平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

越境汚染による光化学スモッグ

2010-08-04 23:40:31 | 環境問題
昨日、福山に出張した。山陽自動車道を車で走った。往きも帰りも空気が汚く澱んでいた。光化学スモッグだ。光化学スモッグは都市部に発生するものであるが、どこに行っても同じなのだ。田園地帯の空気もどんよりと濁っていて、車内にいても息苦しさを感じるほどだ。ところが、今日は昨日とは打って変わって朝から澄んだ空気が広がっている。昨日の光化学スモッグが嘘のようだ。昨日は発生して、今日発生しないのはなぜか。気温は昨日も今日も35度。条件は同じだ。原因は越境汚染だろうと、いつもお世話になっているサイトを調べて見た。結果は予想通りだった。
添付画像は東アジアの大気汚染物質の分布図だ。左が昨日で、右が今日だ。昨日の図を見ると、日本は、ほぼ全域高濃度の大気汚染物質に覆われている。今日の図では、日本の上空に汚染物質はない。南東の風に押し流されて、汚染物質ホールができている。これらの図から明らかだ。光化学スモッグは中国から飛来した大気汚染物質が原因だ。中国からの越境汚染が無ければ、広島では光化学スモッグなど起きないのだ。
何度でも言う。CO2など日本にとってはどうでもいい問題だ。政府は越境汚染を何とかしろ。

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