小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

ワンカラ決行

2014-08-15 | つぶやき
 昨年「ワンカラ」「ヒトカラ」という言葉を聞いたとき、流行に疎い私は何のことだか、すぐに分からなかった。何のことはない、1人カラオケのことだったのだけど、そうか、やはり気ままに1人で出かけたいというニーズがあるのだなと思った。

 ここ数年は、老いた病気の犬たちに留守番をさせて、友人と約束してまでカラオケに行くということはなくなり、行くにしても、歩いてすぐに帰宅できる駅前のカラオケ店に、年に数回、妹を誘って行く程度だった。

 ただ「ちょっと歌いたいなあ」と思っても、小学生の子どもがいる妹を年中、誘い出すわけにもいかないし、友人とは飲みながらのおしゃべりに夢中で、カラオケに誘ったことがない。なので、その「ワンカラ」をいつか決行してみたいと思っていた。

 でも、1人で外食することは平気なのに、おかしなもので、なぜか1人でカラオケに行く勇気(?)がなかったのである。

 今年に入って妹と駅前のカラオケ店に行った際、何度か60代、70代とおぼしき女性たちが1人でカラオケを楽しんでいる場面に出くわし、ヤヤヤ!と思った。このようなおばさま方にもワンカラは浸透しているのか。

 
 考えたら、1人でカラオケ店に行く勇気と、下手な歌を仲間に平気で聞かせる勇気を比べたら、本当は後者のほうをよほど勇気のいることじゃないか? そう思ったら、我ながらちょっと笑えた。その日から1人カラオケは「今年やってみたいこと」のひとつになったのである。

 今年のお盆休みは、本腰を入れる仕事の下準備に当てるつもりでいたのだけど、思いのほかそれが早く整ったので、2日間ばかりのんびりすることにした。そして、昨日とうとう意を決して1人でカラオケ店に行ってみたのであった。

 お盆休み中ということもあり、いつも利用する駅前のカラオケ店は昼間なのに混み合っていて、受付で「10分ほどお待ちいただくことになります」と言われた。初めての1人カラオケなので、最初からオドオドしていたため「待ってまでしなくても…」と気弱になりかけたところ、奥から「歌い終わりました~! ああ、スッキリ!」という感じで、満足気な面持ちのおばあさんが出てきたのである。

 私はその人を見て、心を強くした(って、そこまでビビること、ないのにね)。仲間だあ!と思った。

 多分、そのおばあさんが歌っていた部屋が空いたのだ。入れ違いに、そのワンカラ先輩が使っていた部屋に入った私は、1人調子っぱずれの愛唱歌を熱唱したのであった。

 そのカラオケ店の会員カードも作ったことだし、この先、歌いたくなったら、ちょこっと出かけて行っちゃうもんね。1人でももう大丈夫!

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