小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

右翼(?)の妨害

2012-05-11 | つぶやき

 5月5日、「さよなら原発1,000万人アクション」の「原発ゼロの日 さようなら原発5・5(ゴーゴー)集会 」に参加した。
 
 この集会は、唯一稼働していた北海道電力泊原発の3号機が定期検査に入り、この日の夜、すべての原発が停止するということで、原発の再稼働はごめんだよ~ということをアピールする集会で、呼びかけ人でルポライターの鎌田慧さん、作家の澤地久枝さん、落合恵子さんほか、講談師の神田香織さん、落語家の古今亭菊千代さん、北海道平和運動フォーラム事務局長の長田秀樹さん、韓国・環境財団代表のチェヨルさん、原子力資料情報室共同代表の山口幸夫さんのお話を聞いたあと、集会場所の東京・芝公園から、東京タワー、芝大門、旧芝離宮庭園などを巡って浜松町駅までデモを行ったのでした。

 北海道平和運動フォーラム事務局長である長田秀樹さんのお話でびっくりしたのは、泊原発の避難路が確保されていないということ。泊原発に不測の事態が発生し、いち早く原発から遠ざかろうにも、そのためには一旦、泊原発の方に向かい、そのぐるりを経由しなくては逃げられないのだそうだ。

 フクイチ事故の後も避難路の確保はされていないという。いくら高橋はるみ北海道知事が経産省のOBだからって、そこまで無策なのはなぜなのか。いくら北電役員から献金を受けているからって、そこまで道民を危険にさらさなくてもよかろう。


        

 この日の集会には、エネルギーシフトパレードと違って、革マル派の人やさまざまな労働組合の人達がギシギシと集まっており、それらのはためく幟の間に「大地を守る会」の旗を見つけたときには、なんかホッとしてしまった。

 だって、目をギラつかせた公安の人達が何人も潜伏していて、ある労組の男性が何かわめいたりしていて、そういう事態に慣れていない私は一人ドキドキしてたんだもの。


 で、デモの最中には、右翼(?)の妨害に遭ったりして。
 といっても、対向車線の路肩から口汚く野次られたり、街宣車を連ねて「てめえら、分かってんのかよ!」とマイクでがなられたりしただけなんだけど。警官がたくさん街宣車を取り囲んでいたりして、私にとってはかなり物々しくて、その横を通る時、少し荒んだ気持ちになった。


 「あの人たちは右翼なの?」と一緒に歩いていたカサラハさんに聞いたら、「その辺は線引きが難しいけれど、少なくともこの人らは原発推進団体などに金で雇われて、こういうことをしているのでしょう」と言っていた。

 改めて「右翼って何だ?」と思ったので、安易にウキペディアを見てみたら、「日本の右翼」という欄に、

 日本では一般的に、公道を騒音を撒き散らしながら走行する「街宣右翼」が広く知られ、これが1945年以後の右翼の主流と位置づけられることもあるが、街宣右翼の中には暴力団と表裏一体の右翼団体(仁侠右翼、右翼標榜団体)もおり、これらは政治運動には参加せず、企業恐喝などを主とした運動を行うなど所謂、右翼を偽装した『似非右翼』と言われる。 

 日本の右翼団体は、通常は観念右翼、正統右翼、仁侠右翼、革新右翼(国家社会主義)、街宣右翼、宗教右翼、新右翼(民族派)、行動する保守などに分類される。「右翼団体」の呼称はあくまで左翼との比較における名称であるため、自ら右翼団体と標榜することはなく一般には「愛国者団体」という表現をする(連絡機関の団体名にも「愛国」の文字が見られる)。 

 などと書いてあった。そうね、単に「左翼」に対しての「右翼」だものね。
 
 何だかよく分からないけど、右翼だろうが、そうじゃなかろうが、きちんと論戦を張るのではなく、初対面の知らない男からひたすら狂気じみた濁った目つきで睨まれて、「てめえら」とか「頭の中が腐ったブタ野郎」とか、礼節もないご挨拶をされる筋合いはないわけで、私たちだって原発をなくせば多くの失業者が出ることも分かっているし、決して簡単に収束できることではないことくらい痛いほど分かっている。


 仕事の手配師として、原発に作業員を送り込んで金儲けしている、その手の人々から「てめえら、どうすんだよ、ええっ!」とすごまれても、すごむ相手が違うわよ。すごむんだったら、このお粗末な事態を引き起こした東電と政府にすごんでくれ、と思うのだけど、ねえ。


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1 コメント

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誰の味方? (モラ)
2012-05-14 13:09:48
かれらのモットーは「強きを助け、弱きを挫く」なんだと思います。
「愛国」と「国民愛」とは対極にある概念のようですね。鳩さんがかつて唱えて選挙に勝った民主党の「友愛」というのがどっちに近かったのか。政権が変わったら馬脚を現しているようですね。

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