特定行政書士 徳能ブログNEO

特定行政書士とくさんのちょっと得するかもしれないお話  
シーズン2

行政書士試験記述式で1問(平成20年度問題44)

2011年02月20日 00時47分00秒 | 行政書士試験

 

   平成20年度の行政法の問題から「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(この法律は昨年,一部改正されました)を基にした,抗告訴訟に関する問題です。

 設問に,誰を被告として,とありますが,もともと登場人物はXとYしかおらず,しかもXが訴えを起こすという設定になっていますので,被告は当然Yしか考えられません(迷うとすれば,Y県と考えるかY県知事と考えるか(被告適格の問題))。

 あとは抗告訴訟の制度が分かっていたかどうかです。

 抗告訴訟は,択一は言うに及ばず,選択式でも,記述でも,何でもありで出てきますので,特に重点的におさえておかなければならない最重要論点のひとつです。 

                 「問題」

 Xは、Y県内に産業廃棄物処理施設の設置を計画し、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき、Y県知事に対して設置許可を申請した。しかし、Y県知事は、同法所定の要件を満たさないとして、申請に対し拒否処分をした。これを不服としたXは、施設の設置を可能とするため、これに対する訴訟の提起を検討している。Xは、誰を被告として、いかなる種類の訴訟を提起すべきか。40字程度で記述しなさい。

 この問題を解く上での前提条文(行政事件訴訟法第3条(特に2項と6項),第11条1項,第37条の2,第37条の3)


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。