近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

大阪の歴史散歩 大阪の新しい息吹

2007年04月06日 | 文化
大阪中央区のビジネスパーク、通称OBPは、かつて大和川・淀川等が合流する河川敷で、石山本願寺の脇にある水運の要所であったと云う。
石山本願寺を巡る織田信長と蓮如率いる一向宗の間で激しい戦いが繰り広がられた古戦場でもあった。

その後日本陸軍の大砲を製造していた大阪砲兵工廠が、この地に建てられたが、1945年に米軍による爆撃で全焼し、戦後は20年以上も更地のままであった。

その後更地は大阪市に返還され、再開発計画により東京・新宿副都心のような高層ビルを建設し、新たな街づくりを進めることで、大阪ビジネスパークが誕生した。





写真は、空から望む大阪ビジネスパークの全景及び大阪城の頭越しに聳える、オフィスビル群の光景。
高層ビルの高さは意図的に150m程度に統一されており、美しいスカイラインを形成している。すっかり新都心としての体裁を整えるに至った。

その外部環境は、写真のように大阪城公園の緑と連続する、豊かな都市緑地を形成しており、初期の目標である、優れた環境の中のオフィス街づくりは十分に実現されたと云える。

水と緑に囲まれた大阪城公園が広がる場所で、柔らかな光の乱反射を見せる川を隔て、26haの敷地を誇るビジネス街が展開されている。

古を今に伝える大阪城と調和し、緑豊かな自然が息づく「世界に開かれた国際情報都市OBP」は、超高層ビルなど15棟がたちならび、ビジネスを軸に展開する複合都市として、次代を見据えた街づくりの代表事例。

史跡・大阪城をも含むこの地区は、市内でも唯一最大の歴史と景観の地であり、今ではホテルを含む超近代的なOBPが加わり、ここ一帯はこれまでにない新しい観光地となった。





写真は、寝屋川水辺に沿い、草花で彩られたリバーサイド・プロムナード及び緑豊かで、ゆったりしたビルの谷間。

OBPを取り巻く水辺には、11~14mの幅を持つリバーサイド・プロムナード公園が続く。大阪城公園と一体となった潤いのある都市環境を演出している。

又OBPの公開空地に日本で始めての都市型「ビオトープ」は、自然の生態系空間の再生を意味する言葉で、ビオ(生物)と場所を意味するトープからなる合成語で、これまでも我が国でいくつか開発が試みられてきたが、これほど大規模に、しかも都市の真中に開発されたのは初めてと云う。



写真は、OBPの真中に誕生した「ビオトープ」。
「ビオトープ」が、トンボやチョウなどの昆虫、メダカやモツゴなどの魚、多くの小鳥たちなどが生き生さとして生息する緑豊かな広場となることは、ストレスの多い都会で働く人々に、くつろぎの場を提供すると同時に、新鮮な驚きをも提供する施設となる事が期待されている。

そしてさらに一歩踏み込んで、積極的に自然生態系との共存を実現した、新しい都市開発のあり方を考える上でも、モデルケースとして注目されている。
「おもろいやん!」



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