近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

大阪文化とは! おわりに

2007年04月08日 | 文化
ついに最終日になってしまった。今日まで何とか繋げてきたが、そろそろ幕引きのタイミングがやってきた。
そこで最後に一言苦言を申し上げたい。

20数年間、大阪郊外に在住してきて、特に昨今「大阪は元気がない!」と実感している。
地盤沈下が著しい大阪を、かつてのように、東京に並ぶ都市に再生するにはどうしたらよいか?



写真は、大阪文化の将来をどのように創り、変えていくのか、総決算を必要とするイメージ・イラスト。

1994年から2004年にわたる調査で、経済成長率・人口増減率・事業所増減率・製造品出荷増減率など20項目の総合ランキングでは、全国都道府県の中で、大阪府は44位と限りなく下位に低迷してきた。

特に大阪産業基盤の特徴である、中小企業のパワーが落ちてきている。
益々厳しくなっている企業間競争の中で、沈滞ムードが広がっているのは、何が原因しているのか?

同じ関西でも京都の地場産業が、元気が良いのは何故か?学ぶ点はないのか?
“官”に期待するのには、およそ大阪気質的ではないが、大阪府・大阪市の財政破綻状況は全国的にも余りにも酷い。

大阪の伝統に反することを知りつつ、今日まで“官におんぶにだっこ”の結果が、財政破綻・地盤沈下の大きな原因と云える。
連日のように報道されている、財政破綻のお粗末な内容には、憤りを超えて、何とも空しい限りだ。

これ以上財政に期待するのは無理となれば、何とか“民”の力で再生を図らざるを得ない。



写真は、復活を渇望する“生産現場からの声”。
月並みではあるが、大阪再生への道筋は、かつての大阪商人のような、チャレンジ精神・“世界一の製品”を生み出す開発パワーしかないと信じる。



写真は、大阪の将来を心配そうに見据えているように見える大阪城天守閣。

過去の成功体験が大きいだけに、それを乗り越えるだけの“リスクテイキング”ができるかどうか、財界・経済人・企業家・商店街などが挙げて「活力ある街」を再現して欲しい。

最後に泣き言が出ましたが、長い間ご覧頂きありがとうございました。
又次のテーマでお会いしましょう!それまでしばらくお待ち下さい。
次のテーマは、幕末・維新の風雲児と云える、「徳川慶喜」を取上げる予定。
では又、「おおきに!」・「さいなら!」



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「お笑いへの傾倒」が根底にある原因 (johnemura)
2007-04-15 22:04:36
Tomさん、私も1948年から1965年まで16年間、人生の多感な成長期を南河内で過ごし育てられました。今も、河内のアクセントが残っています。貴方の「大阪文化とは!」は時々は意見していました。1月24日、最初のページでは、「大阪のブランドイメージ」はどうもマイナスイメージが強く、また京都・神戸と比べてもあまり特徴がないと始められ、4月8日の最後のページでも、Tom さんは、大阪の活力のなさとその原因を探っておられます。貴方がこれだけ熱心に広く「大阪文化とは」と探求してこられたのに、私が簡単に、「お笑いへの傾倒」が根底にある原因だと言ってしまうのは気が引けますが、これがいろいろ考えた末の私の結論です。ここに至るまでの経過については又次の機会にお話ししましょう。次に徳川慶喜の連載を楽しみにしています。では。
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大阪文化とは! (tommz)
2007-04-18 08:08:42
いつもいつもご覧頂き、恐縮しております。
仰るように、大阪人の「お笑い文化」は、どたばたが多かったり、騒々しかったり、品性を欠いていることが、マイナスイメージに繋がり、活力を削ぐ結果となってしまう懸念はありますね。
一方で、一般論ですが、ざっくばらんに遠慮なく意思表示をし、時には苦境を笑い飛ばす大阪人気質は、インターナショナルに通じる素地があり、良い面もあると思っています。
特に生真面目な日本人には、「笑い」やジョークが役立つと思いますが・・・・・。
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商業化した「お笑い文化」 (johnemura)
2007-04-18 15:16:44
ご指摘の通り、ざっくばらんに遠慮のない意思表示や、時には苦境を笑い飛ばす大阪人気質は素晴らしいと思いますし、大阪人の「お笑い文化」も、本来、厳しい商取引や日頃の鬱憤や悩みを和らげて、社会生活をスムーズにする立派な潤滑油の役割を果たしていると思います。併し昨今、本来潤滑油であるべき「お笑い」そのものが、商業化して、自分の役割や分・場所をわきまえず、何でもかんでも、何処でもかしこでも、弱者の仮面をつけて、何をしても勝手、規律違反や不徳まで、しゃあないと権威の揚げ足を取って、不遜にも笑い飛ばす程に増長してきています。商業化して、活動を日本全土に広げ、馬鹿なNHK幹部がお先棒を担ぐにまで至り、このままでは、日本の将来に極めて深刻な人心の凋落を招くのではないかと心配しています。
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