特定行政書士 徳能ブログNEO

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シーズン2

行政書士試験(結果)における補正措置にはかなりのインパクトがあったようですが・・・

2015年01月27日 13時40分11秒 | 行政書士試験

 

これまで「抜かずの宝刀」とされていた行政書士試験の補正措置が,今回始めて行使されたということで,内外で相当な衝撃が走ったようです。

結果については,ネット上でもいろんな意見が飛びかっていますけどね・・・

一般知識、法令ともに基準点をクリアしていながらトータルで164点だったという方が当然いらっしゃるはずですが,そういう受験者の方にとって今回の166点以上という合格基準点は非常に悩ましい感じになってしまったのは事実だと思います(例年であれば素直に16点足りなかったで済むのですが,今回の場合は,なぜ基準点が164点ではないのか?という単純な疑念も生じてきそうです)・・・

この点については,合格率というよりも合格者数4,000人弱にそろえてきたということのようですので,どうにもならないのかも知れませんけどね・・・

今回は法令が非常に高難易度になってしまったために,法令の基準点そのものが5割未満(110点)に調整されたことに合わせて全体の合格基準点も6割未満(166点)という下限の補正ということになったわけですが(今回の場合は,択一の得点だけでほぼ勝ち負けが決まってしまった,という感じでしょうか?),基本的に行政書士試験では,上限補正(6割超えライン)は考慮しなくても良いと思います。

記述式の採点(辛口)でいくらでも調整できますので・・・

ただし,法令ではなく,一般知識で難問続出(ここで脱落者が続出)という事態が発生した場合にはどうなるのか?という問題も出てきます。

もともと法令と一般知識は別枠の扱いですので,一般知識でおきた事象を法令の記述で埋め合わせるというのもちょっと問題がありますからね・・・

今回の措置によって,受験者側としては勉強のモチベーションにも相当影響が出てくることになったとは思いますが,この補正に関しては,あくまでも,今回限りの特例と考え,常に180点超えを目指していく,という本来の(あたり前の)スタンスを絶対に見失わないようにしたいですね


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