行犯罪に対する県民の抗議集会。

今年に入ってからも少女に対する暴行・性犯罪などが起きているが、起訴後でなければ、米兵が日本側に引き渡されることがないなど問題はその後の対応。

そして、起訴をするかどうかは検察が決めることで、米軍の強靭なフェンスの先に権限が奪われてしまうことが、どれだけ沖縄県民の怒りを買い、米兵の気の緩みを助長しているか!!事件そのものは0にはできないとしても、事件が起こった後の対応が問題。米兵を特権階級のように扱ってはならない!!

一部マスコミ報道のように、沖縄の青い空・白い砂のパラダイスを背景に起きた、残酷極まりないというような、明と暗の対比は誤解を招く。沖縄を必要以上に美化してはならない!!

そもそも沖縄県は全国でも有数の中学生による犯罪アイランドで、1998年の調査結果だが、中学生(14~15歳)の刑法犯罪の構成比率は5割を越え、全国平均の4割を上回っている。

叉沖縄で起きた、最近の凶悪犯罪はほとんど内地から来た人間が起こしたもので、こう立て続けに沖縄に来て凶悪犯罪をやられてはと、その警戒心が増幅されている。「内地の人は何をするかわからない!」というのが、ほとんどの沖縄人の意識の中にあると云う。

と云うように内憂外患ではないが、米軍基地を抱えることで犯罪が絶えないところへ、若い移住者転入に伴う治安問題などが加わり、地元経済の活性化を願う沖縄の人たちにとっては、“痛し痒し”と云ったところであろう。

とは云うものの、沖縄の持つアジア諸国等に近接するという地理的特性をはじめ、亜熱帯・海洋性の貴重な自然特性、沖縄独特の国際色豊かな歴史的・文化的特性など、沖縄の持つ地域性を最大限に発揮して沖縄の振興を進めていくことは、今後とも益々求められている。

目先の課題を見据え、大道を見極め・カジ取りするのは行政の手腕にかかっており、進路を見誤らないよう祈念したい。
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沖縄の歴史・文化 沖縄の特徴・“沖縄の常識”・“フリマ”とは!

2008年05月19日 | 歴史
世帯当り平均月収は、沖縄県が368千円(全国平均が523千円、平均の70%)と全国最低。所得水準が全国平均の約7割にとどまり、失業率が全国の約2倍近い水準で推移していることに示されるように、沖縄の産業及び経済は全体としてなお厳しい状況にあり、産業の振興と雇用の確保が大きな課題。(“沖縄の将来像”参照)
所得水準が低いのは、地域格差のみならず、業態別賃金のうち、サービス産業就労人口が多い点も影響している。

しかし一般家庭の場合、路地裏栽培により、日用野菜は自前の新鮮野菜が手に入り、場所にもよるが、新鮮な刺身を食べたくなれば、チョット出かけて自分で釣るか捕るかなどの選択肢がある。料理が好きな人には贅沢な自然環境。

叉沖縄の人たちが、無駄のない質素な生活をモットーにしてきた生活慣習は、日常の食生活文化に浸透している。その一つが各種フリーマーケットへの積極的な参加で、いわば物々交換により無駄を排除しようと云う生活慣習。

と云うように、沖縄の生活水準は、所得水準など表面上の貨幣データだけでは推し量れない、いわば地下経済が日常化している。

沖縄のフリーマーケットの大きな特徴として、沖縄に駐留するアメリカ軍人の家族が不要になったものを持ってきて自由に販売しているのが人気の秘密。





写真は、沖縄市米国基地内のフリーマーケット会場。

これらはほぼ毎週末、定期的に米軍基地内で開催され、駐車場は無料、そして価格も安い。

例えば、アメリカ製のマウンテンバイク、21段変速でデザインがとてもオシャレで、価格は何と6千円と割安。本土での実売中古価格は、4万円超が普通らしい。

外国製の椅子・ソファ・靴・Tシャツ・子供服・自転車・食器・おもちゃなどを物色。プロ・アマを問わず、ここで仕入れて他のフリーマーケットへ持ち込み、リサイクルショップとして利用している。

米軍基地は、普段は立ち入り禁止だが、フリーマーケット開催日には基地内に入る事が出来、アメリカ製品の掘り出し物が沢山見つかるはず。

沖縄ではこのような“リサイクル”により、生活費の一部が節約できているが、金額計算は難しい。節約魂が暮らしの中に根付いていることは間違いない。





写真は、沖縄市白川の“ベトナム通り”のフリーマーケット会場。

もう一つは、沖縄市白川のフリーマーケット(“フリマ”と呼称)、別名「ベトナム通り」で、小さな屋根付きの店舗が並び、名前にたがわぬアジア的雰囲気を醸し出し、土曜日は昼前から結構な賑わいを見せていると云う。

