盲導犬のオスカー君が何者かに刺された際、
吠えなかったという報道を受けて、
「抑圧されて働かされる盲導犬は可哀想」という声や
「痛みに耐えさせる訓練をしているのか!」という怒りの声が
盲導犬を育成している団体や利用者さんなどに届けられたそうだ。
今日、全日本盲導犬使用者の会が急遽、声明を出したけれど、
同会で訴えているように、犬は適切なしつけがなされ、
愛情と良質な飼育環境が与えられ、人間と信頼関係が結ばれていたら、
攻撃的な行動に出たり、むやみに声をあげる必要がないから
吠えたてたりしないのです。
盲導犬に限らず、聴導犬や介助犬などの補助犬、
警察犬、麻薬探知犬、救助犬、検疫犬などの使役犬はみな、
抑圧されて働かされているわけじゃない。
なので「抑圧されて働かされる盲導犬が可哀想」などと
心配しなくてもいいし、どの使役犬も痛みに耐える訓練などされていない。
全日本盲導犬使用者の会では
「彼らは抑制されることにより声をあげないのではなく、
人間を信頼しているからこそ声をあげないのです」と述べている。
ほんとにその通りだと思う。
家庭犬だって飼い主を信頼し、そういう関係を結んでいたら、
むやみに吠えまくることはしないと思う。
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