小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

「もんじゅ」くん、ひとまずヨカッタが

2011-06-24 | つぶやき

 高速増殖炉「もんじゅ」の落下装置の引き抜きが成功した。午後からの作業が難航し、夕方から再開されることになり、心配していたが、本日未明に無事完了。ひとまずヨカッタ。

 これまで事故を起こした「もんじゅ」くんを維持するために、1日5,500万円もかかっていたのだ。この10年の私の稼ぎより大きな額を、たった1日で食い潰してきた「もんじゅ」くんはただの金食い虫だったのだ。

 原子力保安院は「再稼働に向けて頑張る」ようだが、この「金食い虫」以上に不安だらけの「地球破壊装置」を、まだちっぽけな人の手で何とかしようという神経が分からん。

 「もんじゅ」くんも地球破壊規模の金食い虫だが、もっと驚いたのが、東電の清水社長の退職金が6億円だという情報だった。
 でも、「もんじゅ」くんは1日5,500万円、10日で5億5000万円、「それに比べたら、私の退職金は安いものだ」な~んて言ってくれちゃあ困る。

 原発事故の賠償財源を捻出するため、社員の退職金や企業年金を削減すべきだとの指摘に対して、かの清水社長は「老後の生活資金に直結する。現時点では検討していない」と拒否したというが、被災地の再建を目指す地元の人達は、老後どころか今、「二重ローン」問題で首を絞められている状態である。

 原子力村の人々は本当に恐ろしい人達だ。政治家は1票の行方に有権者の顔色をうかがいもするだろうが、官僚や国に守られた企業の面々は有権者など屁でもないので、非情なことを次々とできるのだろう。

 中国には「苛政は虎よりも猛し」という言葉が伝えられているが、悪政がはびこる領地に住むなら、まだ虎の住む場所に暮らすほうがましという意味で、まさに今、日本はそんな状態かも。


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1 コメント

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Unknown (サトウ)
2011-06-24 20:47:39
これだけの大惨事を引き起こした組織の最高権力者が、円満に辞めて6億もらう……。他の国の大統領なら資産すべて凍結されて、国外亡命というのも珍しくないのに。辞めることでなんの責任が果たされるのか。
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