近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

「大阪文化」を振り返って

2007年04月07日 | 文化
今日まで、「大阪文化」を巡り、広く・浅く概観してきたが、このテーマを閉めるに当たり、再度大阪文化を象徴するキーワードを探し、整理してみたい。

先ず「庶民文化」では、伝統上方文化であり、民力の躍動・民活・自由な発想であり、水の都・大坂城下町であり、町人の学問所・商人の町大坂の寺小屋である。

「大阪商人」では、ヒト・モノ・カネが集中する“天下の台所”であり、大阪を中心とする全国的流通体制があり、地元生産者と大阪中央市場を結ぶネットワークがあり、生産基地・消費市場としての大都市大阪があり、かつては堂島米市場・大坂の蔵屋敷に見た商工業の拠点であり、又豪商たちの誕生もあった。

大阪らしさ・大阪のイメージでは、大阪人のど根性・商慣習であり、大阪の風土・おばちゃんイメージであり、大阪そのものがブランドでもあった。



写真は、可愛らしく表現した、大阪人気質のイメージ。
大阪人気質では、“もったいない”文化であり、目立ちたがり・品性・イラチが問われ、実利主義・金銭感覚・ホスピタリティーでもあった。

大阪人のマナーでは、ルール軽視・実益上位の価値観であり、守銭奴・儲け主義でもあった。

コミュニケーションでは、大阪弁の効用・なにわ言葉・言葉の文化差が取上げられ、“ボケ”と“ツッコミ”が指摘された。

食文化では、河内・和泉など地域特性を活かした農業・産業のネットワークがあり、食の専門店・多彩な飲食店・道頓堀界隈を中心とした観光都市大阪の横顔であり、食道楽を支えた食料品流通の知恵であり、粉もんに代表される“食い倒れ大阪”の簡素な食品があり、昆布出汁にこだわる食通でもあった。

行動様式では、特異な消費行動であり、阪神タイガース・ファンの行動であり、エスカレーター文化の違いであったりした。

上述のように多岐にわたるテーマ・サブテーマを纏め上げると、ひょっとして「大阪学」に通じる、締めくくりができるのではないかと自負する次第。
「ほんまでっか!」



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