<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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年末に携帯電話を機種交換した。
私としては普通の携帯電話で良かったのだが、嫁さんが、

「iPhoneにしたいから」

という理由で私の携帯もiPhoneになってしまった。
自分がそうしたいからという理由で私まで巻き込むとは。
とはいえ、話題のスマートフォンiPhoneは使ってみれば実に便利なツールなのであった。

元々私は長年、ソフトバンクの利用者なのであった。
関西デジタルフォンの時に契約し、以来Jフォン、ボーダフォンと会社が代わっても、ずっと同じキャリアを使い続けていたのだ。
そして数年前、ボーダフォンがソフトバンクに代わってすぐに機種交換に行ったところ、

「機種交換、かなり高いですよ。それでもやりますか」

という具合にソフトバンクショップで突っ慳貪に対応され、
「社長も下品なら、末端の販売店まで下品になるとは。もうソフトバンクは使わない」
と即断し、三軒となりのauショップへ行ってキャリアも変えてしまったのだ。

その直後、アップルから初のスマホiPhoneが発表された。

長年Macユーザーの私はとっても残念に感じたのだが、ソフトバンクを使用するくらいならiPhoneなど要らないとばかりにずっと一般携帯電話、機種はソニーエリクソンを使用し続けていたのだ。

ところが状況は変わった。

昨秋、iPhoneがauからも発売された。

「やっぱり、○○さんもiPhoneでしょ」

と周囲からは言われていたが、

「スマホは要らない」

と勝手に決めつけていた私は、なかなか買おうとは思わなかったのであった。

ところが嫁さんの機種変更というきっかけで、ついでに機種交換をすることになり、私もiPhoneを手にすることになったのであった。

このiPhone。
直感で使用できるApple製品にしては操作を覚えるのに暫し手間取ったのであった。
電話のかけ方。
アプリの使い方。
メールの設定。
ネットの閲覧方法。
などなど。
とりわけ電話のマナー機能設定がよく分からず、どうしても着信を消すことができなかったのだ。

産経新聞のニュースによるとニューヨーク・フィルの演奏中、携帯電話がなったために演奏を台無しにした人が、帰宅後自分が原因だったことがわかり陳謝した、という記事が載っていた。
台無しにした人はiPhoneを所持していたというのだが、きっと初期の私のようにマナーモードへの設定方法がよくわからなかったのに違いない。
他人ごととは思えない、結構重要なニュースだと思った。

それにしても帰宅したから自分が原因だったと気づいた男性が指揮者に連絡をして陳謝したというのにはもっと驚いた。
マナーモードにしなかった失態はどうしようもないが、正直で、とっても紳士的な対応だと感心したのであった。
ニューヨーク・フィルのファンはみんな紳士なのかもわかならない。

なお、私の初めてのクラシック音楽のライブ鑑賞は大阪フェスティバルホールでのバーンスタイン指揮のニューヨーク・フィルであった。

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