先ほど,一財行政書士試験研究センターホームページが更新されまして,先週行われた令和5年度行政書士試験の試験問題が公開されました(著作権にからんでいる基礎法学の問題1,憲法の問題6,そして一般知識等の問題56,58,59,60を除く)。
試験の難易度に関してですが,「法令等」については,全般的に平年並みのような気もしますね・・・
択一式は,特別難問が多くなっているわけでもなく,かといって平易な問題ばかりということでもなく・・・
記述式は,行政法も民法も,論点的には解答しやすい問題のような気がします。
そして「一般知識」ですが・・・
これまで長きに渡って「行政書士の業務に関連する一般知識等」として出題されてきましたが,既に発表されていますとおりで,この形式での試験は今年が最後ということになりました。
来年度からは「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」に名称が変わって,その中に一般知識が含まれるということですね。
この分野には,行政書士法を始め行政書士業務と密接に関連する諸法令(戸籍法や住民基本台帳法等が考えられます)が出題されるということでして,今後は「法令等」と「基礎知識」の分野の境界が狭まりそうな感じでしょうか?・・・
法令の勉強をしっかりと積み上げていけば,「基礎知識」の分野で足を引っ張られるということが少なくなりそうですね・・・
最後に,今年度試験を受けられた方についてですが,この後合格発表日(令和6年1月31日)までに,受験者数の公表があるものと思われます。
試験当日は,東京を始め,全国的に天候悪化,気温低下でしたが,はたしてどれくらい影響がありましたか?・・・