過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

アル・マスカロン7

2014-09-21 18:33:50 | 旅日記
■カプチーノ
カプチーノを注文したら、「今夜は混んでいて、待たせて悪かったね。これは俺からだから、お代はいらない。また来ておくれ、店の電話はここだからね。」と、お店のカードとともに出してくれました。
優しいね。旅の空の人間が、この次、ここに来るのは何時だか分からなくても、そう言ってくれる。
ベネチアの飲食店は、本当にどこも優しい。
ホテルも穏やかで、優しい。ベネチアン・レースを買ったお店も、マスクを買ったお店も、優しかった。
観光地だから、といえば、それまでです。でも、人を迎えて街が成り立つことを、ちゃんと知っているのだと思います。そして、沈みゆく街で暮らしていくことが、はかない人生であることを知っているからではないかとも思いました。
すっかり、ベネチアひいきになった私です(ニッコリ)。

私が次にベネチアに訪れたら、きっとここにも立ち寄るでしょう。ベネチアの中の私のNostorano(故郷のもの)の一つになるはず...そういう店です。
■al MASCARON (アル・マスカロン)、Calle Longa Santa Maria Formosa 5225, Venezia, Itary


二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 今日食べたものへ
グルメブログ 今日食べたものへ">

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アル・マスカロン6:同じく定番

2014-09-21 18:21:37 | 旅日記
■パンナコッタ
...とくれば、同行者にすすめるのは、パンナコッタ(笑)。
カラメル(著者注=カスタード・プディングのことです)がなくて、残念だなぁといった彼のために、阿仁さんがキッチンに伝えて、焦がしカラメルをかけてくれたそうな(笑)。
料理の形よりも、美味しく食べるために、いつでも準備ができている...そんな気持ちをオステリアでも、感じました。
その自由なもてなしの気持ち! それがイタリアの魅力だと、私はしみじみ思いました。


二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 今日食べたものへ
グルメブログ 今日食べたものへ">

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アル・マスカロン5:マンマのドルチェ

2014-09-21 18:17:31 | 旅日記
懐かしくなるような気持ちになって、嬉しく食事をしました。武骨なおじさんも阿仁さんも、ニコニコしながら見ていてくれている。
さぁ、シニョーラ、ドルチェの時間だよ! ドルチェは自慢のお味は三つだよ! ティラミスとパンナコッタ、アイスクリームだよ。カラメルは今日は売り切れちゃったから、ね。また明日だよっ。
と、言われれば、最初に言ったものから、ご自慢をいただくことにします(笑)。

■ティラミス
私はティラミスが好きです(笑)。日本でだいぶ前に流行りましたが、それ以前に留学生の一人が、作ってくれたことがありました。寂しくなると作る、おうちの味といって。大きなボウルに作って、みんなですくって取り分けるといって。
本当はそういうのが、おうちのデザートだと思います(ニッコリ)。
ここのも、そういう優しい味がしました。
甘くて、ほろ苦くて。優しい気持ちになるのです。


二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 今日食べたものへ
グルメブログ 今日食べたものへ">

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アル・マスカロン4

2014-09-21 18:10:49 | 旅日記
■Liver alla Veneziane (ベネチア風レバー):レバーと玉ねぎのベネチア風、ポレンタ添え
炒め煮にした、とろんとした美味しい料理。これもヴェネト州のマンマの味、とのこと。
同行者の注文したセコントです。分けてもらって...胡椒とバルサミコ、それを纏ったレバーがとても美味しい。いいお料理だと思いました。
日本でも試してみたいと思いました。

美味しいっていってくれて嬉しいよっと、隣の席のおじいさんが言っていると、阿仁さんが話してくれました。
そうですよね、自分の国のお料理を異国のお客が、美味しいと言ってくれるのって、嬉しいものです。
まして、パクパク食べているのをみれば(大笑)。

このお店、たぶん名の通った店なのだと思います。
本当に息をのむようなきれいなお嬢さんが、一人、食事をしていて。雪のような白い肌に、バラ色の頬、青みがかった茶色の目が豊かな表情で、一目で虜になる。笑うと鈴をふるようで、声が柔らかく素敵でした。皆が声をかけるのを、やさしく返答するさまが、とても優雅で。小公女って言葉が似合う素敵な人でした。
女優さんだそうで、この近くに撮影しているのだと、阿仁さんが教えてくれました。
本当に楽しそうに、美味しそうに食事をする人を、見守る人の視線が優しい。いい場所でした。


二つの食の選手権に参加しています。一日一回、クリック応援していただくと、更新の励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 今日食べたものへ
グルメブログ 今日食べたものへ">

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アル・マスカロン3

2014-09-21 18:00:57 | 旅日記
■Salsiccia ed Polenta (サルシッチャとポレンタ)
サルシッチャの脂感と塩漬けされた粗挽き肉の美味しさに、黄色ポレンタの甘味がよく合う、一皿でした。
こちらはヴェネト州全体のマンマの味でもあると、教わりました。
今でこそ、パスタの王国ではあるけれど、ポレンタは昔から、こうして肉と合わせて食べてきたのだと、武骨なおじさんが、にこにこするのを嬉しく見上げました。

懐かしいお料理の話をするときの、人の笑顔に国籍はないと感じます。
だから...紛争地の子供たちに、お互いの料理を食べて、お互いの懐かしい話をする機会があったら、いいのにと、願っています。お料理だけでは解決しない深い溝があっても、お互いが同じ人間なんだと気づいてほしいと願うのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする