小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

『うまれてないからまだしねない』

2014-04-14 | つぶやき


 来る4月19日(土)~27日(日)、池袋にある東京芸術劇場シアターイーストで、範宙遊泳が『うまれてないからまだしねない』を公演する。

 って、芝居をよく知っているような口ぶりだが、実は「範宙遊泳」という劇団名も私は初めて知ったのだった。

 古い友人でジャーナリストの坂本衛氏の娘さん、坂本ももちゃんが劇団「範宙遊泳」と劇団「ロロ」(カタカナで「ろろ」)の制作を担当している関係から「ぜひ観てくれろ」というお知らせが来て、「それでは」ということでチケットを予約した。
 作・演出は、いま売出し中の若手の中で最も注目されている演出家のひとりである山本卓卓(すぐる)氏だそうで、この方はももちゃんの旦那、つまり坂本氏の婿にあたる人であるから、坂本氏も応援しているわけですね。

 まだ見ていないので「こんな内容です」と自分の口からは伝えられない。見ても、きちんと伝える力があるかは疑わしいので、プレス用の紹介文から少し抜粋しておきます。

■範宙遊泳×東京芸術劇場

 2011年、東京芸術劇場が主催する芸劇eyes番外編『20年安泰。』、続いて2012年には東京芸術劇場リニューアル記念『東京福袋』に参加してきた範宙遊泳が、2014年初春、「 eyes plus 」単独公演最年少アーティストとしてついに東京芸術劇場に登場します。

 
 今はもう、ただおもしろい作品を作った。で、おしまい。とは言えない時代になってきているのではないでしょうか。
 自分たちの作品が、観客自身の血肉になっていくことが、私たちのような若い表現者が、社会とつながって生きていくことだと思います。

 山本卓卓と範宙遊泳はそのことを強く感じ、演劇と社会が接点をより多く持てるよう働きかける作品を日々創作しています。「生と死」「過去と未来」「物語と現実」など対比したモチーフを扱い、人間の日常のごくありふれた些細なことに焦点を当て、観客の価値観の転換を促します。

■新作公演『うまれてないからまだしねない』とは?

 2011年3月11日、それまで、と、それから、に、明確に線が引かれました。
 あの日、我々は「どうしようもなく理不尽な多数の生命の死」は存在するのだ、ということを知りました。知ってはいたけれどもそれまではいわばフィクションとして認識していたこと、が、突然現実になった、ともいえるかもしれません。

 
 あの日からフィクションは、「未来に起こりうる現実」になりました。
 そう考えると例えば新たな大地震も、放射能汚染も、隕石衝突も、老人が突然膨らんで風船になって若者が針で突く光景も、等しく現実になるかもしれません。なにが起きても不思議じゃない世界に、なってしまいました。

 
 「たとえ明日世界が終わるとしても、妊娠している女性は、産むよね?」
 これは、本作品構想の初期段階で山本卓卓がぼそりと言った言葉です。
 終末に向かう地球で、生命を継続させる/させない、選択肢のある私たち人間は、どのように未来を生きる/生きない、のでしょうか。もう誰も、関係ないふりはできません。

 
●東京芸術劇場
 https://www.geigeki.jp/performance/theater050/

●範宙遊泳 ★★★チケット予約もこちらから★★★
 http://www.hanchuyuei.com/top.html
 ※ネット予約すると、確認メールが来ます。あとは当日、劇場受付で名前を言い、支払っていただきます。
 ※ネットがご不自由な方は、携帯090-6182-1813も可

 ということであります。 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 震災関連図書の紹介のために | トップ | さまざまな桜 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
拡散深謝 (坂本 衛)
2014-04-20 21:59:09
感想もぜひ書いてくれろ
※「くれろ」なんて妙な日本語、初めて使ったわ。
返信する
とても面白かった! (トチ母)
2014-04-21 18:56:59
若者たちのお芝居、よかったよ~! もう一度観てもいいなと思ったくらい。
時間があるとき、なるべく早くにちゃんと感想を書いておきます。
返信する

コメントを投稿

つぶやき」カテゴリの最新記事