“フリマ”は、ただの路上で開催されており、主催者がいるわけでもなく、ミャンマーやホーチミンあたりで水牛が、荷車を引いて野菜・動物・中古の電化製品などを売っているようなアジアンイメージ。

目立つのはやっぱりアメリカの製品で、菓子類・洗剤などだが、他にはキレイな貝殻・服・野菜・植木など生活必需品。誰が何を売ってもOKという事なので、主婦・年配の方々が余ったモノを広げている感じ。

日本の有名な朝市のように“清々しさ”・“清潔さ”・“情緒のある”と云うような形容詞はまったく当てはまらず、洒落た雰囲気は微塵も無く、「蚤の市」とも違う。やっぱり“ベトナム!”という形容がすべてだ。

その他にも、ハンビー(北谷)のナイトマーケットをはじめ各地域で行われているフリーケットを見れば、“フリマ”の生活浸透情況が一目瞭然!

この現象は沖縄の人々の生活の知恵の現れであり、無駄を惜しんで・自然の恵みを最大限活かし・それ以上を望まないとする、伝統的な“医食同源”思想に根ざしていると思われる。
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沖縄の歴史・文化 沖縄の特徴“沖縄の常識”高校野球!その3

2008年05月18日 | 歴史
日本高野連は、野球留学の実態を把握するため、2007年県外中学出身者の調査を初めて行い、データを公表した。

全国の登録選手76,374人中、県外中学出身者は3,096人(全体の4.1%)で、このうち隣接県以外の出身者が1,260人(全体の1.6%)。

隣接県を除いた県外出身者が最も多かったのは、愛媛の73人、次いで東京の65人、山形の56人だったと云う。

県外への流出選手では大阪の409人が最多で、兵庫128人、神奈川91人と続く。大阪からの進学先では、岡山、島根、香川が各28人で並び、山形24人、愛媛23人で、四国・関西が多い。因みに在阪高校の春叉は夏の全国大会優勝は平成5年にまで遡る。

と云うような公表データから、昨年から今年にかけて、高校野球の越境入学が、高野連をはじめ、スポーツ界で話題になった。



写真は、2008年春季全国選抜高校野球の80回記念大会の光景。

例えば今年春の選抜高校野球全国大会に出場した、香川県代表の“香川西高校”は、ベンチ入りのメンバー全員が県外人で構成されていたらしい。

高校野球で越境入学をなくすのは、特に私立高校の場合、不可能であり、ある程度は仕方ないとは思うが、仮に越境入学者数に限度を設けては、プロ野球の外国人枠みたいで違和感を覚える。

高校野球のイメージは、NHKやマスコミが作り上げた面があるが、「郷土の代表」などと云っても、実際プレーする選手のほとんどが他県出身とは、何とも言い訳のしようがない。関係者は、恥ずかしくて実名を隠したいと思うが。

例えば、部員の殆どが県外出身者で、併設の“山田中学”から入学した“青森山田”の部員は、特別勉強が出来る生徒や、特別にスポーツの出来る生徒しか入学できないと云い、中高一貫教育で文武両道をモットーにしている名門。

地元の一般中学生は金もかかるし、なかなか入学できないらしい。
青森県ではもう一校、中高一貫教育で文武両道とも優秀な“光星学院”も実績があり、県大会決勝は、光星学院と青森山田の対戦になってしまうらしい。

青森県の野球レベルが余り高くないため、県外から優秀な学生が集まっている学校に負けてしまう??

他にも山形県の東海大山形、島根県の江の川、香川の尽誠学園などが県外出身者を受け入れ、甲子園の土を踏んでいる。近年では、高知県の明徳義塾、大分県の柳ヶ浦、宮城県の東北、山形県の酒田南なども野球留学生を積極的に迎え入れ、常連強豪校として名を馳せている。いずれも全て私立高校。

野球留学生としては、より多くの活躍の場を求め、特に子供の頃から憧れていた甲子園でプレーしたいため。

近年は、引く手あまたの地元強豪校に入学していた一流選手が、地方を選択するケースが増えているらしい。第一の目標が“甲子園”だが、他の理由として「実績のある指導者のもとで、レベルの高い野球がやりたい!」という理由があると云う。



写真は、2007年夏の全国高校野球大会の入場式風景。

叉今回の調査で明らかになったのは、受け入れ先である学校側の“特待生”という入学時の付帯条件の中に、例えば、“学費免除”・“寮費免除”・“帰省時の交通費支給”・“系列大学への進学”などがあったと云う。

