小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

かよこの脱走劇

2016-07-03 | 犬&猫との暮らし
2016年も、早くも半分が過ぎてしまった。
下半期に突入した7月1日、夜9時くらいから
妹ファミリーの老猫かよこを預かった。

ここのところ暑くなってきたので、窓を開けておくことが多い。
かよこ預かり時は気を付けないと、かよこは網戸を開けて出て行ってしまう。
そこで、簡単に開かないように工夫していた。
テラスに通じるガラス戸は、ちゃんと工夫したのに……。

ところが、仕事部屋の窓を8センチくらい
開けたままにしていたことを忘れていたのです。

1日目の夜中、かよこはいつもの夜遊びにご執心。
鳴いたりわめいたり、あちこちうろうろしたり、エサをせがんだり。
「ああ、かよこ、うるさいよ~」などと言いながら、
こちらも覚醒とうとうとを繰り返して迎えた朝、
6時ごろ、家の中のどこにもかよこがいないことに気が付いた。

仕事部屋に行ったら、なんと網戸が開いていた。


椅子伝いに、出窓に置いてある複合機の上に乗り、
力づくで網戸を開けて出て行ってしまったのだ。

それからというもの、仕事をしながら1時間置きに外に出て、
小さな声で名前を呼びながら、マンションの周りを探して歩いた。

「かよこーっ! かよこーっ!」
「誰がいなくなったんですかっ?!」
「あっ、いえ、ええーと、ね、猫です」
「はあ?」

と、いうことが、かつて一度あったので、
大声は出さずに「かよちゃ~ん、かよこ~」と控えめに呼びながら、
塀の下をのぞき込んだり、草木を分けて見入ったり、
たいへん怪しいおばさんになっておりました。

土曜日は30度を超す真夏日になるというから、心配した。
なにしろ15歳の年寄り猫だし、家猫だから、
ちゃんと戻ってこれるだろうか、とハラハラしながら周回を重ねた。

夕方6時を回った、何度目かの捜索のこと。
マンション敷地内の傾斜地の草地にかよこらしい猫の姿が…。
私がやや大きめなしーしー声で名前を呼ぶと気が付いて、
「ニャー!」とは聞こえなかったが、そのように口を開け、
一瞬こっちに来ようとした。けれど運悪く、
すぐ目の前の路地に車が入ってきて、人の気配がしたものだから、
かよこは草むらに引っこみ、再び私から見えない場所に姿を消した。

それでも近くにいることが分かってほっとした。
私はすぐに出先にいる妹に、かよこが近くにいる旨を報告し、
おなかがすいて戻ってくることを期待して待った。

が、しかし、暗くなっても、いっこうに帰還せず。
おかしいなあ、食いしん坊だから、
おなかをすかせて、帰ってくるはずなんだけどなあ。

もし4階の自分の家のベランダに戻ったとき、中に入れるように、と思って、
妹の家のベランダ側のガラス戸(網戸)を10センチ程、開けてきた。
1階のほうがアプローチしやすいと思うのだけど、
うちにかよこは戻らず、まんじりともせず夜が明けた。

早朝、うちの庭にもマンションの周辺に気配がないので、
妹のうちを見に行くことにした。
合鍵で玄関を入ると、リビング扉の擦りガラス越しに動くものが…。
期待通り、かよこは自宅に帰っていた!

しかし、4階のベランダに、どのように伝っていったのか。
「腐っても鯛」じゃなくて「年をとっても猫」。
ニャンパラリの身の軽さには脱帽である。

何食わぬ顔で「ニャーニャー」言いながら、
足にまとわりつくかよこ。かわいいんだけどねえ、
まったく、もうやめてね、年寄りの冷や水ですってば。


さすがに疲れたご様子。クーラーをかけた部屋で休養中
コメント (2)
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レンチキュラーのような作品

2016-07-03 | つぶやき
晴子さんの手の込んだ立体作品。
正面から見る絵と、左右から見る角度によって絵柄が変わる、
レンチキュラーのようなステンドグラス。

    
左から順番に、正面から見た作品、左から見た絵柄、右から見た絵柄

私ではとても思いつかないなあ。
頭がこんがらがってしまう。

木枠に細い釘を打ち込んで作品を止めるなど、
ステンドグラスの設営は想像もしない作業があり、
私にとっては非日常的な体験ができて面白かったし、
晴子さん自身が肩肘を張っていない気さくな人なので、
終始呑気で楽しく、とても心地よい時間だった。
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