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シーズン2

行政事件訴訟法で1問(8)

2011年08月23日 00時09分00秒 | 行政法過去問

この論点は,一昨年(平成21年度)の行政書士試験の択一で出題されました(問題17

こちらの方は4択ですので(形式は異なりますが),行政書士試験の過去問対策がしっかりしていれば難なくいけるはずですが・・・

               「問題」

 仮の救済等に関する次のアからエまでの各記述について、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。

 ア 執行停止の申立てについては、裁判所は、一定の場合には、相手方の意見を聴かないで、執行停止を命ずる決定をすることができる。

 イ 仮の義務付けの申立てについては、裁判所は、一定の場合には、義務付けの訴えの提起がなくても、仮の義務付けを命ずる決定をすることができる。

 ウ 仮の差止めの申立てがされた場合、行政庁は、仮の差止めを命ずる決定がされるまでは、対象とされる処分をすることができる。

 エ 行政事件訴訟法には、当事者訴訟について、同法第44条の規定の適用を排除する定めはない。

   (参照条文) 行政事件訴訟法第44条 行政庁の処分その他公権力の行使に当たる行為については、民事保全法(平成元年法律第91号)に規定する仮処分をすることができない。

     (平成23年度新司法試験 短答式公法系科目 第35問)