プロも注目するような投手を擁して、突如として強くなった“突然変異型”チームでは、その投手が在学中だけの単発型だが、時間をかけて戦力を充実させて強くなった“漸増的戦力アップ型”チームであれば、甲子園で全国優勝も可能であるし、伝統ある野球高校として長続きするようになる。

およそ野球留学とは縁のない沖縄県では、1980年代以降、高校野球は全国レベルに達し、次第に高校野球は「沖縄県民の誇り」となり、春の選抜高校野球全国大会では、1999年及び2008年に“沖縄尚学”が優勝している。因みに1993年以降大阪からは、春夏とも優勝高校が出ていない。

沖縄尚学は、今や伝統的な県立野球高校としても、全国的に認知されつつある。当分の間、春・夏の全国高校野球大会で沖縄県代表チームから目が離せない!

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沖縄の歴史・文化 沖縄の特徴“沖縄の常識”高校野球!その2

2008年05月17日 | 歴史
沖縄県では2000年代に入り、沖縄尚学が沖縄高校野球界の牽引役となっているが、同校は中高一貫教育で文武両道をモットーにしている。

“沖縄尚学”は、廃校寸前の私立学校を引き取る形で1957年開校したが、沖縄から戦後初めて現役東大合格者を出すなど、今では県立開邦高校に次ぐ、県内有数の進学校。

野球以外では、男子柔道が全国優勝を達成。本年度から体育の授業に空手を導入するなど、精神面の教育にも力を入れている。

沖縄の高校は、ほとんど地元の学生ばかりでチームを作っているので、“野球馬鹿”というより、文武両道を備えた学生が、野球でも上達しているようだ。



写真は、沖縄県立八重山商工高校の入口。

“八重山商工”は、那覇市から410kmほど離れた石垣島にあり、人口約43,000人の石垣市に所在する県立高校で、在校生は800名ほど、部活では郷土芸能・弁論などで全国最優秀の栄誉に輝いている。

沖縄はプロのキャンプ地化が進み施設・用具が充実し、冬の亜熱帯気候を生かした実戦トレが十分出来るので、春の選抜へ向けて他県より遥かにチームを仕上げ易いし、選抜へ向けて冬場に十分な走塁練習が出来る好条件。

良き指導者のもと、恵まれた諸条件を存分に活かして、限りなく練習を積み重ねることにより、限りなく戦力アップが可能になり、全国制覇は夢ではない。

攻投守のうち、少なくとも“守”は、突出した逸材がいなくても、人一倍の的確な練習量を積み重ねることで、全国レベルに追いつき・追越せる。

走力は野球の必至条件であり、当初から条件をクリアーしておく必要がある。

“投攻”は持ち前のセンス・実力・体力など、潜在力を秘めた逸材がマークされるが、所謂“野球留学”の対象選手となる。沖縄県、ましてや八重山地方などの辺境地は見向きもされない。地元の中から厳選し、育てるしかない。





写真は、2006年沖縄県地方予選決勝戦で、八重山商工vs.中部商業の試合模様及び中部商業を破り県代表決定。

八重山商工は、地元出身の選手を鍛え上げ、練習試合、遠征費用の問題等、離島のハンディを乗り越えて、2006年離島からは初めてとなる甲子園出場を果たした。地元石垣島全島を巻き込み、全校生徒の熱き応援も相俟って、やればできる夏の全国高校野球選手権大会を勝ち進んだ。



写真は、2006年八重山商工が智弁和歌山に負けた試合。

3回戦で和歌山県代表の智弁和歌山と対戦、智弁和歌山に長打攻勢で逆転され、3―8で敗戦した。

平成に入ってからも、夏の大会で2度優勝している、名門智弁和歌山とあわやの接戦を繰広げた、八重山商工の戦い振りは、全国制覇の可能性を暗示している。

甲子園初出場の八重山商工チームと、日本の辺境地・離島を挙げて応援する地元の人々との結束力は、“理想としての高校野球イメージ”に近いものではないだろうか。将に郷土を代表するチームに相応しい。

県民平均所得全国最下位(全国平均の約7割)の沖縄県のなかで、八重山をふくむ、日本最南端の“先島”と呼ばれる地域の所得はさらに低水準にある。





写真は、石垣島を見下ろす景色及び市街地を見下ろすバンナ公園展望台よりの夜景。

しかし石垣島が離島の人々を定着させ、新たな人々を引き寄せる“引力”をどこに持つのか?その最大の引力は豊かな自然と文化!

豊かな自然・文化を糧に島の人々は生き・生かされ、学生たちは文武両道に磨きをかけ、いろいろな分野で一生懸命に全国制覇を目がけている。目標がシッカリ定まり、周囲から後押しされているだけに強い。

八重山商工は、いずれやってくれそうな予感がするが・・・・・・・。
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