台風シーズンも間近の折から、沖縄の台風について振返ってみたい。
今年の梅雨明けは、全国的に相当早まったが、これも地球温暖化の影響か?
はたして今年の台風シーズンは無事乗り切れるか?特に台風の通り道である沖縄ではどうか?
温暖化現象と台風との関係はどうか?台風の発生件数は?辿るコースは?中心気圧などの規模は?被害の恐れは?等々気になる点が多い。
過去のデータでは、発生した台風の4個に1個は沖縄に接近している!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_6.gif)
最近では沖縄本島には接近するが、直撃することはあまりなく、直撃の度合いは、大東島・宮古・八重山地方に偏っていると云う。
戦後の主な台風を見ると、1957年9月の“フェイ台風”は、沖縄本島を中心に死者・不明者124人、家屋全壊4,572軒という大惨事となった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_5.gif)
1959年10月の“シャーロット台風”は典型的な秋台風で、秋雨前線を刺激し水害による山崩れが続発し、大宜味村などで死者・不明者は46人に上った。
最大瞬間風速85.3メートルを記録した“第2宮古島台風”は1966年9月に襲来、時速8キロとゆっくりした速度で北上し、長時間強風下にあった宮古では、倒壊家屋が2,768軒にもおよんだらしい。
しかし、建物が主として木造にも拘わらず、この台風による死者は皆無で、住民たちは安全な家へと避難し助け合ったと云う。沖縄諸島の住民は、それぞれ地域住民を家族同然と考え、面倒を見てきた、伝統的な互助精神が定着しているだけに、イザという非常時にはその強みを発揮する。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_1.gif)
最近では2006年10月に、石垣島が台風13号の直撃を受け、石垣島天文台が観測不能に陥っている。
西表島では観測史上最も強い最大瞬間風速69.9m/sを記録したほどで、その後慶良間・本島を通過したが、沖縄全体で60人の怪我人が出た以外、死者が出なかったと云う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/3b/6435ca8477c4a3c2eabf85ccd4d9e55e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/6c/6d53e7633fe81b7e987412f1162d9207.jpg)
写真は、2007年7月沖縄本島を直撃した台風の中心の渦巻き及び猛烈な風速状況。
沖縄では台風の勢力が最大のときに通過するにもかかわらず、建造物の倒壊・損傷・人的被害が少ないのは何故かと考えるに、先ず第1に、現状家屋のほとんどが鉄筋コンクリート造りで堅固であること。
屋根が瓦の場合も漆喰で塗り固められており、飛散することはほとんどない。
さらに屋敷を石垣や防風林で囲い台風に備えていること、アルミの雨戸が使用されている点など日頃から台風に備えていることが大きい。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_4.gif)
第2に沖縄の人は台風対策に慣れ、テレビ・ラジオで台風の動きを確認し、台風が来ると解ればいち早く家の周りを片付け、最悪の事態に備えると云う。
第3に、台風の進路や強さの度合いを経験的によく知り尽くしている。
第4に幸いにも大きな川も少なく氾濫による被害が少ないことも挙げられる。
いずれにしても、先人の知恵・経験が活かされ・守られていることが、台風対策にも及び、伝統を重んじる沖縄風土・慣習のお蔭であると思われる。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
沖縄に謙虚に学ぶ余地が多いと見るが・・・・・。
今年の梅雨明けは、全国的に相当早まったが、これも地球温暖化の影響か?
はたして今年の台風シーズンは無事乗り切れるか?特に台風の通り道である沖縄ではどうか?
温暖化現象と台風との関係はどうか?台風の発生件数は?辿るコースは?中心気圧などの規模は?被害の恐れは?等々気になる点が多い。
過去のデータでは、発生した台風の4個に1個は沖縄に接近している!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_6.gif)
最近では沖縄本島には接近するが、直撃することはあまりなく、直撃の度合いは、大東島・宮古・八重山地方に偏っていると云う。
戦後の主な台風を見ると、1957年9月の“フェイ台風”は、沖縄本島を中心に死者・不明者124人、家屋全壊4,572軒という大惨事となった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_5.gif)
1959年10月の“シャーロット台風”は典型的な秋台風で、秋雨前線を刺激し水害による山崩れが続発し、大宜味村などで死者・不明者は46人に上った。
最大瞬間風速85.3メートルを記録した“第2宮古島台風”は1966年9月に襲来、時速8キロとゆっくりした速度で北上し、長時間強風下にあった宮古では、倒壊家屋が2,768軒にもおよんだらしい。
しかし、建物が主として木造にも拘わらず、この台風による死者は皆無で、住民たちは安全な家へと避難し助け合ったと云う。沖縄諸島の住民は、それぞれ地域住民を家族同然と考え、面倒を見てきた、伝統的な互助精神が定着しているだけに、イザという非常時にはその強みを発揮する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_1.gif)
最近では2006年10月に、石垣島が台風13号の直撃を受け、石垣島天文台が観測不能に陥っている。
西表島では観測史上最も強い最大瞬間風速69.9m/sを記録したほどで、その後慶良間・本島を通過したが、沖縄全体で60人の怪我人が出た以外、死者が出なかったと云う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/3b/6435ca8477c4a3c2eabf85ccd4d9e55e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/6c/6d53e7633fe81b7e987412f1162d9207.jpg)
写真は、2007年7月沖縄本島を直撃した台風の中心の渦巻き及び猛烈な風速状況。
沖縄では台風の勢力が最大のときに通過するにもかかわらず、建造物の倒壊・損傷・人的被害が少ないのは何故かと考えるに、先ず第1に、現状家屋のほとんどが鉄筋コンクリート造りで堅固であること。
屋根が瓦の場合も漆喰で塗り固められており、飛散することはほとんどない。
さらに屋敷を石垣や防風林で囲い台風に備えていること、アルミの雨戸が使用されている点など日頃から台風に備えていることが大きい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_4.gif)
第2に沖縄の人は台風対策に慣れ、テレビ・ラジオで台風の動きを確認し、台風が来ると解ればいち早く家の周りを片付け、最悪の事態に備えると云う。
第3に、台風の進路や強さの度合いを経験的によく知り尽くしている。
第4に幸いにも大きな川も少なく氾濫による被害が少ないことも挙げられる。
いずれにしても、先人の知恵・経験が活かされ・守られていることが、台風対策にも及び、伝統を重んじる沖縄風土・慣習のお蔭であると思われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
沖縄に謙虚に学ぶ余地が多いと見るが・・・・・。