近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

アイヌ民族・文化 アイヌ民族とアメリカン・インディアンとは!

2007年11月05日 | 歴史
アイヌ民族・文化 “アイヌ民族”と“アメリカン・インディアン”とは!現在のアメリカ先住民が、最初にアメリカ大陸に渡った民族では無いことは確実であり、いろいろな民族がアメリカ大陸に渡ったとされる。

今まで発見された人骨の中には、アイヌ人に極めて近い、16,000年ほど前の人骨が“スピリット洞窟”で発見され、叉1996年にワシントン州で発見された、9,500年ほど前の人骨は、アイヌ人にそっくりであったらしい。

と言うことで、アメリカ大陸に渡ってきた最初の人間が、縄文時代に日本に住み、後にアイヌ人となった先史民族ではないかという説が有力。

米ミシガン大学の“人類学博物館”が中心となり、世界中から集めた古代人の頭蓋骨約1万個の分析・比較研究結果が発表され、米国の先住民の骨の特徴が、縄文時代に日本に住んでいた民族のものと非常に似通っているが分かったと云う。





写真は、現在も健在なアメリカン・インディアンの顔立ち及び彼らの住居。
また、アイヌ人の特徴が現在でも、アメリカン・インディアンの“ブラックフット族”、“スー族”、“チェロキー族”に見られるらしい。

現在ベーリング海峡で隔てられているロシア・アジアと北米大陸だが、当時はアラスカとシベリアは陸続きであったという説もあり、縄文時代の民族が陸続きのアラスカへ渡り、その後、北南米大陸に移住していったと見られる。

「米大陸に移住してきた縄文人は、現在の日本人とは違い、アジア・ロシアから日本に渡ってきた民族だろう。」とする。また、これら縄文人がアジアの影響以外に、ヨーロッパの特徴も兼ね備えていたことも指摘されている。

頭蓋骨の特徴のほか、縄文人が有していたとみられる“丸木舟”を作る技術も、縄文人が米国の先住民となったことを確証づける決め手となっているという。

「農耕技術が誕生する数千年前の時代、人々は狩猟に頼る生活を送っていた。新たな獲物を探して西部に移住するために、“ボート”が使われていた」と指摘する。



写真は、アメリカン・インディアンのカヌー。
日本で発見されている先史時代の白樺の樹皮から作られた“カヌー”と、アメリカ・インディアンが使っていたボートは酷似しているという。

アジア大陸から初めてアメリカ大陸への移住は、約15,000年前と見られるが、その後1,000年以内に各地に移住し、遠方では南米大陸まで移住していったと云う。

3,000年~4,000年前には、中国人・東南アジア人・モンゴル人による、二回目の移住が行われ、この時すでに北部の氷が溶け出した後で、移住民はベーリング海峡をボートで渡ってきたと見られている。

これらの第二次移民のうち、北部に残ったものが、“エスキモー族”やアラスカ西部に住む“アレウト族”となり、南方に移住したものが“ナバホ族”になったと見られている。



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