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シーズン2

宅地建物取引士への名称変更がほぼ確定しました(宅建業法一部改正法案が衆議院本会議で可決)

2014年06月03日 13時31分49秒 | 宅地建物取引主任者

 「宅建業法の一部を改正する法律案」が先ほど衆議院本会議で可決されました。

 思い起こせば,このブログで最初に宅地建物取引士の話題を取り上げたのが,3年前の2011年・・・

 当時は民主党政権でしたけどね・・・

 名称変更に関しては,業界内でそれ以前から話があったわけですから,時間をかけての地道な活動(運動)がようやく形になったということで,きょうは業界にとっては記念すべき日になりましたね。

 まだ参議院での審議はあるものの,これにより宅地建物取引主任者の名称が宅地建物取引士へと変更されることがほぼ確定となりました

 これから先(施行日まで)は,実務でも試験でも大忙しになってきます。

 特に試験の世界ですが,金曜日(6日)に今年の試験の公告があります。

 常識的に考えて,今年の試験は相当厳しくなってくると思いますが,それでも取引士への名称変更後の試験に比べれば?・・・ということにもなってきますので,これから10月19日の本試験までの約4ヶ月半,名称変更を絶対的なモチベーションにして,必勝体制で臨んでいくように。


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>生ビールさん (とくさん)
2014-06-03 14:28:43
>生ビールさん

こんにちは

ここまで来るのに結構時間がかかりましたけどね・・・

法案が提出されますと,意外にあっさりという感じになりました。

「週刊住宅online」などにも触れられていますが,法律の施行は公布から1年以内ということですので,来年の4月1日現在で施行されているかどうかがカギ・・・

来年の10月の試験は,原則として4月1日現在での施行法令が適用範囲となりますので・・・

施行が4月1日以前であれば,来年10月の試験は記念すべき第1回宅地建物取引士資格試験ということになってきます。

その場合は,当然のことながら,今年が主任者としての最後の試験になるということですね(実務では,来年の今頃はすでに宅地建物取引士に変わっているものと思われますので,おそらく実務にあわせるという形で試験のほうも来年から取引士資格試験になるのでは?と思います)・・・

6日に今年の試験に関する公告がありますけどね・・・

一般財団法人 不動産適正取引推進機構から何か発表があるかどうか,というところです。

これから何年か経ちますと,主任者名義での合格証書も記念(プレミア級)になりそうですね。

テキスト類などは総入れ替えになってきます(主任者の文字が入ったものはすべて改訂ということで,書店の宅建本コーナーが丸ごと入れ替えという感じでしょうか)・・・

あとは,移行試験や講習などの問題ですが,今後徐々に出てくるかと思われます(今後いろいろと情報が錯綜しそうですね。施行日までは情報を入念にチェックしていく必要がありそうです)。

特に,今現在,資格を取得してはいるものの,宅建業には従事されていない方への措置をどうしていくのか,が重要になってきます。

このあたりは,不公平感のないように願いたいものですけどね・・

いずれにしても,これまで何十年も続いてきました宅地建物取引主任者の名称変更がほぼ確定ということで,宅建業界では,ある意味革命的な意味合いがあると思います。

その分,今後が大変(業者も取引士も,これまで以上に厳しい目で見られる)になりますけども・・・

なにはともあれ,不動産業界にとっては,2001年のマンション管理士(管理業務主任者)資格誕生以来の大ニュースであることは間違いないと思います。
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徳能先生!こんにちは(^^) (生ビール)
2014-06-03 14:02:16
徳能先生!こんにちは(^^)
先生の記事を見て慌てて「宅地建物取引士 第二議案」と検索し、一部の改正案を見ていました
しかもちょっと経って徳能先生のブログを見たらもう「可決」についての新記事が出ているではありませんか!!
なんとスピーディー……ッ∑(゜Д゜)

しかし法律は施行の段階まで行かないとまだ意味ないですからね。ということは今年が最後の「宅地建物取引主任者資格試験」?というわけでしょうか
もし、早速来年から取引主任者資格試験ではなく取引士資格試験が始まるのだとしたら、先生の仰るように今年の宅建試験が如何に難化しようが来年以降の取引士資格試験のレベルよりはマシですよね。
恐らく就活を控えている学生さん、不動産分野へ転職を考えている社会人の方々などにとっては死に物狂いでも合格せねば!という感情になるでしょう
まぁ移行措置があればの話ですけど笑
移行措置がなければ今年の主任者試験に受かっても、
結局取引士試験で再試験ということになりますからそんな気は起きないでしょう。

そもそも我々合格者はどうなるんでしょうね
某掲示板や○○袋などで「不動産業に従事している者のみ簡単な講習などで取引士へ昇格させて、異業種の人や主任者証の交付すら受けていないペーパー合格者などは剥奪&再試験が望ましい」なんて囁かれています。
最初はバカバカしいと感じていたんですが、信用失墜行為の禁止や暴排規定など今回の取引士への変更の趣旨から考えればあながち間違いではないような気がしてきました。結局求められているのは「質」の向上ですもんね。
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