近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 “久米島の将来”・久米島そばは!

2008年07月14日 | 歴史
大分前に“沖縄そばシリーズ”で、離島そばの地域差・特徴を特集したが、大東そば・宮古そば・八重山そばは紹介したが、久米島そばを飛ばしてしまった。そこで遅まきながら、久米島そばを取上げる。

久米島の農業は、元々続いた稲作がサトウキビに変わったが、泡盛文化500年の伝統が物語っているように、発酵・醸造技術は延々と培われてきた。

戦後アメリカ軍占領下で、小麦粉が入手可能となり、小麦粉を使った代表的な料理の一つが沖縄そばで、久米島でも各家で独自のそばが誕生した。

その後家計を支える現金収入を求めて、おばあちゃんが沖縄そば屋を始め、そばの味を競い合った結果が、現在でもポピュラーな久米島そば屋であり、沖縄そば普及のきっかけとなったらしい。









写真は上から、久米島“三坊”の沖縄そば500円也、久米島空港内“松原”の久米島そば500円也、“パーラートップ”の野菜そば600円也及び“スリーピース”のピリ辛味噌そば600円也。

“久米島そば”は、他の離党“沖縄そば”とどこが違うのかというと、久米島で製麺されたものを使っていれば“久米島そば”であるらしい。

久米島そば屋で手打ちされたそばは勿論のこと、久米島の3つの製麺所で加工された、そば麺も含めて久米島そばと云う。

久米島そば麺は、平均的な沖縄そばに近く、やや黄色くて平たい、少し縮れた柔らかい麺で、沖縄そばと特別に違った特徴はないらしい。きしめんに似ているとの評価もあるが・・・・・・。

そば屋により多少違うが、豚骨・鶏ガラ・カツオ・野菜などからとられるあっさりダシが一般的で、優しくまろやかな味が売物らしい。

海洋深層水で発酵させた、特産物の久米島味噌を使ったスープは、久米島ならではの格別な贈物だけに、是非とも味わいたいそばの出汁。

久米島そばは、素材の持ち味を引出した、シンプルな仕上がりで勝負していると云える。



写真は、久米島の“ちきあぎ”とカマボコ巻きの黒米にぎり。

沖縄そばにはカマボコがトッピングされるが、久米島そばの特徴は、“ちきあぎ”と呼ばれる、カマボコのような具が載っている。

“ちきあぎ”は、魚のすり身と野菜を混ぜ合わせた、さつま揚げのような揚物で、特に香り・彩り・風味などからヨモギやアーサー入りが好まれている。

シンプルな久米島そばに、“ちきあぎ”・アクセントを加えたコンボそばは、彩を演出するのに十分。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